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February 03, 2010

映画制作の世界は「徒弟制度≠民主的」という話

▼夕べ午後8時頃、データの送信を終えたので、過去一週間土日も休まずに取りかかっていた仕事が終わった。土日も忙しくて困るのは映画館に行く時間がないことだ。しかも今週の土曜日と11日は取材が入っていたりするので、時間のやりくりに思案している。
▼先々週の「週刊金曜日」で本多勝一が腕時計を持たない理由を書いていた。本多の場合づっとつけていると皮の部分に異臭がするとか、以前に買ったスイス製の腕時計をはめてベトナムかどこかの街の喫茶店に入っていたら、目にも止まらぬ早業で金属製のベルトを外して盗られたと言う。ベルトに穴が開いている方式ならば、そんな事はなかった。しかし金属のロック式はその気になれば一瞬で外れてしまう、その手技に本多は半ば感嘆の声を上げている。それ以来彼は腕時計をしていないが、最近子息に携帯を持たされたと愚痴っている。
▼わたしも実は旅行の時以外腕時計はしない。しなくても約束の時間にはまず遅れることはない。先日の旅行の時も久しぶりに腕時計をしていった。3G携帯は現地の時間と日本の時間を常に表示する事が出来る。M氏は時間を合わせるのが面倒だという事で、いつものデジタル腕時計を右手、アナログ時計を左手にはめていた。ちょっと目には怪しい人にも見えるがそんな心配はいらない。わたしの場合地上にいるときは携帯で時間を確認できる。しかし機上の人となったときは電源を入れる事ができない。わたしの場合腕時計は現地時間(GST)なので、日本の時間は確認出来ない。飛行機の中では時々現在の時間が分からなくなってしまう。そこで帰のシベリア上空あたりで一回だけM氏に時間を聞いて、腕時計を日本時間に戻した。まあいずれにしても盗られて困るような高い時計を身につけていなかい事だと思う。
▼いま朝日の夕刊に映画監督の崔洋一が連載でコラムを書いている。崔は色々文献を当たって見ると、わたしが生まれた隣町の岩村田に1、2歳の頃まで住んでいたらしい。昨日のコラムで今井正の照明助手の見習いをしていたと書いている。そこで面白い話を書いている「今井正の創造力によってスタッフが動いていく。古典的で徒弟制度のなか、『民主的映画』がつくられる転倒の世界が面白かったのです」と書いているが、実に愉快な表現方法である。ただし崔の日当は一日千円なのでとても食えず、鉄鋼製品の出庫アルバイトをしていて、こちらは一晩働き、食事と交通費付きで5千円になったと言う。
▼前に聞いた実話である。映画が好きでアメリカに住んでいたある日本人女性が、マイケル・ムーアの所に「スタッフとして使ってくれないか」と売り込みに言ったという。すると「カネはないので払えない。タダでよかったらどうぞ」と言われたという。つまり「徒弟制度≠民主的」という事は今でも十分通用する世界なのだという気持ちはする。
▼トップページはいつの間にか117000番になっていました。MINさんの「あたふたポルトガル訪問記」は第4回になっています。トップページからアクセスして下さい。

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