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June 09, 2009

7日夜NHKETV特集「戦争を着た時代」を見る

▼今朝は定期検診で血液検査があったのです。空腹でクリニックまで行く必要があり、7時半に家を出て徒歩7分のクリニックに並びました。しかし順番は早かったのですが、天気が昨日より良いため客が出足が多く、終了まで2時間もかかってしまいました。おかげでクーシネンの「革命の堕天使たち/回想のスターリン時代」を半分読み終える事ができました。
▼昨日朝日の夕刊2面にレアメタルを手配する仕事をしている人が登場していました。タングステンの原鉱石を求めて主としてロシアなどに出掛けるのです。題して「ひとり総合商社」。デスクの写真が掲載されていましたが、わたしの机の上の状態にかなり似ています。そして一人総合商社というのも規模はまったく違いますが同じ。目的のタングステン鉱石を採掘して買い入れるという仕事とともに、価格を下げた場合、どうやって元を取るのか。それに付随して相手の土地をみて付加価値をつける話は大いに参考になりました。そのひとり商社西野元樹さんの法則とは「1)相手のニーズを見つけ出す。2)常に最悪の状況を想定する。3)信頼の有無が成否を決める」、というものです。それで日本国内のシェアは約3割というのですからもの凄いです。
▼「7日夜NHKETV特集「戦争を着た時代」を見た。メインの乾淑子さんは2年前に丸の内丸善でご自身の著書を発行された時フェアをやっていたので見に行った。このことはブログでも少々ご紹介したが、着物の実物も数点展示してあったのを覚えている。日本は日清戦争に勝利したときから、着物の図柄に武器や敗者と勝者をデフォルメして登場させるようになった。一例が子どもの図柄であるが、日の丸を振る日本の子ども、ひれ伏しそれに従う清国の子どもだ。具体的に云うと日本の子どもは持ちを食べ、清国の子どもはその持ちを差し出す。持ちには日本が占領した地域の名前が書かれれている。最初はおそらく流行を取り入れているから格好が良いという事で競って着られたのだろう。それが日露戦争から太平洋戦争になっていくと、国の思想統制に迎合するようになる。一番激しいのは「肉弾三勇士」の例だ。着ることによって国威発揚を狙い、日の丸は愛国心をくすぐる役割を果たす。すなわち中国人を処刑する場面までその図柄に入る。それどころか一日三回食事に利用する食器にまでそれらの図柄が描かれている。食器はもう政府や軍部の指導ではなく「迎合されたもの」として権力にすり寄った一環として考えられたのではないか。
▼ナチズムも日本のファシズムもソ連のスターリニズム、そして中国の毛沢東礼賛にしても、すべて支配者の顔色を窺う姿勢がますます全体主義を加速度化させていくのではないだろうか。いやこれは過去の事ではなく、今現在わたしたちの周りによどんだ澱のように出るチャンスを狙っているのだ。

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