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July 10, 2009

万葉集大迫皇女の歌

▼NHKで火曜日夜に放映されている「知る楽」という番組は一度ご紹介したがかなり面白い。前のシリーズである「お経巡礼」は終わって、今は「裁判員制度への道」という番組で一橋大学の青木人志が今は解説している。日本が近代国家入りをしようとしたとき、獄門さらし首のような事をしているのでは、とうてい近代国家に仲間入りすることは出来対と指摘したのは、フランスの学者だった。彼は人民が裁判に加わるよう提言したが、フランス時代の教え子であった井上毅(こわし)によって反対され、それは実現しなかった。このフランス人学者は同日午後11時からの「爆笑研究」でも刑事訴訟法の研究をしている後藤昭によって紹介されていた。
▼初回の番組を録画し忘れて再放送の7日午前5時からの番組をセット録画した。始まる前に「万葉集」の番組があった。これは毎日5分間放映されている。この日はちょうと大迫皇女の「我が背子を大和へ遣ると小夜更けてあかとき露にわが立ち濡れし」だった。昔読んだ記憶を取り戻してとても懐かしかった。それにその数日前には近代的な短歌を(プロレタリア短歌とでもいおうか)を見ていたので、こちらの方が遥かに新鮮な感じを受けた。この背子とは愛人や夫の事ではなく、実の弟の大津皇子が姉を密かに訪ねてきたのだ。いかし皇子は謀反を企んでいたとして死刑になってしまう。会いに来てくれたのは嬉しいが、先の運命を知って悲しんだのであろう。

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