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October 16, 2009

「怒ったフリ」をする2人の知事の演技力

Tukizakist(月崎駅)
▼あの大阪の橋下知事と千葉の森田知事が前原国交相の「空港発言」に対する怒りの会見の態度と言ったらヤクザの恐喝か2×hの書き込みのようだった。「ふざけるんじゃない」「冗談じゃない」をTVカメラの前で連発する。普通公職にある人はもっと冷静に発言している。今や自民党の石破政調会長が「そういう事をやってもらっては困る」といかにも紳士的に見えてしまう。しかし怒っている風を装っても、森田のように翌日には直接会ってくるりと態度を変えてしまう。これは一見するとごねたり、大声を出せば勝てるという子どもの喧嘩の世界のようにも見える。
▼NHK14日クローズアップ現代「コンビニ弁当/値下げ競争の舞台裏」を見た。最初に登場するのは千葉県佐倉市のセブンイレブンの経営者だ。この方はセブンの本部が
値引き販売を禁止していたことでそれを、長い時間をかけて止めさせる。今までは本部の決めた賞味期限が来ると弁当などは廃棄処分しなければならなかった処分した商品の価格は全部経営者が負担しなければならない。それが指定時間をすぎたら値引き販売をする事ができるようになった。それで売り上げが伸びるかと思ったら、弁当の値引き時間を狙って客が来るようになったので、結局利益幅は減ってしまったのだ。経営者は言う。「今まで弁当を買うと飲料水にプラスしてカップ麺などを買って貰っていた。しかし今はその「ついで買い」が全くなくなってしまったとため息をつく。
▼それとコンビのの商圏は人口3000人が必要だとする。しかし周りには同じセブンの店が増え、その他のコンビニも乱立してしまっている。だから売り上げはその面でも減る一方だ。さらにスーパーマーケットでも弁当を売り出し、そこでは500円以下の弁当が沢山並んでいる。さらに分析すると主婦は「おかず」だけを買って自宅の食卓で、パックから出して皿に盛って食べるというケースが増えている。
▼最初のコンビニの前にある自動車修理工場で働いている30代の男性は、近くのコンビニには行かず、車に乗ってスーパーの300円台の弁当を買って食べている。レポーターがその理由を聞くと定期入れから2歳くらいの息子の写真を撮りだして、「可愛い子どものために父ちゃんは頑張らなければね」とつぶやく。思わずホロッと来る話だが、現実に収入が減って懐具合の悪い庶民は、そうやって切り詰めるしか術はない。
▼そこでコンビニチェーンのLではポイントカードを発行してある工夫をしていた。コンビニのポPOSシステムは有名だが、そのポイントカードには詳しい年齢や、職業まで記入されている。秋田県庁だったか市役所の前のLで最近のり鮭弁当が売れていることが分かった。その購入者は30代から40代の公務員という結果が出る。調べて行くと役所のメタボ検診でヘルシーな物を食べるようにという指示が出ていた事が分かる。つまり今まではハンバーグ弁当とか焼き肉弁当を食べていたのが、のり鮭に切り替えた訳だ。その結果役所の前のLではその後大量にのり鮭弁当を仕入れて売り上げを伸ばしているのだそうだ。売り上げはともかく、ポイントカードも個人情報がそのように利用されていると思うと、うっかりカードを作る気にもならない。

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