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June 28, 2009

「09世界報道写真展」を見に行く

Tiket「写真展のチケット」
▼土曜日は恵比寿ガーデンシネマに行った。いや最初は日比谷の「レスラー」に行ったのだが、時間を間違えてしまい。上映開始まで1時間半もあるので、こちらにした。先週の「AERA」に藤原帰一が紹介していた、「扉を叩く人」だった。ご紹介するのは明日以降にする。いや毎回書いているが、書くには30分以上かなり集中しなければならない。休日までそれをするのはかなり辛い。だがブログを読んでくださる平均時間は50秒くらい。ちゃんと理解してくださっているのだろうか、と余計な心配をする。またまた初日初回だったので「ぴあ」のインタビューを受けた。「今度は写真を間違えないように入れてくれ」とハッパをかけてきた。
▼隣の東京都写真美術館で「プレスカメラマンストーリー」をやっていたので、映画始まる前にチケットを買い最初に見た。戦前から1960年代まで活躍した日本のカメラマンの撮った写真が中心になっている。戦前の現人神と言われた天皇の視察から戦後の「ああそう」の言葉で有名になった「行幸」姿まである。ここで一番衝撃を受けたのはベトナム戦争に従軍した記者が撮影した、捕まった高校生の銃殺刑の一部始終だ。教誨師の説教から、あの市場の一角で土嚢を積んだ場所で公開の場所での一斉射撃。そして倒れ崩れた高校生の耳穴に拳銃でとどめの一発を撃ち込むところまで記録されている。マクナマラを狙って捕まったグエン・バンチョイのそれは余りにも有名だが、こういう無名の人びとがこのように無残に射殺されたのだと思うと、見ていて振るえが止まらなくなる。また珍しく本多勝一の写真も数枚展示されている。これは2階の会場で開かれている。
▼わたしが「週刊金曜日」の告知で見たかったのはこれではない。地階の「2009世界報道写真展」のほうだがうっかり間違ってチケットを買ってしまった。今年の展示で一番有名になったのはオハイオ州で、経済危機で住宅ローンを支払いできなくなって、居住者が立ちのいた住宅を警官が拳銃を持って、違法に居住していないかどうかパトロールしている写真だ。小さくて分かりにくいが拳銃はグロック9ミリで銃身の下に小型のライトが付いている。居住者を拳銃を持って追い立てるというのは、「怒りの葡萄」時代と何も変わっていないと思う。映画もとても良かったが2つの写真展は一見の価値がある。

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