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August 06, 2009

タレントの失踪よりも、3万人の自殺者を真面目に取り上げろ

▼昨日は午後から貧困ビジネスの取材をすることになっていた。指定された駅には約束の30分前に着いた。冷房のしっかり効いた待合室で20分間、持っていた本を読んで過ごす。10分前に指定の携帯に電話すると「5分待ってくれ」という。やってきた男性は話を聞くと単なるアルコール依存症だ。しかも同じ事を繰り返して話は堂々めぐり。その上午後1時だというのにアルコールの匂いをプンプンさせている。これではちょっと使い物にならない。
▼タレントの酒井法子が夫の麻薬疑惑に関連して行方不明になっているという。今朝のニュースでは山梨県内で携帯の電波が切れてしまったという。しかし昨日お送りしたメルマガで斎藤貴男の「強いられる死/自殺者3万人の実相」という本の事をご紹介した。年間3万人ということは単純計算で毎日82人である。タレントの行方不明で大騒ぎするのも結構だが、本でご紹介している様な人の存在をまったく無視するものどうかしている。
▼それはクリントン元米国大統領が北朝鮮を突如訪問した日本のニュース報道も同様である。「拉致問題も話題に上った」と喜んでいるが、クリントンがわざわざ「拉致問題」だけで出掛ける筈はないのだ。ブッシュ政権の末期にはすでにライス国務長官の口ぶりが変わっていたではないか。7年ほど前の「危機」のとき、アメリカはシュミレーションをしている。もし北と一戦を交えたら、韓国軍は49万人の被害が出る。アメリカ軍は7万人くらいの被害が出ると。イラク、アフガンで泥沼になっているとき、別の戦線は開ける筈がない。北はテポドンと核実験で「アメリカと直接交渉をしたい」というメッセージを発していた。クリントンは「金政権を武力で潰さない」という言質を密かに与えたに違いない。「拉致」問題の解決など眼中にないはずだ。5月の「テポドン撃墜」や「海上船舶の臨検」などはできっこない。マスメディアはもっと冷静になって欲しいものだ。
▼月曜日からNHK3chで午後7時から30分間「アンネの日記」を5回連続で放映始めた。1回目は録画を忘れたが、2回目から見ている。原作にかなり忠実で、屋根裏部屋に息を潜めて暮らすアンネ一家の諍いや、外で物音がするたびに怯える彼女の息づかいまで伝わってくる。わたしは1日遅れで見ているが、歯医者が一家と一緒に潜伏を始めた。
▼WOWOWで月曜日から「食とグローバリズム」というシリーズを放映している。月曜日が「ファーストフード・ネーション」で以下、「いのちの食べ方」そして昨晩は「おいしいコーヒーの真実」だった。「いのち…」は昨年映画を見たとき書いたのでそれをご覧頂きたい。あとは明日から順番に書いてゆく。きょうNHK1chで午後8時から放映される「ヒロシマ少女たちの日記帳」はハイビジョンが2時間番組だった。しかし番組俵をみると、この地上波は45分番組になってしまっている。残念なことである。

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