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August 09, 2009

渋谷警察所前でバカ騒ぎするマスメディア

▼この2日間予測したように麻薬吸引容疑で出頭したSは現代のさらし首状態になっている。わたしの周囲にいる専門家の話では、指名手配されたあと逮捕されると、判決で執行猶予がつかなくなるという。だから逮捕される前に自主的に出頭した、という。しかし渋谷警察署前のマスメディアの賑わいは近所の夏祭りの祭礼よりも賑やかである。デカイカメラを持った「記者」たちが右往左往している。もっと他にやることはないのか?昨日ご紹介した「週刊金曜日」8月8日号でも立命館大学の浅野健一氏は、容疑者の引き回しについて指摘している。大阪府警の話だが、容疑者を逮捕して記者会見をするとき、出席を確認するために出欠をとっているという話がでている。さらに記者たちは容疑者を逮捕するまで追い回さないから、警察に入る瞬間を写真に撮らせろと要求しているというのだ。
▼恐るべき事と云うべきか、情けないと言った方が正しいのか。警察と新聞記者は最早「持ちつ持たれつ」の関係にあるのだ。昨晩のTVを見ているとNHKをはじめトップニュースだ。それで警察車両に乗ったS容疑者の顔の一部分が映っているのを、「S容疑者が逮捕された」と各社一斉に報道する。これはいったいどういう意味があるのだろう。考えて見ると江戸時代に罪人を裸馬に乗せて市中引き回して刑場に引っ立て、さらし首にするのと同レベルの話になる。昨日の朝日ニュースター「愛川欣也のパックインジャーナル」でも「視聴率をあげるという事で考えれば、この番組もS容疑者の特集をした方が良いかも知れない」と番組が始まる前に冗談を云っていた。
▼昨晩6日NHK地上波で放映された「ヒロシマ少女たちの日記張」を見た。ハイビジョンに比べ半分だから仕方ないが、初潮を迎えて家族で赤飯のお粥で祝う場面、生物の先生から植物の種子を貰って育てる場面、洋裁の先生と一緒に弁当を食べるシーンなどがカットされていた。でもわたしが一番印象に残った手旗信号のシーンは残っていて、思わず涙が出てきた。この完全版はきょう9日午後4時から1時間50分にわたってNHKハイビジョンで再放送される。

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