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August 07, 2010

◇「フェアウェル/さらば、哀しみのスパイ」を見る

▼歴博に行った時受付で広報担当者に「取材撮影」という腕章を渡された。通常左手の腕に撒く。腕章と言えばフランスのTVドラマ「女刑事ジュリー・レスコー」を見ているとフランスの警察は赤い腕章を左手に巻くので、まるで警察労組のように見える。余談はともかく、安全ピンを外してシャツに通して再び留めるという行為が難儀だった。最後は左手の親指に針を突き刺してしまった。さらに流れ出た血が中々止まらなかった。
◇「フェアウェル/さらば、哀しみのスパイ」先週公開されたアンジェリナ・ジョリーの「サルト」の様な派手なスパイ映画があるかと思えば、これは頭脳戦の実際にあったスパイの話だ。1981年にソ連は崩壊した。実はこのスパイが流した情報がきっかけになってソ連が崩壊したと言われている。ブレジネフ政権時代KGB(国家保安委員会)のグリコエフ大佐は、自らが所属しているKGBに関する極秘情報をフランスに渡していた。このグリコエフのコードネームが「フェアウェル」とされていた。彼は妻と男の子と3人家族でつましい生活をしている。だが息子は反抗的でブレジネフを批判する言動があったとして学校から注意をされている。父親が息子の勉強部屋に来て、注意をしようとするとヘッドフォンを耳に付けて会話をしようともしない。
▼グリコエフはしかし、このソ連という体制を何とかしなければという思いに駆られている。そんなときフランス人外交官と知り合いになる。そして信頼できる相手だと感じたとき、ソ連の極秘情報を渡そうと決意する。最初は文書だったが、外交官から小型カメラ見ノックスを手渡され、それで密かに撮影したフィルムを手渡すようになる。グリコエフは息子の要求をフランス人に頼むシーンは微笑ましい。「ほらジョニーのウォーカーとかという音楽を聴くやつが欲しい」「それならソニーのウォークマンだろう。」「それにキングという歌手が歌っているカセット」「分かった」という会話がある。そしてグリコエフはKGBにいる女性と愛人関係でのっぴきならぬ関係になっており、「奥さんと別れてくれる」と家まで押しかけられる。
▼彼がなぜソ連が世界に張り巡らせたスパイ網が集めた情報を西側に流そうとしたのか?はたまたソ連の軍事情報を漏らしたのか?スパイが発覚してKGBに逮捕され拷問される。そして自白剤を注射されても吐かない。だが妻と息子が面会に来たとき、しっかり手を握って離さそうとしない。おそらくこのソ連という国にいては息子の将来はない、と考えたのではないだろうか。そして協力者だったフランス外交官がフィンランド経由でソ連から脱出したと取り調べの最中上司のKGB部長から聞かされて、ようやく自白しようとする。▼だがグリコエフは自分の命と、その息子の将来とソ連の崩壊とを引き替えにしなければならなかった。最後の瞬間、西側がとった驚くべき二重スパイの行動が明らかとなる。
▼以下在日米軍が日米同盟を永続させようとする、市民向けプロパガンダのアニメ。紙のものは大人気で既に20万部発行して、残部僅少だという。
▼祝!第92回全国高校野球選手権大会で成田高校が一回戦で智辨和歌山を下す。

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