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January 21, 2010

西の地の果てポルトガル紀行(7)

Memorial(メモリアル礼拝堂内部)
▼いつも成田第二空港ターミナルビルを降りると、警察官にパスポートの提示を求められる。過激派対策か?今どき成田に過激派やテロリストはいるのか?パスポートをもっていない人はかなり多いと思われるので、もしテロリストがそれをもっていたら、空港に入るのはそれほど困難ではない。現実にフィリッピンや中国から偽造したパスポートで入国している人は多いのだが、警察は真性もニセも見分けがつかないのでは意味がない。わたしは空港に配置された空港警察やガードマンの人たちはいまは雇用対策でしかないと思う。近く車での検問は緩和されるらしい。これも根っこは日本航空問題と同じに見える。現実にわたしが外国の空港敷地内に入るとき、「パスポートを見せろ」などと言われた事など一度もない。
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(ナザレ絶景の展望台)
▼某読者から「リスボンはまだか?」とメールを頂いたが、あと4日ほど待っていただきたい。タコ雑炊を食べた後はポルトからずっと南下してポルトガル中部のナザレである。ナザレは最初に書いた1954年のフランス映画「過去をもつ愛情」の舞台となったところである。ストーリーは妻殺しの過去をもつ男と、夫殺しの過去をもつ女がリスボンで出会い、燃えるような恋に落ちる話なのだが…。この映画のテーマ曲「暗いはしけ」が有名となった。もともと漁師町であったが、いまは高級別荘地として開け、お隣のスペインからの投資が増えてバブルではないが、夏場は観光客が多いと聞く。バスはまず断崖絶壁の上に到着した。そのとき風はもの凄く強く、吹き飛ばされそうだった。
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(展望台の土産物屋)
▼帰国直後にフートンさんは「ナザレの町の七輪で魚を焼く風景とファドという歌ぐらいです。写真きれいですね。モロッコが見えるというロカ岬、行ってみたくなりました。」というメールを下さった。これほどナザレという町をご存知の方がいらしゃるとは知らなかった。断崖の上からは町が一望でき、熱海の鏡ヶ浦を大規模にしたものと考えていただければよい。まずメモリアル礼拝堂に入ってから、すぐ近くにあるノッサ・セニョーラ・ナザレ教会に入ってお祈りを捧げた。これは速報に書いた通りだ。それから下にある町のホテルに到着する。このホテルはポルトガルに来てから一番綺麗な言わばデザイナーズホテルとも言えるものだった。トイレの写真をご紹介するが、欧米にあってこういう便座と洗い場が独立したホテルはなかり高級である。しかしウォシュレットなどいうしゃれたものはない。洗浄は手動で行うのだ。ハリウッドスターが日本に来るとみんな、ウォシュレットを買って帰るという話もうなずける。流すボタンが楕円の大小で表示されているのがおしゃれである。しかし写真には写っていないがバスタブのシャワーが地上2mくらいの所にあってみなさん苦労されたと話していた。
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(デザイナーズホテルのトイレ)
▼荷物を部屋に入れるとパジャマパーティに備えてワイン類の買い出しに出掛ける。フロントで「ショッピング?」と聞くと左手を使って坂を登る降りを示し「ストレート、レフトサイド」と教えてくれる。何と徒歩で5分もしないところに店はあった。買い物はワイン2本とビール4本で5ユーロほどでとても安かった。夕食の前にフロントでくつろいでいるとカミソリで切ってしまった右唇下の黒子の部分が出血してきた。普段は何もないのだが、酒を飲み続けると黒子は充血して切れやすくなるのだ。昨晩はメンタムを塗っておいたが、乾燥したらひび割れて再び出血してしまった。この場合、傷口は自分で見えないのでM氏に頼み、みんなの前でバンドエイドを貼ってもらうと関係を怪しまれる。そこでそこにいらしたBさんに事情を話して口元にバンドエイドを貼ってもらって事なきを得た。いや成田で足止めをされている時から、「二人は仕事仲間である」と自己紹介をしていたから、いつものように怪しまれることはなかった。
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(ナザレ名物のイワシ炭火焼き)
▼夕食は名物のイワシ料理で一皿に3匹のイワシが載っており、食べているとウェイターが「もっともっと」と言ってはさらに2匹も置いていくのだが、2匹食べただけでお腹は一杯になってしまう。夜の宴会のためにワインを開けようとするとM氏が持参したプラスティックの栓抜きはついにあえなく折れてしまった。添乗員に「持っていませんか」と聞くと「Fさんご夫妻が買った筈だ」と教えてくれたので、向かいの部屋のドアをノックする。F夫人はニコニコして貸して下った。そして「今晩はいよいよパジャマパーティですね」とお聞きになる。「パジャマが薄いか身体の表面を覆う面積が低い人は無料にします」と答える。F夫人は「その判断をされる審査員はどなた?」と聞かれるので、「もちろんわたしです」と答えると再びケラケラと笑ってドアは閉まった。ワインは栓抜きを2度も借りにいくのは失礼なので、2本同時に抜いて参加者を待つことになった。どんなパジャマ姿が拝見できるか胸は高まる一方なのだ。

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