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August 04, 2010

NHK「戦場からのラブレター」を見る

Enokoro
(エノコログサの葉を食べるナナちゃん)
▼例の猫の話の続き。昨日わたしが仕事をやりかけて机の上にPCとマウスを出しっぱなしにして小一時間ほど出掛けた。帰宅して画面を見ると最後の1行目が同じ文章が2行に渡ってでていた。その側には例の猫がマウスにじゃれていた。鼠に猫がじゃれるのは当たり前の事だが、PCのマウスにじゃれるという話はあまり聞かない。この猫は「コピー&ペースト」をやっていたのだ。もっと役にたつ事をしてくれればありがたいのだが…。この猫はわたしが外出から帰ると必ずバッグに首を突っ込む。この時期彼らは「猫じゃらし」が大好きなのだ。正式には「エノコログサ」というのだろうか?猫はこの若い葉と穂を食べる。猫によって葉を食べるのと、穂を好む。そして猫じゃらしが生育しすぎたものは食べようとしないので、帰宅途中には毎日道路脇のエノコログサを採取している。知らない人の目には「草むしりをしている変な人」としか写らないかも知れない。
▼昨日午後7時半のNHKで「クローズアップ現代」で「戦場からのラブレター」という番組を放送してから、この検索用語が急増して22件にもなった。わたしは1年ほど前に民放で放送した同名の番組を紹介してブログに書いた事があったので、その言葉を頼って来たのだろう。わたしは昼間の仕事で疲れ切っているので、夜はなるべくPCに向かいたくない。しかし現実には中々そういう訳にもいかず、前日は午前1時頃まで作業をしていた。だから残念ながら番組を観た直後にブログを書く元気はない。
▼WOWOWの「パシフィック」をちょっと見ただけでも同じ事が言える。つまり戦場にあって彼ら兵士を励ますのは肉親からの手紙であるのだ。当然「軍事郵便」を使うから検閲もあるはずだ。昨日の番組を見ると、検閲官も何十万通もある大量の全部検閲できないから、こういう生々しい愛の告白を書いた手紙に墨を塗ることまで手が回らなかったに違いない。番組では四国で戦地の夫と交わした100通近い手紙を出版したという話も紹介されていた。本当は自分の棺に入れてもらうつもりだった。しかし戦死した夫の気持ちを考えると公開して出版した方が役にたつと考えたと言っていた。
▼もう一つ中国の戦地に赴き、妻には「必ず生きて還る」と誓う手紙が残された人だった。途中では「何も分からない現地の奴ら」という敵愾心を燃やしている様子がうかがえる。そして外出するときにもどこから襲われるか分からないので、武器を手放せないという。しかしあるとき捕虜にした中国人の母子を殺害する様に上官から命令される。しかし子どもを抱いた母子を見て、日本に残して来た自分の母子の姿を重ね合わせてみる。そして銃を向ける兵士の前にして、上官に「この二人の命だけは助けてやって欲しい」と銃殺をやめるように訴えそれは認められる。敵愾心はあるが、やはり一人の人間として母子を愛する気持ちが優先されたのだ。それ以後彼は行進中に小さな子どもたちが「シーサン」と駆け寄ってくるのを見ると、必ず「ドンベイ」という銅貨を数枚与えるのを常として。
▼しかし妻に必ず生きて還ると、中国の子どもたちを可愛がった彼も銃弾に倒れて再び日本の土を踏むことはなかった。やはりメールではなく、肉筆の手紙は心を揺さぶるものがある。そして残された一通、一通の手紙には夫婦愛と肉親をいとおしむ彼らの肉声が切々と伝わって来た。本当は「グッドモーニング・プレジデント」を書く予定だたが、書いているうちにテーマが変わってしまった。市川砲兵大隊の感想はお一人の方から送られてきました。

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