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August 28, 2009

傷は治りつつあるが、手は不自由である。

Houtai2(包帯はごらんの様に小さくなった)
▼学校の後期授業が始まった。教室に入ると生徒が口々に「先生左手はどうしたのですか?」と聞く。一人ひとりに説明するのは面倒なので、「全員揃ったが説明します」と答える。学校の事務所では「もしかして皮膚癌ではありませんか?」と脅かされた。医師は切ったイボを分析しているから、その心配はない。しかし包帯をしたままでは、とても不自由である。そのため炊事の洗い場で使うゴム手袋の下につける白い手袋があるので、その指の部分を切り取って使っている。これだとその上からゴム手袋をつけて根もとをガムテープできつく留めると風呂に入ったときも水が侵入しないので具合が良い。毎日包帯の交換で通っているので、いまは傷口を押さない限り痛みはなくなった。アルコールも昨日から解禁になったが、飲みたい気分にはならなかった。
▼先日区の健康診断に行った時、受付に認知症チェックのパンフレットが置いてあったので、待ち時間に眺めた。そのうち、1)同じ事を言ったり、聞いたりする。2)物の名前が出て来なくなった。3)置き忘れやしまい忘れが目立ってきた。4)以前はあった関心や興味が失われた。5)だらしなくなった。6)日課をしなくなった。7)時間や場所の感覚が不確かになった。8)慣れた所で道に迷った。9)財布などを盗まれたという。10)ささいなことで怒りっぽくなった。11)蛇口、ガス栓の閉め忘れ、火の用心ができなくなった。12)複雑なテレビドラマが理解できない。などという項目があった。ふと某読者の顔が浮かんできた。大丈夫だろうか?いやかなり危ないと思う。医師が「オプションで眼底検査をしたらどうですか?」と言われる。そのため午後は指定された近くの眼科医にいく。
◇「幸せの一ページ」今年公開されたような気がする映画が25日早くもWOWOWで放映された。南海の誰も知らない孤島にすむ父子。父は海洋学者で娘のニムは6歳くらいだ。まあそれなりに面白かったが、南海の孤島なのに電気が来ていて、ネットも出来、電話は衛星携帯が通じる。どうもこの辺がご都合主義である。父が「4日で戻る」と調査に出掛けたおり、遭難して、ヨットは破壊されマストは折れ、衛星アンテナも折れてしまう。そのときサンフランシスコの作家アレクサンドラ(ジョディ・フォスター)から、執筆する上で聞きたい事があるというメールが入る。娘が代わって返信しているのだが、作家は途中どうも変だと思って聞きただすと「娘」だという事が分かる。
▼アレクサンドラは実は引きこもりで、対人恐怖症で家から一歩も出ることが出来ない。娘は作家と作者が作ったヒーローをごっちゃにしている。作家はヒーローに「娘と約束しただろう」と無理矢理引っ張り出され、ボルネオ経由でヘリコプターと小型の船を乗り継いで絶海の孤島へとやってくる。
▼他愛のない話と言えばそれまで、しかし宅配にきた男を会うのが苦手で,買い占めた手の消毒液を玄関において帰って、料金はカードで決済するからと言うくらいだ。ところが南海の孤島に一人取り残された少女を救うため、勇気を振り絞って嫌いな乗り物を乗り継いで出掛けるという所が良い。例えば「グース」の海洋版といった風情であった。

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