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November 12, 2009

WOWOWで◇「マンデラの名もなき看守」を見る

▼外房方面で取材があった。雨が強くなりそうだったので何を着ていくか迷ったが、レインスーツで出掛けるべきだった。初対面の人なのでかなり薄着でおしゃれをして出掛けて失敗した。下車した駅にはあの葱坊主のSuicaの読み取り機が設置されていたが、駅員さんはちゃんといた。同行のMaさんはキップはいつも現金で買っている。「どうしてSuicaにしないの?」と聞くと、「どこで売っているの?バスでも使えるの?」という。これ以上話をしても仕方ないので、この話題は打ち切る。電話するとAさんは軽乗用車で迎えに来て下さった。ずっと帽子を被っている。こちらからはお聞きしなかったが、ご自身が「腎臓癌になって抗がん剤を飲んでいる」ということで治療の最中だという。夜中に足の裏が痛くなって辛いとも仰っていた。目的地に着くと目の前にダチョウとそれより大きな鳥、そして矮鶏などがケージの中に入れられているので驚く。何か近所の方が個人で飼っているのだそうだ。「前は猫を食べてね」「エッダチョウが猫を食べるんですか?」「いや矮鶏を猫が食べるんだ」というのでさらに驚く。これは「何これ珍百景」に投稿できそうだ。取材をしているともの凄い雨が降ってきて、今晩はここで一泊しなければならないか、と思ったがどうやら帰る事は出来た。
▼帰宅途中いつものスーパーで猫のエサを買う。レジを済ませると背中を突く人がいる。誰かな?とふり返ると先日書いた中国人の店員さんだった。「またたびを猫にやったら尻尾をクルクルさせて喜んでいたよ。毎日与えても良いか?」と聞く。わたしは「猫的麻薬連日投与不可、週2回程度少量投与可」というと、「了解謝謝」という事になった。
▼2、3年ほど使っていたワイヤーレスマウスが遂に壊れてしまった。色々やったが反応がなくなってしまう。小型のワイヤーレスマウスはあるが、これはノート専用で使い勝手が悪い。ネットでYカメラとAゾンを調べて見る。同じマウスなのにYカメラの方がAゾンよりも2千円ほど高い。従ってあれこれ出歩いて探すロスがないAゾンを注文した。
◇「マンデラの名もなき看守」今年初めまで上映されていたが、マンデラも、政権を取ってから変質・堕落してしまった革命政党ANC(アフリカ民族会議: The African National Congress,)は嫌いなので映画館には見に行かなかった。自称革命政党も実際に政権を取ったらみんな利権集団に変質してしまうのは、いずこも同じである。
▼アパルトヘイト下の南アフリカ。任務に忠実な看守(ジョセフ・ファインズ)はマンデラなどの民族の言葉がわかるので検閲係を命じられる。彼は任務に忠実でマンデラの妻が面会に来たときも、英語で会話するように命じるが一瞬の間に現地語でしゃべる会話も聞き逃さず、上司に密告、報告するので次第に昇進していく。しかしマンデラ専属の看守をしていくうちに彼の清廉な人柄に次第に惹かれていく。そうして狭い看守の住む島の宿舎から島の外にある一軒家に住むことができる。しかしそこには収容所所長夫人を中心とする女性のピラミッド社会が存在し、お互いに監視するシステムになっている。囚人たちは外部との手紙のやりとりで、ハガキを二重にしてその中に現地語で書いたメッセージを潜ませるなどの工夫をしている。看守は最初それも所長に忠実に報告している。
▼だが彼は外出の時図書館に行ってANCの文書を読もうとする。しかしそこは先日の『爆笑研究』で行った国会図書館の一室のように『発禁文書コーナー』に入っているので普通は見る事ができない。しかし看守は任務で来たと偽ってそのANCの文書を見て、必要なビラはじっくり見ようと一枚ポケットに忍ばせる。そしてあるときマンデラの息子が死亡したことを伝える。看守は家族が死んだとき2日の労働休暇があるはずだと所長に申し出る。しかしそのときから所長から「君はどちらの味方なのだ」と疎んじられることになる。さらにクリスマスの時、マンデラはチョコレートを妻に渡したいと言うので、こっそり渡してやる。看守は左遷されるが、マンデラからは絶大の信頼を得ることになる。
▼自分が信じた「正義のため」に果たして快適な生活や家族に不便をかけて(この場合娘の通う学校)も信念を貫き通す事ができるか。というのが「沈まぬ太陽」と同様のテーマになっている。そして看守は持ち帰ったANCのビラに書いている事が本当だと思うように気持ちは変化しているのだった。

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