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September 22, 2010

NHKETV「98歳・新藤兼人の遺言~映画」を見る

Tugi
(一畑電車のシートには接ぎが当てて大切に使って入る)
▼昨日明らかにされた「大阪地検のFDデータ改ざん事件」事件は特捜部ぐるみであると思われるが、前田検事をトカゲのシッポを切るように切り捨てて終わる可能性が高い。この事件の前にある弁護士がブログで「刑事事件なんてすべて検察の思い通りになるんです」と書いていたが、こんなねつ造をすれば、白を黒と言いくるめるのは朝飯前であろう。ただ前田検事はパソコン操作を熟知していなかった。一部の新聞にそのFDデータの更新日時の写真が掲載されている。もし日時をねつ造したければ、まずネット接続を一旦切る。次にパソコンをちあげるとき、スイッチを入れてすぐBIOS設定画面になるので、そこで立ち上がるのを止めてBIOSモードにする。そして日時を希望の日時にしてしまえば良いのだ。前田検事の場合、上手の手から水が漏れてしまったのだ。
▼さらに昨日正午の記者会見で無罪が確定した村木さんが、職場のパソコンを全部更新したばかりなので古いデータが残っているはずはないに、「データが出て来た」というのはおかしいと思っていた、と指摘していた。恐ろしい事に検察の手にかかると何でもアリになってしまう。
▼◇NHK教育テレビ19日夜のETV特集「98歳・新藤兼人の遺言~映画“一枚のハガキ”を撮る」新藤兼人監督は3年ほど前に「陸にあがった軍艦」をユーロスペースで初日に見た時、上映が終わった後舞台挨拶で登壇された。そのときこのドキュメンタリーにも頻繁に登場する孫の「風さん」もご一緒で、挨拶が終わったあと孫に頭をこづかれてペコと下げて会場から笑い声が上がった。新藤監督は今98歳で、もう映画を撮るのもこれが最後になるだろうと云う。
▼新藤は兵隊検査で丙種合格だったので、まさか自分に召集令状が来るとは思っていなかった。だが召集令状が届き、海軍の特別攻撃機のパイロットの宿舎の清掃や、彼らの世話をする任務に就く。そこで任務が一段落すると責任者が、これから新しい任務に就くことになる。ただしそれはくじ引きで抽選をして決めると言われる。そこでは新藤が配属された100人の部隊のうち94人が戦死するという経験をする。
▼新藤は自らの体験を何とかこの「1枚のハガキ」を映画にしたいと希望して体力づくりをしてきた。朝6時に起きてNHKの基礎英語を聴いているという話は以前一度書いた。この日は孫の風ちゃんの号令で赤ちゃんのように寝転がったまま、「カイクリ、カイクリ」と手足をグルグル回す運動を繰り返す。風ちゃんが「もう一回する?」と聴かれると「もういいよ」と答える。シナリオを書いた次は絵コンテを5冊の図画ノートにカラーで書きためていた。しかし資金を集めるメドがたたない。ようやく息子さんか親戚の方なのか同じ新藤さんという人が、半分の資金集めのメドがたったから撮るだけとってしまおうと撮影開始になる。
▼「一枚のハガキ」の撮影はすでに今夏に終わって編集作業に移り、公開は来秋になる予定だ。新藤は仲間は死んでしまったが生き残った自分が彼らの事を映画にする必要があると自分の戦争体験を映画にすることを考えた。リハビリをする毎日でどう見ても肉体的には限界を超えているように見える。しかし「一枚のハガキ」という新作に込められたメッセージからは、日本人が戦争という愚挙を忘れつつあるからだ。
▼ブログは今晩深夜に14万番になるでしょう。

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