« 22日夜映画「犬と猫と人間と」船橋上映会 | Main | ◇「犬と猫と人間と」を見る »

November 23, 2009

貧乏人の錬金術?

Buhin(取り出した部品)
▼昨晩の映画「犬と猫と人間と」をごらんになった方がいらしたらどうぞ感想をお聞かせ頂きたい。某日都心の都営アパートに住む親戚を訪ねた。目的の一つは海外旅行用の大型バゲッジを借りることだった。借りるつもりで行ったのだが、「返却不要」という事なので何か土産物を買ってこなければならない。北海道旅行で一回使っただけのピカピカのものだった。今使っているバッグは中型で着る者は最小限にしているが、お土産など買ったら入らない大きさだった。ふと庭を見るとソニーバイオの旧型モデルのパソコンが捨ててあった。これは宝物だと思ってさっそく本体だけをその貰ったばかりのバッグに入れて雨にもかかわらず持ち帰った。自宅で分解し必要な部品だけ外した。翌日秋葉原に持ちこんだのだが、買い取って貰えたのはHDD1個とメモリー一個で合計たったの300円にしかならなかった。所詮貧乏人の錬金術とはこんなものである。
▼このところNHKで何本か中国のドキュメンタリーを放映していたので録画してみた。一つは土曜日夜ハイビョンで2時間に渡って放映された広東省まで出稼ぎにやってくる麦狩りをする出稼ぎの人たちだった。彼らを「老麦客」(ろうまいか、と呼ぶ)一つは鎌一つで作業をするグループで、もう一つはトラクターを駆ってやってくるおそくら漢民族と思われる集団だ。彼らを鉄麦客(てつまいか、と呼ぶ)。前者は貧乏だから交通費を工面するだけで大変で、親戚縁者から借りて出稼ぎに向かい、不眠不休で働く。後者は日本で言えば農協のような組織が取り仕切って、コンボイを組んで途中事故がないように点検しながら現地に向かう。当然現地では仕事の奪い合いになるが、手作業では勝負にならない。手作業はかろうじて機械が入らない小さな畑だけ仕事がある。そして眠るのは土の上。トラクターの人たちもまた子どもに上の学校に行かせて、良い仕事について貰いたいという願望が無理をさせている。
▼近代化のかけ声の裏に農民を煽って競争させる中国。このまま行けば老麦客に仕事が全くなくなる日がやってくるのは、それほど遠い日の事ではない。
▼そして日曜日の夜NHKスペシャル「チャイナパワー①映画革命の衝撃」。これは中国共産党がその文化政策の一環として映画を使う事が位置付けられている。行ってみればレーニンも電気と映画をその重要政策の一つに挙げてきたのだから、その模倣とも言えよう。中国は華僑が世界各地にいるのだから、良い映画を作って文化輸出の目玉にしようという事だ。中国出身の監督や俳優を呼び戻してファンドの大金を作って、ハリウッドをしのぐ規模にしようと狙っている。しかし、わたしが見ている限り超大作ではあるが、20年ほど前の中国映画のような心の琴線にふれる映画はまったくなくなってしまった。カネがカネを生み出すと考える投資目的の映画の行き着く所は破綻しかないと思う。
▼さらに今晩NHKで立花隆の癌問題の番組がある。ところが22日朝8時25分の「未来を作る言葉」の中で立花は「天皇は短波放送を聞いていたから戦争を早く終わらせる事ができた」というのには大いに驚いた。こんな話は初耳だし、天皇は自分に有利な条件で「休戦」に持ちこもうとして、犠牲者をいたずらに多くした張本人なのだ。

|

« 22日夜映画「犬と猫と人間と」船橋上映会 | Main | ◇「犬と猫と人間と」を見る »