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September 15, 2010

◇「トイレット」を見る(1)

▼民主党代表選挙は予想通りの展開で決着した。すなわち官僚達は菅の方が扱いやすいと考えて、大学時代などの人脈を通じてあらゆる謀略を使った。週刊誌やそれが掲載される新聞広告マスメディアに小沢の悪評を書く。「青木某女との関係」といかにも「不倫」が存在するかの文字が躍っていた。こういう官僚の謀略が日本の政治を変える可能性があると考えるとこれはかなり恐ろしいことである。
▼昨晩当たりから昼間と夜の気温差が広がって来た。夜は寒いと感じるほどだったので、もうアルコールは必要でなくなった。暑いときは身体の皮膚から内蔵まで焼け付くような感じがして、飲まずにいられなくなる。それも不思議なもので毎年9月20日前後にはピタッと納まる。月末には区が主催する健康診断があるので、少しでも肝臓を休ませておかなければならない。
▼ネットを見てこのブログにやってくる検索用語を分析すると、本のタイトルが一番多い。自分は読まずに書いてある事を知りたいのだろう。今一番多いのは「琉球処分」である。これは読んでいるがあえてブログには書かない。分厚い本だが、3日もあれば読めると思うので各自努力をしていただきたい。昨晩読む本がなくなってしまい、夜7時過ぎに図書館にでかけて須賀敦子の「塩一トンの読書」他を借りて来た。この「塩…」の最初の方で須賀は「読書の愉しみとはほかでもない、この『どのように』を味わうことにあるのだから。カルヴィーノのいうように「読んだつもり」になって本をじっさいに読んで、そのあたらしさにおどろくこともすばらしいが、…」とある。要約を読んで、読んだつもりになってもらっては困る。それどころかわたしの書いたブログを引用してまた論文を開陳している輩(やから)がいるのにはもっと驚く。
▼「ズンゲン支隊」も同様で本のありかをお教えしてあるが、3万円のゲーム機は買っても1万円の本を買って読むためのカネは惜しいらしい。「ヒロシマ少女たち…」のヒロイン石○郁江○さんも昨年発行された某週刊誌にちょっとだけ紹介されている。自力でどうかその週刊誌を探して読んでいただきたい。わたしは週刊誌の切りぬきを持っているが提供するつもりは一切ない。読書は手間ひまかかるものである。それもわたしという読み手のフィルターが掛かっている。それを読む前に手間ひまかけて努力をし原本をあたって、読書の愉しみを味わっていただきたい。ネット社会は玉石混淆ではなく、石石石玉混淆
◇「トイレット」母親の葬式の場面で息子が大泣きしている場面から映画はスタートする。日本映画だが登場するのは外国人(舞台はカナダという設定だ)だけだから、映画はすべて字幕である。その葬儀に一人の老婆(もたいまさこ)が立ち会っている。しかし彼女は英語がしゃべれないので映画の中では無言の演技が要求される。老婆は娘(つまり3人の母親)が死亡してしまったので、彼らが引き取る格好になる。長男は研究所に勤務して別居してフィギアが大好きだ。次男はピアノが好きだが引きこもり。長女は大学生だ。色々あって長男はみんなと一緒に暮らすことになる。そこにいる「ばあちゃん」(最後まで固有名詞である名前は明らかにならない)はトイレに出入りするたびに、大きなため息をつく。
▼長男はそれが不思議でならない。次男は母親の部屋から旧式のリッカーミシン(ソーイング・マシーン)を探し出し、それで自分の持ち物を縫おうとするが糸の使い方が分からない。それで手真似足真似で「使い方を教えて欲しい」と依頼する。ばあちゃんは我が意を得たりと器用にミシンを操って生地をを縫う。そしてばあちゃんに生地を買うカネを無心してスカートを作ろうとする。長男は妹から頻繁に電話がかかってくるので、「紹介してくれ」とせがまれている。ところがある日ばあちゃんが行方不明になって、同僚の車を借りて探しているうちに脇見運転で事故を起こしてしまう。長男はばあちゃんがトイレを出たときため息をつくことを同僚に相談する。するとインド人の彼は日本には、旧来の日本式トイレと、西洋式トイレがあってそれが馴染まないのではないかと教えてくれる。
▼長男は気に入ったフィギアが3000ドルもするがそれを買おうと思ってカネを貯めていた。そして同僚の車を事故で壊した修理費用も3000ドル、そしてウォッシュレットも3000ドルするが、ばあちゃんのために奮発する決意をする。(タイムオーバー、明日に続く)

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