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August 15, 2010

NHK爆笑問題の「戦争研究」で感じたこと。

▼土日も朝早くからアクセスして下さる常連の読者がいらっしゃる。とても嬉しいことだが、ホンネで言うと土日、祭日はあまり書きたくない。書くには一定の時間、集中力を高めなければならない。それが時々苦痛になるときがあるからだ。従って土日、祭日のアップする時間はおよそ午前中と考えていただいた方が良いと思う。ご希望の方には「更新終了メール」をお送りするので、携帯などのアドレスをお教えいただきたい。
▼さて昨日は「二重被爆」、「被爆した女たちは生きた」それに「カラーで見る戦争」を途中まで見た。さらに土曜日は「愛川欣也パックイン・ジャーナル」があるので時間をとられる。そして金子勝の「ニュースにだまされるな!」の残り半分も見終えた。
▼さて爆笑問題の「戦争研究」で感じた事を一つ。それはゲストで登場した関西のお笑い芸人が「家族を守るためなら僕だって戦争に行く」としゃべったことに、東大教授の加藤陽子が「国家は問題を常にそういう方向にねじ曲げる」と語ったことだ。戦争の多くが領土問題だったり、利権や覇権をもっと長期にわたって安定的に確保しようとするのが目的である。そこを支配者は民族問題や、宗教問題にすり替える。そして「君の家族が敵に暴行されても構わないのか?」と問題をすり替えてくる。これは国家(支配層)の問題が具体的に個人の問題にすり替えられる詭弁である。
▼そしてだから軍隊が必要だ。軍備が必要、徴兵制が必要だと発展してしまう。それかもしくは「アジアを開放する正義の戦争」というめちゃくちゃな論理に発展してしまう。かの芸人は「学校でも誰も教えてくれなかった」と語った。するとゲストの1人俳優の神山繁(海軍で主計の勉強をしていたと言っていた)怒って「そんなのは誰も教えてくれない。自分で勉強するんだよ」と反論していたが、まさにその通りだ。
▼昨日の「愛川欣也パックイン・ジャーナル」で立教で財政学を教えている山口義行は「生徒に先の戦争でアメリカと日本のどちらが勝ったか聞いても分からない。つまり学校では明治以後を教えていない、と語った。同様にレギュラーの横尾和博は、「かつてオウムを取材していたき、あそこの顧問弁護士に取材したことがあるが、麻原が言っている最終戦争を東大を出た弁護士が信じているにの驚いた」と語っていた。一般学生だけではく、東大を優秀な成績で卒業して司法試験を受かった人間が、この程度だとすると、日本の教育では歴史をどう教えているのか、検証して見なければならない。
▼先日取材した歴博の学芸員も「歴史はむしろ現代から昔に遡及して教えたら良いのではないか」と語っていたが、本当にそうなのかも知れないと思った。

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