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March 25, 2010

中国が「18分野の報道禁止」…

▼原稿の締め切り日だった。執筆するには今回の場合本を沢山読まなければならない。今回は図書館などから10冊ほど借りてきて読み込んだ。本をよむだけでまる2日かかり、最終チェックを終えて送信が終わったのは午後3時だった。これであと2週間ほどは原稿はかかなくてすむはずだ。
▼朝刊を見ていたら中国がGoogleの撤退直前に「18分野の報道を禁止」していたと報道されている。その内容というのが以下順不同で、1)人民元切り上げ、2)官僚の腐敗、3)高額な医療費、4)食品の安全問題、5)貧富の格差、6)大学生の就職難、7)党幹部の人事予測、8)四川省大地震の学校倒壊、9)重慶の警察と暴力団の癒着、10)不動産価格の上昇と住宅難、(以下省略)
▼もし日本で同じ事をやったら新聞や放送はメディアの役割を失う。この「規制項目」を見ただけで中国はとうてい社会主義国とは言えないだろう。中国をありがたかっている一部の人たちはこの事実を何と見ているのだろうか?これでは毒入り餃子問題がうやむやにされてしまうのも宜なるかなだ。
▼昨晩NHKBS1で「暴走都市/カイロのゴミ問題」を放送していた。カイロには長く住んでいて詳しい人が何人かいらっしゃるので、詳細はその方に任せる。カイロの人口は2千万人くらいいるらしいが、誰も正確な数を把握していない。とにかく地方から人口は流れ込む一方だという。今までカイロではゴミは5つの地区に居住している回収業者が担当してきた。これは日本の江戸時代のゴミ回収システムとかなり似通っている。彼らは決められた地区に集められたゴミを何でも回収する。ちょっとした4、5階建ての家なら上まで引き取りに行く。そして回収したゴミを、有価資源のペットボトルや紙などに分別してゴミだけを捨てる。
▼彼らはゴミ処理をする不衛生な所に住んでいたが、何とか生計を立ててきた。だがカイロしはゴミ収集をイタリアとスペインの外国企業に業務委託をする。しかもその料金は電気料金と一緒に徴収するというものだ。さらに彼らはきちんと決められて日に収集に来ないし、料金は前払いで徴収されているにも関わらずチップを要求するなど、2重払いも発生している。その外国企業の経営者も登場するが、「ゴミ収集は慈善事業ではないし、会社に投資している人のことも考えなければならない」とケロッとしている。自治組織がしっかりしていないこと、都市計画ができないまま人口が増え続けていることが問題だと思われる。それにしてもピラミッドの近くまで廃棄されたゴミが積まれている姿を見ると暗澹たる思いがする。
▼NHKラジオ外国語講座は来週29日から新学期が始まる。これを機会に何か外国語を一つでも分かるようにしたいという方が、だまされたと思って始めてみよう。コツは講師の進め方に忠実に従うこと。そしてできれば一日2回くらい聞き返すと良い。少なくとも3ヶ月も続けると、しゃべっている事がかなり理解できるようになるはずだ。

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