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July 19, 2010

WOWOWで「硫黄島の砂」を見る

▼昨日目覚めたときからずっと「池上線」が頭の中で響いていた。これは西島三重子の歌で、唄えないが比較的好きな曲である。なぜこの曲なのか分からない。時々響く曲は不思議なことにその日によって異なるが、大体歌謡曲だ。この間ケーブルテレビで沢山の映画を見ている。一々書いていると本業に影響してしまうので書く時間がない。比較的面白かったのは「飛べフェニックス」(NHKBS)とそのリメイクの「フライト・オブ・フェニックス」(WOWOW)前者はジェームス・スチュワートが機長で、後者はデニス・クエイド。後者は最新のCGを駆使しているが、前者は1966年の作品なのでどうやって撮影したのだろうかと思う場面が多々でてくる。映画の作りとしては前者の方が説得力がある。
▼意外と面白かったのは「レディ・エージェント」でイギリスが第二次大戦中に女性工作員をパラシュートでドイツに送りこんでいた話。同様のテーマではケイト・ブランシェットの「ジャーロット・グレイ」があるがこちらは大甘な作品。女性工作員は実際にあった話で、200人くらいがナチスに捕まって薬物注射で毒殺、あるいは強制収容所に送られてなくなっている。(スパイはハーグ条約は適用されない)中心人物はソフィー・マルソーが今までとまったく違ったイメージ(いや007の「イナフ」で一回悪役を演じたか)で逮捕され拷問にも耐える役で熱演している。主人公は実在の人物だという。
▼昨年の映画「戦禍の下で」はとても良かった。こんな良い映画を見落としてしまったのか思った。レバノンに到着した一人の女性、空港のタクシー乗り場で「南に行ってくれる人はいない?」と聞くがみんな「命がいくつあっても足りない」と断る。しかし一人75年型ベンツのタクシーの運転手だけはOKという。乗る前に値段の交渉をすると「300ドル」と言うが「随分ふっかけるのね」と言い、「現地に着いたら半額払う」と150ドルだけ渡す。ヒズボラがいるという口実でレバノンはイスラエルの爆撃に曝され、クラスター爆弾も転がっているし、橋は爆撃されて遠く迂回しないと進めない。女性はどうやら離れ離れになった10歳くらいの息子を捜しているらしいことがわかる。運転手は途中道が悪いから別に50ドル払ってくれということなどから、最初反目しあっている。
▼しかし自分のコネを利用して困難を切りひらく姿にやがて心を開いてゆく女性。爆撃されたところからフランス人ジャーナリストがどこかに息子を連れて行った、という情報を手がかりに大使館に交渉して、ようやく「息子」が保護されている病院を探し当てる。しかし2日目の夜、日はくれて道は破壊されているので、車を捨てて歩かざるを得なくなる。
▼「硫黄島の砂」昨晩「パシフィック」の放映に先立ちWOWOWで放映されたのではじめて見た。ニュージーランドの基地で訓練をしている米軍のストライカー軍曹(ジョン・ウェイン)は部下から訓練が厳しいと嫌われている。最初新兵を訓練したものが生き残って最後は自分が古参兵になって新兵に国旗の畳み方を教えるというのは、アメリカの戦争映画に共通したパターンである。「硫黄島」というタイトルはついているが、前半は訓練とタラワ上陸作戦だ。硫黄島が映画に登場するのは後半だけ。タラワ作戦が終わるとハワイのワイキキで10日間休暇が取れるというから、食料なしでガダルカナルに送りこまれる日本兵とは大違いである。休暇の時ストライカーはバーで一人の女性と知り合う。そのバーではウィスキー一杯66セントもする。女性は「兵隊さんに66セントなんてぼったくりね。うちに来て飲まない」というので彼女の家に行く。酒瓶に2cmくらいしか酒は残っていないのでカネを渡して買いに行かせる。旦那はどうした?ときくと「gone」と答える彼女。彼女はシングルマザーでゼロ歳児の子育てをしていた。酒を買うついでにミルクまで買ってくるちゃっかりぶりである。そして乳児のベビー。・ベッドに有り金をおいて立ち去ろうとする。彼女「あなたっていい人ね」、「海兵隊はみんな良い奴ばかりだよ」とストライカー。
▼海兵隊がいいやつばかりなら沖縄でも女性に対する犯罪は起こさないはずである。全編海兵隊のマーチが鳴り響くプロパガンダの映画でありました。「パシフィック」は録画しただけで見ていない。映画「オーストラリア」もそうだが、日本兵がバタバタ殺される映画やドラマが日本でヒットするはずはない。そして最後はすり鉢山に星条旗が翻る場面で終わる。きょうはホントは「ザ・コーブ」を書くつもりだったが話が逸れてしまった。じゃ明日書くね。

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