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September 13, 2010

NHK「原爆投下を阻止せよ」を見る(1)

▼今朝は古いピアノの取材があるので、昨日は午後からポリーニの演奏するベートーベンのピアノソナタをずっと聴いて、資料を読み込んでいた。
▼わたしはなぜヒロシマに原爆が投下されたのかずーっと疑問に思って30年来それに関連する書籍は全部読んでいたつもりだった。ところがNHKで土曜日に放映された、「原爆投下を阻止せよ」は今までの概念をひっくり返すようなドキュメンタリーだった。ジョセフ・グルーは当時アメリカの国務次官だった。彼は日本をずっと日本はビジネスパートナーだと考えていた。ところがジェームス・バーンズという男はソ連がヨーロッパでナチスに勝利してから、原爆をソ連のけん制する目的で使おうと考えた。戦前にアメリカで公開されたプロパガンダ映画「エネミー・JAPAN」というものがある。そこでは日本は有能な労働者を抱えた重要なパートナーになるうると云っている。グルーはKJPモルガンに所属しており、駐日大使として日本に来て、三菱や住友、NECと親密な関係を築いていた。そして東アジアには何でもあるというレポートを提出していいた。
▼そして彼はITTを通じて上記の財閥や会社の株を買いまくっていた。そして日本をアメリカの工場にするとうそぶいていた。だから日本を攻撃する事はビジネスの相手を潰すことになると政府に提言していた。つまり日本を徹底して破壊してしまうとウオール街が日本に投資して資金が回収できない、アメリカの利益にならないと忠告していた。
▼やがてアメリカは密かにマンハッタン計画を作る。国家予算の20%にもなる巨大なプロジェクトなのでその、資金調達は地元の雇用と水害対策でダムを作って、コツコツと実績を上げて来たバーンズに委ねられた。既存の電力会社の軋轢もあるが3年がかりでバーンズはダムを作り上げる。そして彼は第二次大戦が始まると戦時動員局長に任命される。マンハッタン計画を遂行するには、それを使う事をアメリカ国内で正当化しなければならない。それが「原爆はアメリカ兵の命を救う」というキャンペーンだった。
▼いっぽうバーンズは日本に投資した資金をどう回収するかが至上課題となった。スイスのバーゼルで開かれた会議で原爆投下前に日本を降伏させる方法はないかと探っていた。当時のスイスにはスイス国際決済銀行があり、ダレスなどが暗躍していた。そこでグルーが手に入れた情報は「天皇制を存続させる」事を日本に伝える。そうすれば日本は降伏するという結論だった。結局財閥ら天皇の取り巻き連中は、結果としてウオール街からカネを貰っているのだから、天皇さえ安泰ならば自分たちも安全だという論理が働いたのだろう。(早く出掛けるので以下は明日まで待たれよ)

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