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September 04, 2010

日本の戦車は高級将校の雇用対策

Urokogumo
(下界は暑いが空には鱗雲が…。3日夕方、1トップ面もご覧下さい。)
▼昨日は中途半場で終わってしまった。きょうも取材が2本控えているので手短に書く。要するに旧日本軍の95式ハ軽戦車とは、工業製品としては、比較的良く作られている。しかし当時戦うべき相手だったソ連の戦車に比べて装甲は半分で主砲も半分の威力しかない。はっきり云えば豆鉄砲と本物の鉄砲くらいの差が歴然としている。なぜこんな事になってしまったのか、わたしはご紹介したリンクにある「Wikipedia」を読んで全て分かった。つまり戦車を海外に持ち出す場合、日本の様な島国にあっては港からクレーンを使って揚陸艦に乗せなければならない。上記の場所にある解説を読むと、クレーンの能力が最大で7トンまでしかなかった。従って戦車は6トン以内に収めなければならなかった、という記述があった。
▼つまり日本にあっては敵の戦車を撃滅することではなく、総重量をクレーンの最大荷重に収める事が戦車の性能は限定されていたのだ。今の日本も欧米に比べて高価な戦車を作り続ける理由は戦闘に勝つためではなく、戦車を作る技術を継承させるのが目的なのだ。はっきり云えば三菱重工のために、実際の戦闘では役に立たない戦車を作り続けている。
▼一週間前に冨士総合火力演習で10型戦車(ヒトマル)の試作戦車がデモンストレーションとしてデビューした。どんな戦車を作っても戦車戦とは消耗戦なのだから安くて大量に作れなければまったく意味はないのだ。イラクで戦争でも使われた、世界でも優秀と云われているアメリカのM1A1が7億8千万円、ドイツのレオパルド2A5型で4億3千万円でその他は大体1億5千万円程度で納まっている。それに対してわが日本国のそれは1両10億もする。とりもなおさずこれは三菱に天下りしている、自衛隊の高級将校たちの雇用対策としての人件費もかなり含まれているので高くなっているのである。こういうのこそ外国企業を競争入札させるとか、仕分けの対象にしないと、永遠に高い買い物をさせられるだけになってしまう。

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