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November 03, 2009

勲章をもらう資格について考える

Tower2(縦位置で撮るとこうなる)
▼読むべきものが沢山あって「週刊金曜日」を読むのが遅れてしまった。昨日ようやく読み始めたのだが、5ページに「新政権進退検査/クルマに乗っていない人も高速道路無料化で恩恵ありますか?」というコラムがあった。この「クルマ社会を問いただす会事務局のS氏は知人であり、かつて何度も飲んだことがある。しかも筆者のすぐ近くにお住まいだ。ここで辻本国交副大臣が「交通基本法」で公共交通の整備をして国民が移動する権利を保障しようとしている。これは「高速道路無料化と矛盾する」と指摘している。
▼先日ある民放TVを見ていたら、子ども手当をアテにして色々な業界が動き出しているという事を報道していた。その一つが中古車業界で、「子ども手当を使って中古車ローンを組め」と営業していることだ。「子ども手当」に関して言えば先週土曜日の「愛川欣也パックイン・ジャーナル」でも前半これがテーマだった。その前の週に紺谷典子が出演していて、この週は樋口恵子が紺谷の批判をしていた。樋口の論拠は日本の社会を長い目で見た場合、カネをもっている家庭の子どもだけが教育にカネをかける事ができる、という考えは間違っている。一例で言えばノーベル賞などを受賞できる能力を持っているのは誰なのか分からない。子ども全員に等しくお金をかけて、その中から潜在能力を引き出すのが筋である。社会全体がボランティアをするという考え方にたたなければならないのではないか。というのがこのコーナーの論議の到達点だった。
▼だから個別の家庭に現金給付をするとか、子ども手当でクルマを買うなどというのは愚の骨頂の考え方であると思う。それにつけてもお笑いなのは秋の叙勲旭日大綬章にトヨタの元社長が選ばれていることだ。トヨタのためのエコカー減税をやり、挙げ句の果ては期間契約社員を大量に解雇した会社の元社長に勲章とは、つくづく日本というのは立派な国だと思う。

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