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April 29, 2010

◇「プレシャス」を見る。亀戸天神藤開花情報6

Tenjin6fuji8
(28日夕方撮影)2010年以後は藤の開花速報はやっておりません。直接亀戸天神社にお問い合わせください。
▼銀行には月末に一度は行かねばならない。昨日いったときそこにあった女性週刊誌を読んでいたら、何とあのヨンさまがわたしの家の近くにお忍びでやってきたという記事がでていたので読者の皆様にお伝えする。錦糸町駅前にかつてロッテ会館という建物があったがわたしは食事をしに一回。七五三の記念写真を撮影しに一回。あとは会議で2回ほどいっただけだった。それが2年がかりでロッテホテルに生まれ変わった。外見をみると新宿の高層ビルとそれほど変わらない。しかも連休中もオープン記念で一泊1万円以下で泊まることができる。その中にヨン様が経営する「高矢禮火」がオープンし、挨拶のためにやってきたというのが真相である。読者の中にもヨン様の「冬のソナタ」がお好きな方がいらっしゃるので、興味があったらお運びいただきたい。亀戸天神の藤も28日夕方立ち寄ったら、ほぼ7分か八分咲きになっているので、こちらもついでにご覧頂きたい。
▼昨晩12ch系の「いいたび夢気分」を見ていたら、小諸を作家の渡辺淳一が歩いていて、ほんの数分案内役で出た老人風の男がわたしの高校時代の1年上の先輩Kだった。
▼◇「プレシャス」二度までレイプによって父親の子どもを産むという主人公の名前がプレシャスだ。オーディションで選ばれた新人で体重は普通の人の3倍はある)ブロンクスの貧民街に住む16歳の黒人女性プレシャスは生活保護を受けいる、母と二人で暮らしている。勉強は好きで結構良い成績なのだが、母親が仕事をしたり家事をしたりする意欲がまったくない。それどころか娘に暴力を振るって「腹が減ったから飯を作れ」、「学校にいったって何の足しにもならない」と、何かと物を投げつけ、反抗的な態度をちょっとでも見せると、見せしめに娘を叱る。
▼学校で授業を受けているプレシャスに校長から呼び出しがある。「授業料を払わないと公立学校には通えない」からと自宅まで、授業料を払えない理由を調べに行くが、母親が暴力を振るって面会を拒否する。母親は仕事を定期的に探している。娘を学校に通わせるという条件の下に僅かな生活保護を受けている。しかし自宅の椅子に座っただけで自堕落な生活を続けているだけだ。ケースワーカー(何とすっぴんのマライヤ・キャリー)はプレシャスと面接したとき、何かおかしい、妊娠しているのではないかと気づく。さらにフリースクールに通う事になる。友だちは様々な事情で普通の学校に通う事ができない子どもたちばかりだ。それでも担任教師の努力もあり、高校卒業の資格を取ろうと必死になる。この自己紹介のさせ方はとても参考になった。
▼ケースワーカーの訪問調査は拒否できないので、母は取り繕って娘の面倒をみている等とその場を誤魔化す。しかしケースワーカーは母親が働こうとしていないのでは、と疑って話したがらないプレシャスに実態を聞き出す。その結果母親の生活保護は打ち切りになり、プレシャスの子どもは施設に入れられることになる。しかし腹を立てた母親はケースワーカーの事務所に押しかけ、もう一度やり直したいと泣きつく。そしてケースワーカーは夫が娘をレイプするのをどうして防げなかったかと、厳しく追及する。こういうケースはすべからく同じパターンなのだ。つまり再婚した夫を自分から逃がさない様に、娘と関係を持つことには目をつむっていたと延々と話す。実は約10分間のカメラを回しっぱなしにするこのワンカットの演技はもの凄い。思わずスクリーンの母親に向かって「手前の事なのに勝手な言い訳をするな!」と叫びたくなるほど。
▼先の見えない虐待され続ける、悲惨な生活の中でもケースワーカーや教師の努力によって一文字、一文字憶えて学習しようとするプレシャスに光りがみえるのはまだ遥か先の事かも知れない。これぞアカデミー賞2部門受賞! 主要6門ノミネートされるのに最も相応しい作品であると思う。日比谷シャンテシネで。

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