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June 17, 2009

◇「ラスト・ブラッド」を見る

▼先週バラエティ番組を見ていたら、主演のチョン・ジヒョンがこの映画に主演している事が分かったので迷わず出掛けた。映画のポスター自体は前々から見ていたがオドロオドロしていてとても見る気持ちにはならなかった。しかし主演が彼女とあれば迷うことはない。チョン・ジヒョンとはあの「猟奇的な彼女」主演した女優だ。わたしは公開当時映画館が代わるたびに足を運んだ。バラエティ番組ではえなり・かずきが彼女のファンという事で都内の茶室や甘味店を案内していた。そして最後の極めつけはレストランで、えなりがピアノで一生懸命「パッヘルベルのカノン」を弾いていたのは大笑いだった。
◇「ラスト・ブラッド」映画自体はそれほどみなさんのお勧めできる内容ではない。わたしだってジヒョンのファンでなければ決して足を運ぶことはない。日本の応仁の乱のころ16歳の女子学生サヤはオニゲンという人達に父親を殺された。現代に甦ったサヤはバンパイヤとなったオニゲンの末裔たちと戦い、父親の敵をとろうとする。フジという在日米軍基地のアメリカンスクールにサヤは転校していく。そして剣道の授業のとき、親しくしてくれた級友のアリスに、別の女子学生に化けたオニは真剣を持って襲いかかる。サヤはアリスの危機知って自分もまた剣を使って彼女を救う。
▼サヤを支援するのはCIAを装ったはオニ殲滅のために作られた組織、カウンシルだ。だがカウンシルの存在もアリスの父親である基地の司令官に、偽物だと見破られてしまう。サヤは彼らの協力を得ながらオニを探し求める処刑人としての日本に潜入する日々を過ごしていた。アリスの父親はオニに殺され、品川の戸越銀座あたりに潜伏しているが、オニもまた彼女を追って亡き者にしようとしている。その狭い通りでサヤとオニの決闘が繰り広げられる。二人はそこを脱出して、軍用トラックに乗ってどこかに逃げるがオニたちと剣道の教師に化けた親玉は必死に二人を追っていく。
▼先回りしたオニの女親分(小雪)はカウンシルの一人を殺害して、サヤがやって来るのを待ち受ける。だが親分をやっつけるのにサヤ一人では危ないと感じた、育ての親カトウ(倉田保昭)は自分一人で対決しようとする。しかし多勢に無勢カトウに危機がやってくる。カトウにここを立ち去れと命じられたが、「一人にはできない」と泣きながら戻るサヤ。チョン・ジヒョンは再びセーラー服姿に日本刀をきらめかせ、華麗で舞うような殺陣を見せてくれる。「ウィスキーがお好きでしょう」の小雪は「ラストサムライ」の時よりもかなり演技が上達した。日本のフルデジタル・アニメ『BLOOD THE LAST VAMPIRE』を実写映画化したもの。

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