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October 05, 2010

◇「メッセージ、そして、愛が残る」を見る。

▼夕べからNHK、朝日新聞はじめ各マスメディアは「検察審査会が小沢氏の起訴を決めた」と大々的に報道している。さらにこれに対して自民党から共産党まで、自分の気に入らない相手を潰すためなら悪魔とでも手を組む、という姿勢が見え隠れする。一体検察が起訴できなかったものを、弁護士がどうやって起訴するのか?わたしは小沢氏とは昵懇の間柄ではないし、何の恨みも持っていない。しかしこのような手法で検察審査会が機能し始めたら、「憎い相手はとにかく審査会で」という事になってしまう。しかも審査会のメンバーは誰にも分からない仕組みだ。この問題でもうこれ以上ウダウダ書きたくないので、以下のブログを参照していただきたい。
▼今朝の朝日に精神科医の野田正彰が「龍馬にしがみつくのは成熟拒否の表れ」と書いているがその通りである。大体龍馬は30代で死んでいる。もし長生きしていれば岩崎弥太郎のように老醜をさらしていたかも知れない。さらに野田は「軍国主義に利用された過去もあるので、勝手な使い方はもうやめよう」と云っている。わたしはNHKの大河ドラマは一貫して嫌いなので一度も見た事がないが「土佐、江戸、京、長崎となんであんなに行く先々で美人の女性にモテさせるんだろう、と思います。番組の人気づくりのためですかね」ともいう。記者が「高知県出身で龍馬に否定的な事を云って大丈夫ですか?」と聞くと、龍馬本人を否定的には思っていない。ただ勝手な使い方はいい加減にしてくれ」ということなのだという。まぁ長野県人に木曽義仲を批判したらえらいことになってしまうのと同じかもしれない。
◇「メッセージ、そして愛が残る」夏のバカンスで高原の池で遊ぶ少年ネイサンと少女。沼の足場が割れて少女が湖にはまりそうになる。少年が助けようとすると、「お母さんを呼んできて」と云われ、少年は別荘地に必死に走る。しかし別荘の直前で走って来た車に跳ねられてしまう。運転していた女性は救急車も呼ばずにオロオロするだけ。そして大きな会社の会議室ネイサンは弁護士として辣腕を振るっている。もめ事は全部俺に任せておけ、といった調子である。少年期からこの場面への転換が早すぎてとても理解できない。実はネイサンは死んだのだと見ていた私は思った。しかし何らかの理由で生き返ったのだ。
▼弁護士のネイサンはもめ事を解決するため、ケイという医者と会う事になる。ケイは死を予見できるという。それは死ぬと思われる人の周りは突然明るいリングに包まれるのだ。ネイサンは幼い男の子を亡くしている。妻のクレアは息子の葬儀の事も考えない会社人間だったネイサンを嫌って娘と二人砂漠のある地方に住んで別居している。ネイサンはケイが不思議な死の予見ができることを知って、ふと妻や娘、もしくは自分が死んでしまいのではという不安に襲われる。
▼久しぶりに娘に会いたいので、飛行機で都会に来るように言うネイサン。娘はしかし稲妻が怖くて飛行機に乗ることはできないという。やむを得ずネイサンはケイを伴ってネバダかどこか砂漠の近くで、フォトグラファーとして生計を立てている妻の元を訪ねる。飛行機は危ないと考え車で、現地まで出掛ける。追い抜いた赤い車が光の輪に包まれて不思議だと思っていると、その先で交通事故を起こして車は大破して乗員は死亡しているのを見てしまう。すると妻も娘も突然光の輪に包まれるので驚愕する。もう死ぬのは時間の問題だと動けなくなる。そしてケイに助けを求める。砂漠で一晩明かしながらサボテンの開花を撮ろうとしている妻の元に駆けつけるネイサン。そこでようやく妻から心のわだかまりを告白される。死を予感する光の輪とはあくまでも自分の幻想で、いまこの時を家族としっかり生きなければと決意する。シネシャンテ。フランスのベストセラーを映画化したものだが、かなり難解である。小説を無理に映画にすることはなかったのでは、と思う。
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