« ◇「クレイジー・ハート」を見る | Main | ついに携帯型電子辞書が発売になる。 »

July 28, 2010

「ETV特集「食べられなくても生きられる」を見る

Necotoire
(猫のトイレ)
▼わたしが朝5時前後に起床してやることは3匹の猫のエサやり、次がトイレの取り替えである。というのは猫は3匹いるのでトイレは2つある。トイレは2重になっていて、シートを外カゴに2枚、内側に2枚の合計4枚使う。シートとは赤ちゃんやお年よりの紙おむつと同様な物と考えていただければ良い。そして一番上には5ミリ×2センチの円筒状の砂を入れる。シートは一番上の砂に近い部分が汚れるので、下から繰り上げて上に持ってくる。だがこれを販売しているのは名古屋の会社である。従って数量が減ってくると電話で注文して銀行振込をすると送ってくれるシステムになっている。
Omutu_2
(ペットの紙おむつ)
▼先日ふと気づくとシートがなくなっていた。押し入れにしまい込んであるので、探すとシートではなく別の紙おむつが見つかったので大いに驚いた。我が家にはまだ紙おむつを使う人はいないはずだ。広げてみるとサイズがかなり小さい。それで分かった先日一番年上の猫ちゃんが出血したとき、パンツ代わりに家族が買ったペット用の紙のパンツだったので、ただ大きさが成猫には合わず、おきっぱなしになっていた。
▼昨日エンディングノートのことを書いたのには理由がある。日曜日NHK夜10時からのETV特集「食べられなくても生きられる」をご覧になった方はいらっしゃるだろうか?「胃ろう」という技術がアメリカから日本で普及してから、口から食べなくても生きることができるようになったのだ。主たる登場人物はその技術を普及させ「私には延命至上の現状を招いた責任がある」とする石飛幸三医師である。簡単に言えば今までは鼻からチューブを胃袋に入れる方法だったが、患者は苦しむし、果たして人間の尊厳を守られているのだろうかと考えられた。
▼しかし胃に穴を開けて流動食を入れれば、理論的には食べるのと同じである。胃がんだとか脳出血で食べる事ができなくなった人は、この方法で「生かしておくこと」はできる。それで再び噛む力が出て来た人も一人登場したが、ほとんどは老衰した姿で呼吸をしているだけに見えた。家族は「話しかけるとうなずくから分かるに違いない」。とか「生きていてくれるだけでありがたい」。「こころの支えになる」と口々に語る。家族は生きているだけで良いと語るが、胃ろうを受けている本人の意思は確認する方法がない。
▼前に医師に聞いた話なのだが、「人間は最後は血管が切れるか、癌になって死ぬ」ということだった。まあ人間に永遠の命というのはない。一般的な寿命では60歳を過ぎたらいつ死んでもおかしくはない。だから身辺を片付けておいた方が良い。ところがわたしの友人には永遠の命と力があるかのように勘違いして、何の準備をされていない方もいる。やがて歩けなくなって買い物にも行けなくなる。これは決して冗談ではない。
▼ETV特集の最後は57歳で息子が脳出血で倒れてしまって、その医師に胃ろうの手術を依頼に来た、父親と倒れた男性の息子がやってきた。父親曰く「まだ若いし孫の顔も見せてやりたいし」と手術を依頼する。倒れた本人はおそらく意識が回復することなく、2、30年生き続けることになる。石飛医師は「ほんとうに良いのですね」と念を押す。つまり胃ろうの手術はかなり簡単である。しかし途中で家族も医師も「もうこれで良いです」と打ち切りにすることができない。つまり法整備ができていないので、勝手に外せば医師には刑事罰が待っているからだ。ETVの訴えているのは、胃ろうだけで生かされている病人の幸せとは何かを考えさせてくれた。さー、あなたが60歳以上だったら、いますぐに「延命治療は希望しない。臓器は提供しない(あるいは可)」とだけ書いて署名して捺印した書類を作っておこう。そして2年間使わなかった物はすべて捨てる。そしていますぐにでも、車椅子でも生活できるスペース(場所)に移動するのだ。

|

« ◇「クレイジー・ハート」を見る | Main | ついに携帯型電子辞書が発売になる。 »