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June 11, 2009

グレゴリー・ペック主演の2本をWOWOWで見る

▼WOWOWではこの数日朝8時からグレゴリー・ペックの特集をしている。録画して見たのは「頭上の敵機」と「キリマンジャロの雪」の2本だ。前者の「頭上…」は舞台となるのはイギリスのアーチベリー飛行場で、アメリカ空軍第918爆撃隊の基地だ。前任の司令官はドイツの基地を破壊すべくB17を出撃させる。しかし猛攻撃を受けた編隊は4分の1を失ってしまう。空軍は通常3分の1を失った場合、ローテーションが利かないので全滅とされる。そこに乗り込んだのはサヴェージ准将(ペック)でドイツの軍需工場を壊滅させるために、乗り込んで来て軍律を厳格に当てはめて運用する。基地は昼間から酒保の入り浸って規律も滅茶苦茶だった。准将は規約に基づき処分を断行し訓練を続ける。しかし隊員たちの指揮は上がるどころか下がる一方。挙げ句は全員から他の基地への移動が出される。
▼アカデミー賞を受けたという割にはまったく面白くない。最後の20分くらいは実際の空中戦のフィルムを使っているので迫力満点だ。しかし他に見るところはなかった。この数日アメリカが「最新鋭戦闘機F22を日本に売らない」という事が問題になっており、朝日ではご親切に価格や機能の対比表まで掲載されている。しかしその選択肢はあくまでもアメリカの戦闘機でしなかい。実はここが日米安保条約の縛りなのだ。こんなのやめて国際公開入札にしてしまえば良い。おそらくロシアあたりは最新鋭機をかなり安い価格で提示してくるに違いない。カネがないのだからなにもアメリカの言いなりになって、相手の言い値で高価な戦闘機など買う事はないのだ。
◇「キリマンジャロの雪」どうやらヘミングウェイの自伝でもあるようだ。キリマンジャロと言えば「行ってQ」のイモトアヤコは近くキリマンジャロに登った番組を流すらしい。先週の日曜日にイモトがあえぎながらキリマンジャロに登っている予告画像が流れた。映画の最初で5800メートルのキリマンジャロでは雪が被っており、そこには豹の冷凍になった死骸が転がっている。こんな高い所に何をしにやってきたのか分からない、という言葉が出てくる。主人公の作家は妻ヘレン(スーザン・ヘイワード)を連れて狩猟に来ていたが足が壊疽になり「自分はもう死期が近い」とわめいている。ヘレンはけなげに介抱し救援の飛行機がやって来るのをひたすら待つ。作家はアル中気味でウィスキーのソーダ割を持ってこさせようとする。しかし妻は「アルコールが身体に良いはずはない」と言って取り上げる。その熱病と昏睡状態の中で、作家のパリ、スペイン市民戦争での恋愛遍歴が次々出てくる。
▼最後の方になって地元の祈祷師がやって来て作家は頼むという。だが妻はそれを拒否して自分でカミソリを使い、本を読みながら傷口を切開する。すると翌朝は幻想も消え木に止まっていた死に神のコンドルもいなくなっていた。しかし最初の冷凍された豹の問題はなにも解題されていなかった。これは原作を読まねばと思った。
▼きょうから1週間ほど仕事は戦闘モードになるので、ただ働きの原稿はすべて昨晩中に仕上げた。明日は「路上のチェリスト」について書く予定だ。

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