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December 29, 2009

◇「ずっとあなたを愛していた」を見る

Chopin_2(ポーランド製のウォッカ「ショパン」ボトルの奥にショパンの画像が浮き出す)
▼年賀状の宛名の印刷も終わってきょうはコメントを一言ずづ入れて投函する。1週間ほど前に見知らぬ方からお父さんが亡くなったという欠礼のハガキが届いた。しかしお父さんの名前も差出人夫妻の名前も全く心当たりがない。わたしの宛名は間違っていないが、どうしようもないので放っておく。
▼昨夜昨年に引きつづき、某社の納会のお招きを受けた。責任者の方から昔滞在していたポーランドで買い求めた「ショパン」という名のウォッカを一口ご馳走になってきた。薄着をして出掛けたが夜9時になったらバスを待っている間、かなり冷えてしまった。そこでわたしがお話しした映画のベスト3。洋画は「カティンの森」、「扉を叩くひと」、「パイレーツ・ロック」。邦画は「ディア・ドクター」、「空気人形」、「ノンちゃんのり弁」にした。
◇「ずっとあなたを愛していた」新聞記事になるのは1月下旬なのだが、書いておかないといざ記事を書くときに思い出せないので、いまのうちにメモを書いておく。空港のロビーで誰かを待っているくたびれた様子の一人の中年女ジュリエット(クリスティン・スコット・トーマス)。やがて「お待たせ」といって女性が近づいてくる。妹のレアと会うのは15年振りになるだろうか。妹は姉の荷物を持ってボルボに乗り込む。家には4歳くらいの娘と痴呆症でひたすら本を読んでいる義父と夫の4人暮らしだ。比較的広い家だが、寝室で夫は「姉さんはいつまでいるんだ」と心配顔だ。レアは「たった一人の姉なんだから」そっとしておいてと夫に背を向けて眠る。実はジュリエットは昔6歳の息子を殺めてしまい、その後自分の潔白を何も証明しないまま、15年の刑期を終えて出所したばかりで行き先はない。
▼まず出所すると地元の警察に1ヶ月に一度は出頭し、サインをして来なければならない。幸い担当の刑事は親切で「就職したければどこに相談に行けばよい」と相談に乗ってくれる。そしてジュリエットはソシアルワーカーの所に相談にいって、面接に出掛けるが、面談に応じた経営者は彼女の刑期が15年と長い事に疑問を持ち、その理由を尋ね「子殺し」だと分かると有能で資格もあるにもかかわらず「出ていけ」と追い出す。余りの切なさにジュリエットは喫茶店で出会った一人の男と行きずりのひとときを過ごして気を紛らせる。「よかったかい?」「へたくそよ」といって逃げるようにホテルを飛び出すジュリエット。所詮行きずりの恋で心の傷跡を塞ぐことはできない。
▼レアは大学で文学の教授をしているが、夫とともに姉を仲間とのパーティに連れ出して気を紛らわせようとする。しかし仲間はジュリエットが余りにも美しいので、彼女の過去をあれこれ聞き出そうとする。そのことが返ってジュリエットを自分の殻に閉じこもらせてしまうのだ。ケースワーカーの努力でようやく病院の秘書の仕事が見つかる。実はジュリエットは医師の資格を持っているがそれを隠して就職しようとする。そしてレアは大学のゼミで「罪と罰」の解題をしているとき、学生がラスコリーニコフの殺人を犯すときの心理分析が間違ってと指摘して興奮して授業を途中で終わらせてしまう。レアは自分だけは心を開かない姉を理解していると自信を持っているのだ。
▼ジュリエットがある日帰宅すると家の中は真っ暗だ。心配になって部屋をあちこち探すとみんなは隠れていて「就職おめでとう」と一斉に叫ぶのでおもわずびっくりし、かつ自分を愛してくれているのだと感激する。病院では院長から試用期間中に「他の職員と努力して馴染まない」と忠告されていたのだが、ジュリエットの努力でそれは解決した。だが親しくしていた刑事が自殺してしまった事を知る。そして妹の家を出てアパートを見つけ引っ越し作業をしようとするとき、ようやく心を開き、妹のになぜ息子を手に掛けなければならなかったのか告白する勇気を持つ。銀座テアトルシネマ。
▼クリスマスソングのCDを返却するために図書館に行く。返却は1月6日なのだが、わたしは親切だから次の人の事を考えて早く返却する。そして頼んでおいた辺見庸の「マリオ・ジャコメッリ」を引き取る。さらに昨日ブログに書いた「リュウメイ」の本を検索する。しかし本名の「タカアキ」で検索しないと出て来なかった。管理画面では携帯のアクセス数も入っているのですでに11万番を突破している。こちらは3日頃かと思われる。

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