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October 29, 2010

◇「隠された日記~母たち、娘たち~」を見る

▼朝刊によれば昨日の事業仕分けでスーパー堤防が中止になったらしい。友人が北小岩のスーパー堤防の反対運動を長い間つづけてきたので、ほんとうに良かったと思う。とにかく幅の広い堤防を下流に作ってもまったく意味がないのだから、何のための堤防なのかまったく意味がない。それが国の政策だからと言って、区役所は住民運動の切り崩しから様々な手段を使って、堤防を作らせようとしていた。しかし堤防を作るために先祖の代からずっと住んできた家を取り壊して、他に移転させられる方はたまらない。
▼COP10は最終日になってもまとまりそうにない。昨日のTVを見ていてアフリカのナミビアの人が出ていた。この人物は白人であり、本当にナミビアの先住民族の代表として、例えば「大航海時代まで遡って」と主張しているのだろうか?わたしは不勉強でわからないが、数年前に雑誌で読んだ記事によれば、「国際会議でアフリカ代表として出席している人のかなり多くが、国を代表しておらず単なる利益代表である」、という。
▼時代劇が次々公開されている。しかしまずリメイクはまずつまらない作品が多い。次は原作の小説がある場合小説を超える映画に出会った事はない。つぎに映画評論家の批評はタダ券をもらって書いているからアテにならない。むしろ試写会を見た個人のブログの方が遥かに当てになる。「桜田門外ノ変」も「雷桜」も個人のブログの評価はイマイチなので見に行く気持ちは起きない。
◇「隠された日記~母たち、娘たち~」フランスの郊外で町医者をしているカトリーヌ・ドヌーブ。彼女は今回主人公ではない。その娘のオドレイが主人公であり、キャリア・ウーマンとして仕事をしているカナダから一時帰国している。彼女の仕事とは何やら水のエネルギーの省力化のプラントを作る事らしい。それで帰国して集中して仕事をしようとしている。しかし映画では殆ど仕事などしている様子はない。
▼実家の母とはあまりしっくり行っていないので、海辺の今はなき祖母の実家に籠もって仕事をしようと考え、1ヶ月も滞在しないのに調理台や食洗機まで入れ替えようとしている。ボーイフレンドはカナダに残して来ているが、どうやら妊娠したと気づく。しかし彼と生涯を共にしようなどとは考えていない。だがオドレイは、母親になることに不安を持っている。同時にこのまま産むべきかどうか迷っている。母の実家の改装をしているとそんなある日、台所の引き出しの奥から一冊のレシピを書いた日記が見つかる。50年前に家族を残して家出した祖母のものだった。
▼オドレイはさっそくそのレシピを再現して母や親戚一同を招いてパーティを開く。しかし夕食もそこそこに母(ドヌーブ)は腹を立てて歓談もせずに帰ってしまい、気まずい空気が流れる。どうやらそれは祖母と母との間に何かがあったのではないかと感づくオドレイ。映像は過去と現在を行き来しながら母の記憶を取り戻す。それは祖母はとても美しい人だった。だが夫のために家に籠もって尽くすという生き方は望まなかった。夫に外に出て働きたい。銀行口座を開きたいと頼み込むが次々とノンと言われてしまう。あるとき写真館の経営者と知り合いになり、個人的にカメラの使い方を習おうとする。しかしそれも夫に知れ、借りたカメラをたたき壊されてしまう。
▼祖母に母は「お前は頭のよい子だから手に職をつけて立派に自立するのよ」と諭す。賢い長女(母)はうなずいてその通りに生きて来た。その点、長男の弟は幼すぎて母の話はあまり理解できなかった。そしてある日祖母は銀行口座をすべて解約し、よその町で行きていこうとする。ところがそれが夫の耳に入ってしまう。荷物を持って旅立とうとしたとき夫に捕まり激しく折檻される。姉弟の記憶はそれでストップしていた。しかし今思うと父はその後泥だらけになって帰宅した。それが示すものは何か、いま大人になって父のしたことがようや分かる。母は心に秘めてきた想いをオドレイに話すことでようやく長い間のわだかまりが解けるのだった。
▼今週読んで良かったブログ「気づくこと」「信ずること

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