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July 18, 2010

アフガンを破壊して、いまさら「養鶏支援」とは?

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▼昨日の蓮花のブログはあくまでもメモであり、取材の原稿となる覚え書きである。あの程度の原稿しか書けないのかと思われてもまずいので一応お断りしておく。今朝の朝日にアフガンで米軍が養鶏を指導しているという記事が出ている。こういう記事を書く記者はバ○ではないかと思う。そもそも米軍がアフガンを攻撃したきっかけというのは、911の同時多発テロを起こしたのはビンラディンである。アフガンのタリバンらは彼ら一味を匿っている。さらに麻薬の原料となる芥子をアフガンで栽培しているというのが、アフガン爆撃の理由だった。
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▼前者に関してはきくちゆみさんが「911事件の真相」を一貫して追及しているが、わたしも彼女と同じ立場である。パールハーバーもそうだが、アメリカという国は相手を攻撃する口実を作るためには、自国民を数千人の単位で犠牲にしても、何とも思わない戦争国家である。こんな例はいくらでもある。さらに麻薬の原料の問題で言えばノエリガもそれを口実に、アメリカに侵略されて国家元首が逮捕されたままだ。
▼もし麻薬栽培があったとするならば、それを作っている農民たちは「食えない」からである。アフガンの場合で云えば近年イギリス、ソ連、そしてアメリカに占領され続けてきた。そして雪を湛えた高い山はあるが広大な平原を潤す用水路がなかったので、農作物ができなかった。このことはわたしが書いた記事が、本日付の某新聞にペシャワール会現地代表の中村哲医師のアフガン支援活動を詳しく書いている。「新聞」は月3回発行で150円(送料別)だ。ブログを読んで下さっている方には有料で新聞を読んで下さっている方と差別化しないと申しわけないので、興味のある方はそちらをご覧頂きたい。
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(東大検見川試験農場移転に反対する看板)
▼朝日の記事によればケンタッキーからひな鳥を輸入して養鶏を指導しているという。さらに現地住民は「タリバンが怖いので、軍隊でなくても良いからアメリカにはずっと居続けて欲しい」と言わせている。ではタリバンが絶対悪なのかというと、そうではない。しかし農民の気持ちを掴んで農村を支配しているのは彼らであることは事実である。中村氏らは現地で時には彼らタリバンと粘り強く交渉しながら用水を引き、灌漑用水を6年かかって今年の2月に完成させた。要するに農地を工作する水があれば、人が生活でき農作物を栽培し、魚を養殖できるのだ。もしアメリカがそういう立場で最初からきちんと援助すれば、多くの人々は犠牲にならずに済んでいたはずである。朝日の記者はそういう歴史的な視点を完全に見落としているのだ。
▼わたしが一番言いたいこと。それはこの記者が朝日新聞から出版している「戦争と新聞」に書かれている、ジャーナリストの戦争への反省を無視していることだ。おそらく読んでいないのだろう。こうして朝日の記者はアメリカのアフガン戦争に協力する記事を性懲りもなく書いている。

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