« WOWOWで◇「戦場にかける橋」を見る | Main | ◇「ブルー・ゴールド/狙われた水の真実」を見る »

March 03, 2010

◇「渇き」を見る

▼昨日ようやく加藤陽子の「それでも日本人は『戦争』を選んだ」が届いた。図書館にリクエストをして4ヶ月くらいかかっだろうか?寝るまでに半分は読み終えた。なぜこの本に人気があるのか首をひねっていたが、読み始めて本書が高校生との対話形式になっている事が分かった。それにしては本の下部のぺージをめくる部分はほとんど汚れていない。もしかして課題図書になっていて借りたが、その期間中は手元に置いただけで読まなかったのではないかと思った。
▼今は日露戦争の部分まで来たが、記述は山田朗のそれとは若干異なる。わたしが思うに山田らのいわゆるマルクス主義的史観に立つ人の分析は、ともすると結論があってそれに自分の考え方を無理矢理くっつけている傾向がみられる。しかし加藤のそれは最近公開さえれた旧ソ連が保有していた帝政ロシア時代の文書も分析しているので興味深い。さらにわたしは原田敬一の「日清戦争」も同時並行して読んでいるので立体的に、日清戦争から日露戦争に突入する過程が分かってくる。詳しくはメルマガ次号を期待されたし。もっともこういうテーマに興味のない人に何を言っても仕方ない。
▼◇「渇き」六本木シネマで暮れに予告をみて、チラシのデザインにだまされて初日初回にヒューマントラスト有楽町で見た。しかし着席して上映が始まろうとしているのに座席はガラガラである。その瞬間「失敗した」と思った。わたしの所に試写会のご案内は来ないので初日初回の座席に座った時に前評判が分かる。チラシには「カンヌ映画祭を騒然とさせた」とあったがだまされた。
▼韓国のサンヒョン神父は、自分の仕事は臨終の信者の枕元に立ち合い「聖水」を振りかけてあの世に旅立たせるのが仕事の一つである。しかし死の床にある誰をも救うことができない無力感から逃れられない。そこで上司に頼み込んでアフリカの研究所で「死のウィルス」の実験台になることを志願する。身体に病原菌を直接輸血をされて彼はそれはすぐ発病し、すぐ死亡するはずだった。しかし一度は死亡したサンヒョンはすぐに生き返ってしまう。周りの人々は「これは奇跡だ」と立て崇める。ところが彼の体は異変が起きて、聴覚や嗅覚が研ぎすまされて行く。彼は太陽光を嫌い、人の血を求めるようになっていた。病院の輸血のパックに口をつけて吸い始めることから、もっとうまい人間の生き血を吸うことが大好きになっていた。
▼サンヒョン神父は輸血の影響でバンパイアになっていたのだ。早くをそれを言ってくれよ。これは何とパンパイアの映画だった。されに幼なじみのガンウの妻テジュとめぐり合う。巡り会った2人は、急速に惹かれあいやがてガンウを殺害しようとする。まあ韓国映画独特の血が飛び散り、腕をガラスでリストカットする場面やら、胸に手を突っ込んで心臓を取り出す場面が出てくるので、気の弱い人は見に行かない方が正解だ。いやはや酷い映画を見てしまった。唯一救いがあるとすれば、岡田奈々に似た共演女優キム・オクビンの脱ぎっぷりが良い事だけだろう。

|

« WOWOWで◇「戦場にかける橋」を見る | Main | ◇「ブルー・ゴールド/狙われた水の真実」を見る »