« ◇「シスタースマイル/ドミニクの歌」を見る | Main | NHKBS2「ドクターG」(再)を見る »

July 15, 2010

元大学教授に添削をされた話

Erntai
(騎兵連隊を記念する馬像「東邦大学構内」)
▼♪「一度でいいからあなたの背中に爪を立てたい」というのは島津ゆたかの「ホテル」の歌詞だ。作詞はなかにし礼。わたしの家の猫はあれから時々出血するので、平均週に一回、道路の反対側にある動物病院に連れて行っている。最初に診察を受けて検査されるまでは出血することはなかった。検査で身体を傷つけられたのではないかと疑っている。それでも出血するから仕方なく動物病院に連れて行く。担当の獣医は感染症の疑いがあるとして、抗生物質を毎日二回飲ませるように言う。猫に薬を飲ませるのは容易ではない。
▼最初は医者から針のついていない注射器で飲ませる様に言われていたが、それだと全部吐いてしまう。今は指に薬を塗ってそれを嫌がる猫の舌にのせてやる。ほんの数分間なのだが、猫がわたしの腕から逃げるときに胸を引っ掻いて飛び降りるのだ。そのためわたしの胸は猫のひっかき傷が絶えないので、最初の歌詞の登場となる。
▼月曜日「軍事史学会」に所属する某元大学教授の話をした。お互い座って数分話をすれば、こいつはどれだけ「戦争」を理解しているかという事が分かる。わたしは遊就館を入って左手にある山砲の事を指摘したので、無事「合格」となって話を聞く事ができた。、初対面なのでわたしは過去に執筆した、「戦争遺跡」の事を書いた新聞をコピーして持参した。インタビューが終わって「もう過去の記事だから訂正しようがありませんが」と新聞に「添削」して下さった。それは一昨年の「支那囲壁砲台跡」の事を取材した記事だ。わたしは「第13、14騎兵師団」と書いたのだが、これは「連隊」であると指摘された。ありがたい事である。当時わたしの身のまわりには明治時代や太平洋戦争の軍隊の編成を知っている人がいなかった。今後はこの元教授にお聞きすれば良い。確かに当時の写真をもう一度点検したらご指摘の通りだった。
▼選挙の総括がまだ出ていない政党がある。これを見るにつけ、日露戦争で乃木の203高地の攻略を思い起こさせる。参謀本部は満足な物資を送らず、バルチック艦隊が日本の近づいてくるので、攻略を焦っていた。それで何が何でも「落とせ」というのが至上課題であった。本筋から言えば近代戦は大砲で猛攻撃をして敵の基地をある程度破壊してから、歩兵で攻略するのが正しい戦闘だ。ところが乃木はとにかく白兵戦でやるしかなかった。ところがロシア軍は頑丈なトーチカと強力な大砲を持っていたので白兵戦では歯が立たないのだ。それでも歩兵を何度も何度も突入させ、死ななくても良い人命を奪った。結局日本本土から要塞の大砲を解体して持ちこむ。それでロシアの大砲を沈黙させ、ひじょうに大きな人的犠牲を払って203高地を占領する。
▼いずれにしても侵略戦争には他ならない。しかし某政党の選挙戦略を見ていると、まさにこれと似ている。いくら正しい事を言っても味方は消耗していくばかりだ。この革新政党の選挙戦略の出発点はどこにあるのか?加賀乙彦の長編小説に「永遠の都」という作品がある。その中で復員して来た主人公が、戦後まもなく始まった選挙に遭遇し、その革新政党の選挙戦略は軍隊の「作戦用務命令」と同じやり方だと驚く場面がある。だがそのやり方は戦後65年たっても「作戦用務命令」と変わっていない様にみえてならない。

|

« ◇「シスタースマイル/ドミニクの歌」を見る | Main | NHKBS2「ドクターG」(再)を見る »