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March 28, 2010

NHKHV「朝鮮人皇軍兵士/遥かなる祖国」を見る

▼いまJALに乗ると機内誌の「skyward」3月号でポルトガル特集をしている。書いて、写真も撮っているはネーネーズらが唄って全世界でカバーされている「島唄」の作者であるボーカリストの宮沢和史だ。そして文末を見ると、現地コーディネーションはまたしてもわたしたちをガイドしてくれたN女史である。彼はこんな風に書いている。「『旅慣れた人が最後に選ぶ場所』そんなことを誰かが言っていた。確かにそうかもしれない。だが、価値や美しさを感じる心に年齢や経験は関係ない。それだけのものがポルトガルにはある。」夜景の写真はぶれていてあまりうまいとは言えないが、自由行動しているから良いショットがたくさんある。
▼昨日朝日新聞の料金を払うときにくれる「アスパラ」を見ていたら、読者の旅の手記が載っている。今回は定年退職した習志野の男性が旅行社を通じないで一人でアメリカ西海岸の都市をレンタカーを駆って16日間旅した話が出ている。英語は得意ではないがパソコン持参で毎日ネットで次のモーテルを予約し、地図は持参のメモリーカードに入れてナビとして使う。多少迷いながらも無事達成したというその気持ちを率直に書いている。やはり旅はこうしないと楽しくないと思う。
▼NHKハイビジョンで毎月最終土曜日の朝8時から「兵士達の戦争」が放映されるので見落とさないようにしている。昨日は「朝鮮人皇軍兵士/遥かなる祖国」だった。これは新しい話ではなかったが、近年の調査・研究で戦後シベリアに抑留された60万人の兵士のうち、およそ1万人が朝鮮半島出身者であることが分かった。太平洋戦争が始まると日本軍は南方に兵力を割いてしまったので、ソ連・満州国境が手薄になった。そのため朝鮮半島からの半ば強制的に志願兵、徴兵による戦力の確保を図った。あるものは創氏改名を出発点とする皇民化教育により疑問ももたず、またあるものは貧しさから逃れるためだった。証言している人たちは「徴兵から逃げたら親や家族が日本兵によって虐待されるから仕方なく徴兵に応じた」と証言する。
▼そして待っていたの「お前らは朝鮮人だからヤキをいれなければ分からない」と鉄拳制裁を繰り返される。そして皇居遙拝までさせられる。ある兵士は45年8月始めに何の訓練も受けずに徴兵され、立哨していたらソ連軍の攻撃を知らされて何も抵抗できないまま捕虜にされる。そして3年間厳寒のシベリアで鉄道の建設労働をさせられる。その次に待っていたのはマルクス・レーニン主義の教育で「地主や資本家は悪い者だ」と吹き込まれて朝鮮に帰国させられる。以下は何度も書いているので、重複は避ける。ソ連の狙いは南の赤化だったのだ。だから帰国しても韓国の人たちからは「ソ連、北のスパイ」という目でしか見られなかった。それぞれの思いを抱きながら「皇軍兵士」にさせられたために運命に翻弄された人々の戦争との関わりを描いていた。
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