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November 30, 2010

戦争が起こるかも知れないのに平和ボケなTV。

▼日本は本当に平和ボケした国だと思う。なぜって、昨日の夕方の各TV局は横並びで「海老蔵が殴られた」というのんきなニュースを扱っていたからだ。どこのチャンネルを回しても同じであきれかえっていまう。朝刊に載っていた「週刊朝日」の広告はトップ記事があの「ノリピー」の独占単独会見記事だ。それに月末で昨日立ち寄った銀行にあった女性週刊誌を見ていたら、都内のライトアップで「愛子様がとてもお気に入り」なのはこのHPのトップ写真と同じ場所だと書いてあった。こっちを削除しようかと思っているくらいだ。かと思うとある個人ブログを見ていたら、「朝鮮で戦争が始まらないかと気になって眠れない」という人もいた。
▼わたしがもっと驚いたのは以下のニュースである。別のサイトを見て分かったのだが、警察は麻薬マフィアに押され気味で他県から警察の応援を頼んでいる。しかも空港は使えそうにないというのが、昨日のネット情報だった。今朝の朝刊を見ると警察に制圧されたとあったので一安心である。
▼そんな中で冷静だったのはNHKの夕方のニュースで「三井三池争議」から50年目(11月11日終結)に当たる今年当時をふり返るレポートがあった。その中で当時の労組で活躍していた人や、主婦会の人々を登場させて良心的な報道をしていた。中でも主婦の人たちが必死に応援や支援活動を続けられた原因は何かという話は良かった。彼女たちは「お金はなくても友だちは一番大切で裏切れない、だから今もそのことは誇りに思っている」と語った時はジーンとなった。
▼「兵士たちの戦争/都城第23聯隊」(その2)米軍はラウドスピーカーですき焼きが焼けている音を流すなどして、日本兵をおびき寄せようとしていた。多勢に無勢で最早連合軍に勝つことなど考えられなかった。とにかく一時でも長く連合軍を引きつけて置く事だけが戦争の目的だった。生き残った松谷曹長の証言によれば「生きて虜囚の辱めを受けず」という教育を吹き込まれていたので、殆の兵士は自決するか飢餓で死んで云った。日本軍が息を潜めていたところから10kmの場所にオーストラリア軍の基地が作られた。決死の覚悟でそこへ食料を奪いに出掛けたが、途中で野生の豚を発見したので捕まえすぐ解剖して肉は干し肉にして持ち帰り、内臓は焼いて食べた。
▼昭和20年6月ミオ川まで撤退したが、参謀本部から再び「玉砕命令」がでた。そこでもうこれが最後だと恩賜の煙草を回しのみして突撃に備えた。しかしそれも思う様な成果は上げられず、まもなく戦争が終わったという連合軍のチラシが飛行機によって撒かれた。結局23聯隊6000人のうち生き残ったのは400人しかいなかった。内地に復員して戦死した遺族の元をお詫びに訪問すると、「逃げるのがうまかったから生き残れたのだろう」と嫌みを散々言われた。しかし実体は「食いたい、会いたい」という一心で生き残ったようなもので、言葉で言えば「恥」になるような事だけだったので残念で、申しわけないという気持ちでいっぱいである。

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November 29, 2010

「兵士たちの戦争/ブーゲンビルの歩兵23聯隊」NHKHVを見る

▼昨日午後のある時間からアクセス数が急増し始めた。例によって検索用語を見ると「鴎外/恋人」というのだった。ちょうどその時間帯にNHKHVで同番組が再放送されていた。番組をメモを取りながらみるとか、鴎外の本を何冊か読んだ方が勉強になると思う。ネットでチラッとみたのは、その瞬間の目学問で終わってしまう。
▼WOWOWでは土曜日夜に「CSIトリロジー」が放送された。わたしはこのシリーズは苦手である。150分と言っていたが実際は前振りが10分以上あったので、、正味は120分程度だったと思う。ドラマの中で悪徳医師が生体から肝臓を抜き取る手術をしていてNYの検死官が「ヒポクラテスの誓い」を知らないか?という言葉が発せられた。この誓いを読むと「脳死患者からの臓器移植」は明かに医師の職業倫理に反していると思う。
▼「兵士たちの戦争」NHKHV27日朝。この日はブーゲンビル島に派遣されていた都城歩兵23聯隊の兵士たちの記録だった。ブーゲンビル島はその戦闘の激しさから「墓島」と呼ばれた。(ちなみに飢え死にした兵士が多かったガダルカナルは餓島であった)昭和17年12月に中国大陸の上海から第23聯隊はこの島に派遣された。兵士はガダルカナルに派遣されるかとばかり思っていたら、500km手前のブーゲンビルに上陸する。ところがアメリカ軍と連合軍は昭和18年11月に同島に上陸する。連合軍は島の南から上陸するとばかり思っていたら、中央にあるタロキナに上陸するので参謀本部は慌てる。応戦するのは23聯隊である。しかし多勢に無勢日本軍が1発撃つと100発は撃ち返されるので歯が立たない。砲弾がスコールの様に降って来た。
▼兵力は連合軍の6分の1の3400人しかいなかった。その砲撃のために聯隊は6分の1の人数に減ってしまう。食料もなければ弾丸もない。しかし参謀本部は当時絶対国際圏という線引きをして、その範囲内にあるものは守るが、ブーゲンビル島はその外にあったため、「極力持久戦」をせよと事実上見殺しにした。そのため死んで行く兵士は「天皇陛下万歳」といって死んで行く者もいたが、「ここはお国を何百里」と歌って息を引き取る兵士の姿は気の毒で見ていられなかった。だが前進するときは、本当に彼らの屍を踏みつける以外、膝まで泥水に浸かっているのでそうするしかなかった。
▼指揮していた濱之上連隊長は「このままでは兵士は犬死にするだけだから」と一時撤退を参謀本部に上申する。しかし上層部は「敢闘精神を発揮して戦え」とそれを認めなかった。それどころか第6師団に改組させ玉砕を命令する。そのため師団は1万6千名が戦死してしまう。山口中尉は師団長の側にいて、濱之上連隊長が苦悩していたのをずっと見ていた。彼は玉砕することより、ゲリラ戦で抵抗した方が相手を混乱させ、作戦の妨害をさせることができる、と主張したが聞き入れられなかった。(明日に続く予定)

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November 28, 2010

北の砲撃が極めて正確だった理由は?

▼昨日は午前中封切りになったばかりの「アメリア」を新宿武蔵野館で見た。というのは午後から近くで会議だったので移動時間が少なく、会議に遅れないためだった。映画の紹介は後日書くが、よくもまあハリウッドはこういうつまらない映画を作るなー、というのが実感。主演のヒラリー・スワンクはますますごつくなる。最後に出てきた本人の映像とくらべると、ごつさという点では似ていなくもない。映画館もガラガラで隣の「ゲゲゲの女…」の方は子連れ客で満員だったようだ。
▼映画は12時10分に終わったので会議の開始までには余裕があったので、東急ハンズによってみた。しかしわたしの探しているスプレー糊はなかった。会議はセレモニーだから時間どおりに進んで行く。しかし毎年参加者が減る一方で、元気のある話はない。わたしは自分の主張は最後に発言しておいた。閉会の挨拶に立った人が「沖縄知事選挙を前にして朝鮮の砲撃事件はアメリカの陰謀ではないか、と「阿修羅」みたいなとんでもないことをいうので早々に退席した。
▼昨日の「愛川欣也パックイン・ジャーナル」では、殆どがその内容になった。ゲストは「コリア・レポート」の辺真一(ぴょん・じんいる)氏だった。彼は北は崖っぷち外交をしている。もし米韓演習を中止すれば「武力に屈した」という謝ったメッセージを北に伝えることになる。小泉が北朝鮮を訪問して直接メッセージを伝えて事は正しかった。日本はもう北に「禁輸」するものは何もないので、敵対するのではなく、友好的なメッセージを送らなければならない、というような話をしていた。ただ辺氏が「ベトナム戦争のトンキン湾事件が偶発的だ」というのは錯誤であり、アメリカの仕掛けた軍事挑発であることはその後明らかにされた。
▼田岡俊次は北の砲撃が極めて正確に南の基地に撃ち込まれたことに注目していた。それは国境には山があって北から南は直接見えないので、曲射砲を使って入る。そして死亡したのは軍人2人と、基地で働く民間人の2人で、基地以外に居住する民間人は被害にあっていない。これはどういう事か?
▼以下私見である。大砲を撃つ場合着弾地点になるべく近い位置に味方の観測員を配置して、初弾の着弾地点を修正しなければならない。正確に当たったという事は事前に南に観測員を潜行させ、双眼鏡で着弾を確認していたから正確基地だけに当たったのだ。つまり用意周到に準備された砲撃であった。それに南の反撃は13分後に行われているが、普通大砲を引っ張り出して据え付け、弾薬を装備して発射するまでには1時間以上かかるので、これも凄い話だ。いずれにしてもアメリカの謀略などではないことは明かだと思う。

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November 27, 2010

ソニーの「リーダー」は使えるか?

▼会議があって出掛けなければならない。昨日の新商品ニュースで、ソニーから「リーダー」というipadのような電子書籍を読む仕組みがまもなく発売になるという。ネットを見るとこれ1台に本が1400冊入るとか色々宣伝している。ちょっと見たところキンドル風である。キンドルはアマゾンで発売しているリーダーで、輸入で買うしかない。その使い勝手は液晶が紙と同じようで疲れないとも言われている。使うには個人輸入して、日本語を使えるようにセットする。しかし何冊入れる事ができるかは、大した問題ではないと思う。電子書籍の出版社に果たして自分が読みたい本が揃っているかどうかだ。
▼今わたしが読んでいる本は550ページで主さは2kg強である。わたしは読みたい本を探して常に手許に5冊くらいはないと心配で仕方ない。最初にご紹介したのは特別重いが、後の4冊は片手に持っても手が痺れることはない。ipadで漫画を読んでいる人を見た事があるが、あれは重そうだ。二つ折にしたり丸めてバッグに入れることもできない。それに電子機器は雨など水に濡れると駄目になる。こうかいているわたしも2代目のウォークマンをバッグに入れて夕立にあって壊れてしまった。
▼ソニーの「リーダー」はまだwifi(無線LAN)が付いていない。後発だからもっと先進的な仕組みを入れて貰いたかったが、これではどうしようもない。朝刊によれば、開発者は「そのうちつなげる」と鷹揚な事を言っている。ネットでは「新しいリーダーを作らずにPS2で読めるようにした方が良かったのではないか」と指摘している人もいるくらいだ。どうも後追いで何をやろうとしているのか見えてこない。
▼昨日夜NHKHVで8月にブエノスアイレスで開かれた「世界タンゴフェスティバル大会」の模様が放映された。7月に取材で会った人が「来年8月の大会はアルゼンチンまで見に行くつもりだ」とおっしゃっていたが、これの事かと思った。タンゴの歴史は、移民がアルゼンチンに来て、男ばかりの社会だったので、少ない女性の気持ちを引くために考えられ発展したダンスだという。NHKのドキュメントでは世界中、あるいは国内でバスで11時間も離れたところから両親が、予選を見に来てくれるとか。恋人同士とか、元夫婦のカップルとか様々な人生模様が紹介されていて面白かった。また旅行者むけに街頭でダンスを踊って見せるのは、そのフェスティバルに出るための一つのステップだともいう。さらに観光客向けに客とダンサーの2人でタンゴのポーズをとってくれるダンサーもいて、3ポーズで日本円で400円位だというので参考になった。

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November 26, 2010

歴博企画展示「武士とはなにか」を見る。

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(大涌谷からみた松竹映画のタイトルのような冨士山)
▼わたしは仕事の約束で相手を訪問する場合、あらかじめメールを送り、さらに前日ご本人に電話をして時間を再確認して出掛ける。しかし昨日の場合、相手が急用で出掛けてしまい待ちぼうけをくってしまった。約束の時間を10分過ぎても来ないので相手の携帯に電話すると、そうおっしゃる。わたしは手ぶらで帰る訳にはいなかいので、戻るまで待つと伝えた。幸い相手方は「送る」とおっしゃって下さったので、宅配便かゆーパックなど記録が残って追跡できる方式で送っていただくようお願いして帰ってきた。それは夜7時半頃先方と連絡がついて午後便で、26日午前中着くように送ったという事で決着がついた。このやり取りでかなり疲れてしまった。
▼最近女性の間に美容ローラーなるモノが流行っているらしい。家でも話題になって生協の注文書に「賀来千香子のローラー」というのが出ているという。その価格は24900円だ。一般新聞には高畑敦子の同様のローラーの宣伝が出ている。それは1万円以下だ。昨日届いた通販雑誌によると高畑版は14800円と書いてあるので新聞広告の倍の価格だ。家族の意見では賀来千香子の製品は効果があって使うと賀来のような美人になるような気がする。しかし高畑のは何となく使いたくないという意見だった。それはわたしも何となく分かる。ちなみにネットで見ると、「賀来千香子バージョン」、「高畑敦子バージョン」と自称するローラーが山ほど出てくる。そしてそれらの多くは1万円以下である。つまりこれは、あたかも彼女たちが宣伝している正規製品と見まごうように作られたネットCMなのだ。
▼考えて見れば20年ほど前には流行った美容スチームと代わらない製品だと思う。淡谷のり子が新聞1面を使った宣伝をしてから、同様の製品がワンサと出てきた。あの製品を買った皆さんは今頃どうなさっているだろうか?あれから20年ほど経過しているので、製品の効能とは別に年相応に年齢を重ねていはるのだろう。
▼歴博の「武士とはなにか」を見に行って来た。武士とは貴族の荘園を守るという目的で誕生したとわたしは歴史教科書で習った。その後は例の「暴力装置」の話ではないが武器を持った者には言いたい事が言えなくなるから、彼らにみんな従う。同時に彼らは支配勢力を武力によって広げて「楽な生活」をしようとする。彼らも血の出る命をたった一つだけ持った人間だから、武力を使わずとも同盟と結束力によって安定的な支配を求めようとする。同盟は血書や連判状などという形で残されていた。
▼武器は刀から鉄炮へと変わって行く。鉄炮のポルトガル伝来説はこの歴博の某研究者によって否定されているから、展示もそのように掲載さてている。つまり種子島から鉄炮は波紋状に広がってはない。九州から本州の太平洋沿岸地域から連鎖的に広がっているので、鉄炮持ち込みは倭寇説がいまは定着しつつある。桶狭間で信長は鉄炮を3列状に配置して絶え間なく発砲して敵に向かったと言われていたが、これも否定されている。一発撃てば銃身は焼けるのだ。次の発射準備ができるまで弓矢で応戦していた、というのが定説になったようだ。
▼展示はタッチパネルからipadが3台あって触って見る工夫がされていた。最後は黒船が登場するまでだ。武士たちは今までの日本式戦闘で相手を驚かせる事ができるかと考えていたが、その銃を使った組織力の前には無力だった。上陸した船員(絵では唐人)に力士を使って日本人が凄いというところを見せている場面は滑稽である。そして幕末まで武士の戦闘力を維持するために行われていた鷹狩りや鹿狩り(松戸の牧ノ原)では惨憺たる収穫にもならない状態だった。平穏な時代刀鍛冶もやることがなくなり美術品としての刀剣を作るだけになってしまう。それが鉄炮で息吹を吹き返す。幕末オランダから来たスナイダー銃も日本には火縄から燧式発火で目新しかったが、西洋ではそれは最早旧式になっていたものを喜んで買う。しかし阿片戦争で中国がイギリスに蹂躙されてから、本格的な武装と近代化された軍隊の創設へと向かって行く。12月26日まで。

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November 25, 2010

◇「クリスマス・ストーリー」を見る

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(死亡した2名の兵士の葬儀の模様を話すKBSのアナウンサー)
▼昨日は冬用礼服の修復が間に合わなかったので、春・秋用を着用した。幸いなことに陽射しが温かかったので、日向にいればこれで十分だった。昨日の検索用語は「鴎外の恋人」がトップだった。これは先日NHKHVで放映されたものだが、そのうちに地上波でも放映されると思う。参考文献は先日のブログに書いたので、図書館で借りて読んでいただきたい。わたしはそれほど親切ではないので、本の要約を無料でご紹介するつもりはない。苦労して自分の頭と目を使って時間をかけて読んだ方が身につくと思う。
◇「クリスマス・ストーリー」フランスのある街。長男のヴァイヤールは長男を6歳の時になくしている。登場する家族はその他気むずかしい長女のエリザベート、飲んだくれで役立たずの次男アンリ、末っ子のイヴァンが次々と成人になっている。国を問わずどの家でも年頃になって世帯を持ったりすると、みんなそれぞれの生活があるから、実家には寄りつかない。
▼実家の父アベルと妻のジュノンは苦労を乗り越えて楽しい老後を送っている。ある日妻のジュノンに病気が見つかる。それを治療するには骨髄移植が必要だという。果たして適合するのは誰なのか?病院で検査をすると次男のアンリとエリザベートの息子の2人であることが分かる。エリザベートはアンリの顔を見るのもイヤなので自分の息子の骨髄を提供させようと考えいるが、提供者にもリスクはある。だがアンリは「自分の骨髄をぜひ」と引き下がらない。移植は元旦に施術されるが、その前に姉弟みんなで家に集まろうという事になって大騒ぎをする。
▼アンリはガールフレンドの余貴美子に似た女性を連れて来る。エリザベートは夫と息子を連れて来るが、夫は酔ったアンリと大げんかをして先に帰ってしまう。末っ子イヴァンは男の子2人がいて妻シルヴィア(キアラ・マストロヤンニ=彼女はドヌーブとマルチェロ・マストロヤンニの実子である)がいる。しかしふとした事でシルヴィアはその場にいた従兄弟のシモンが、実はずっと自分を愛していたことを知ってしまう。シモンは彼女の今の夫の方が君を愛している事が分かったから、譲ったのだという。その言葉に「わたしはモノではないのよ」と激しく怒り、その勢いで一夜を共にしてしまう。だがシルヴィアの行動に気づきながら知らんふりをするイヴァン。
▼大荒れのクリスマス・パーティの夜は明ける。そして翌日は孫たちの芝居が喝采を浴びる。手術を控えたジュノンは移植手術をしたあと、皮膚炎が起きて肌が汚くなるという事に一番恐れている。だが酔っ払ったまま病院を訪れたアンリからの骨髄移植手術は成功する。クリスマスの一夜の集まりは、それぞれの人生に新しい記憶を刻みつけていく。

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November 24, 2010

「北より「南」の砲撃演習が先だった。

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(芦ノ湖の紅葉2)
▼祭日があると、困った事に曜日が分からなくなってしまう。昨日はHPトップページにあるように恵比寿ガーデンシネマに出掛けた。総武線にのったら20代前半と思われる若い女性から席を譲られた。「まだ若いから大丈夫です」と言ったのに、彼を残して自分は席を立って下さる。辞去し続けるのも失礼なのでありがたく座る。一駅行ったところで向かいの席が空いたので自分はそちらに移り、彼女には元の(彼の隣)席に座っていただいた。それほど年寄り臭い服装もしていなかったし、立って「週刊金曜日」を読んでいただけなのだが…。もっとすっと立って疲れている様子を見せないようにしなければいかん。
▼HPトップページにあった先日の三鷹の夜景はノイズが出ていて気に入らなかったので、恵比寿ガーデンシネマに取り替えたのでご覧頂きたい。この気に入った画像を撮るまでに20枚はシャッターを押している。明日がシネマの締めきり日で、すでに手持ちのネタで書く事はできる。しかし一本でも新しい映画を紹介したいと思って「クリスマス・ストーリー」を見に来た。映画館は満員だったが、映画の内容なイマイチである、映画館に入ってから貰ったチラシに、ある評論家が「濃密な時間にヘトヘトになる傑作!!」と書いていたがまさにその通りだ。詳しくは後日書くが、映画撮影直後に亡くなったJ-P・ルシヨン演じるあのガマの様な親父役はなんとかならんのか?
▼大体わたしは2時間を超える映画にろくな物はないと確信している。これは2時間半である。脚本が悪い上に監督がヘボだから、何を言いたいのか分からない。フランスでは若い人がハリウッド映画ばかり見て、フランス映画を見ないと歎いているが、この映画はそれに拍車を掛けていることだけは間違いない。左隣の席の叔母さんはいびきをかいて眠るし、右隣はザワザワカバンをひっくり返して飴をなめてうるさいことこの上なかった。
▼そんな訳で午後7時のNHKニュースで朝鮮の砲撃事件の事を知った。わたしが住んでいる区では在日の人が多いという理由でケーブルテレビでは韓国のKBSを見る事ができる。さっそくチャンネルを回して見たが、娯楽番組をやっていたので、大した事はないと思った。今朝の朝刊を見たら、一昨日と昨日韓国側はあの位置から南に向けて砲撃演習をしているのだ。それに北側が「警告」と称して爆撃したのが、この事件の発端らしい。KBでは途中でニュースが出てきた。そのニュースを読む女性アナウンサーの美しいさといったら言葉にできないほど。北がニュースを読み上げる時は常にチマチョゴリを着た女性アナウンサーが、腹の底からありったけの声を張り上げるが、南はこういう時にも冷静である。チャンネルをそのままにしていたら、「戦友」という朝鮮戦争の時、姉妹がどうやら南北軍の幹部になって引き裂かれているという、連続ドラマを放映していたので、ついつい引きこまれて見てしまった。韓国の恋愛ドラマは日本で人気だが、こういう朝鮮戦争がテーマのドラマは日本では流行らないだろうなと思う。いやわたしは恋愛ドラマは一切見ないが、こういう戦争という究極のドラマは好きだ。
▼午後10時に10ch系のニュースで田岡俊次が出てきて、戦争が前提の砲撃ならば、何千発、何万発の砲撃をしてから攻め込んでくるので、北はそういう意図を持っていないと発言していたので、それもそうだと思って就寝する。

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November 23, 2010

ER15「医者よ自らを癒せ」を見る

Mtfuji11
(帰りの休憩所で見た富士山)
▼礼服を着用する必要が出てきた。引っ張り出して点検すると右腕の内側に鍵割きの切れ目が見つかった。着用するのは数日以内、修復に出しても間に合わないと思ったが、駅ビルにある洋服の修理をしてくれるところに持ちこんだ。同じ生地の端布があれば、疵が分からない様にきれいに修復できるが、7千円から1万円。糸でかがるだけでよければ1700円だという。端布は持っていなかったし、自宅までもう一度戻るのは面倒だ。迷わず後者を選んだ。しかし修復に10日間もかかると言われた。
▼昨日はN県のjanisのサーバーを利用している人が丹念にご覧になった下さったおかげでアクセス数はかなり増えた。しかし一日分を1分くらいで見て、何の役に立つのだろう?たとえば鴎外の恋人の話ては「新説鴎外の恋人エリス」(植木哲著)新潮選書という本があるのだから、そちらを読んだ方が遥かに勉強になる。わたしはTVを見てすぐ借りて来た。法学者である著者はかなり調べて良い線いっている。しかし10年前の著書なので、先日のTVより日本に行くパスポートの辺では、「偽名を使ったのでは…」のなど突っ込みが足りない。
▼今朝の某政党機関紙を読んでいたら、またまた「小沢氏側に1000万円献金」という見出しが躍っていた。もうわたしは「小沢献金問題」で繰り返して書くのは面倒になってきている。疑問をお持ちの方はどうか「小沢失脚」謀略を問う (京都弁証法認識論研究会のブログ)-1」をご覧いただき考えていただきたい。
▼先週木曜日に放映された「ER15」を見た。というのは先々週の予告で「グリーンです」といって最初の頃から登場していた、マーク・グリーンが登場していたからだ。ご存知のように15年間続いた「ER15」は今回で終わるので、過去に登場した人々が、何からの形で一度は登場するらしい。グリーンはシリーズ7で死んでしまう。先週は「「医者よ自らを癒せ」というテーマだった。それは新しいER部長に就任したキャサリンの過去に触れる。現在のERに7歳くらいの子どもが緊急入院する。新しい医師などは必死に蘇生を試みる。一度は脈が途絶えてしまいそうになるので、キャサリンは「別の病院に搬送せよ」と命令する。「こんな重篤な患者を?」と医師は躊躇する。
▼キャサリンは10年ほど前公園で自分の子どもを遊ばせていたが、急にぐったりするので自宅に連れ帰る。大した事はないと自分が看病していると、重篤な状態になってERに運び込む。そのときのカウンティ総合病院で担当したのがグリーンという設定だった。だが急性白血病で手当の方法が分からず、病歴を探っているうちに手遅れで亡くなってしまう。キャサリンは10年前の自分の子どもが死んだ場面がフラッシュバックしたのだった。そして心停止しそうになったとき、開胸手術をして心臓に直接電気ショックを与えて救うという話だった。つまり医者も場数を踏んで、死にそうな患者の生還率をどう高めさせるかという技を磨くのだろうと思って見ていた。

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November 22, 2010

NHKHV「森鴎外の恋人、舞姫のヒロインのモデルは?」を見る

Koyo2
(芦ノ湖湖畔の紅葉)
▼最近携帯に大きいサイズのファイルを送って下さる方がいらっしゃる。ご本人は一斉送信されているご様子だが、こちらは巨大なpfdファイルが来ても困るので、昨晩PCメールは受信できないようにブロックした。
▼19日夜8時NHKHV「森鴎外の恋人、舞姫のヒロインエリスのモデルは誰なのか?」ヒロインの正体探し当てるためドイツを訪れるドキュメンタリーが放映された。ご存知のように鴎外の恋人とされる15歳の女性エリス(小説の名前)は、ドイツ留学から帰国した彼を追って船の航海40日をして繰る。しかし横浜に着いた彼女を鴎外の家族は一目も会わせようはせず追い返す。鴎外の母が「自分を捨てるか、女を捨てるか?」とまるで湯島の白梅のように迫る。それで鴎外は一時期軍人になれなくても仕方ないと思っているが、母の云う事を聞く。母はそれに追い打ちを掛けて、あたかもエリスが街娼であるかのように言いふらす。
▼鴎外の研究書籍は本郷図書館にあるらしい。TVのディレクターはその本郷図書館にあり、鴎外が持ち帰ったモノグラム(文字の組み合わせ版、例えばニューヨーク・ヤンキースNYを組み合わせたような印を言う)があることを発見する。そこにははっきり分かる大きな板の上方に「W」「B」という文字と、しっかり見ないと分からない、点字のような文字ががある。そしてディレクターの今野さんは「エリスはW・Bのイニシャルを持つ女性ではないか」と考えていた。
▼レポーターの女性は今は飛行機で11時間ほどで行けるドイツに到着して調べる。2000年、不動産登記簿などから、彼女が住んでいた住所にいたエリスのモデルは「アンナ・ベルタ・ルイーゼ・ヴィーゲルト」ではないか想像する。果たしてモノグラムの点を再び子細に検討すると上記のW・Bのほかに「A」「L」の文字が見えて来た。しかし文字は一目で分からないような飾り文字で描かれているから、とても分かりにくい。
▼そして登記簿の他出生証明書、日本への乗船名簿、失意のうちに帰国して結婚式をしたときの署名などを検討する。住所にある名前と乗船名簿が違うことが分かるが、これは当時のドイツにあってパスポートは必要なかった。同様な事は受け入れ国の日本でも同様で船長が自主申告の名簿を持っているだけで良かったのだ。番組では最後にアンナの2人の孫へのインタビューを行っていた。2人は祖母の事をあまり覚えていないが、優しくしてもらった事だけを覚えていた。そして老年のアンナの写真もついに手に入れる。アンナとは本名がエリーゼであった事が分かる。
▼そして鴎外の次女杏奴(あんぬ)、三男類(るい)の名前も「アンナ・ベルタ・ルイーゼ」から取ったのではないかと推測、指摘していた。ドイツからはるばる鴎外を追って日本へ来たエリスを、彼の家族は出世の妨げになるからと追い返した。しかしエリスは生涯、過ちを後悔して残念に思っていただろうと推測される。そして番組で鴎外は「トリスタンとイゾルデ」を思い起こし(当時レコードなどはない)「イゾルデ、イゾルデ」と呟いて苦悩する場面で終わる。

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November 21, 2010

深夜に届いた訃報。

Asinoko
(芦ノ湖湖畔の紅葉)
▼昨日はメルマガの送信が1時間ほど遅れてしまった。その理由は某読者の職場訪問をしていたためである。職場はわたしの家から徒歩で約40分なので歩いていった。いろいろ説明を聞いて、久しぶりに会ったのだから一杯やろうという事になる。それが延々3時間余続いた。終わってから再び歩いた。合計1時間半ほど歩いた割に体重は増えてしまった。飲み過ぎかな?メルマガの補足執筆をして、<編集後記>を書いて寝ようと思ったら友人から訃報が入った。先日「近々飲みましょう」と日時を約束したばかりの奥さんが、交通事故で亡くなったというお知らせに驚く。夕刊も朝刊も見たがバス事故という事件の記事は見あたらなかった。定年退職をしてこれから人生を楽しもうという時だったと思う。一度お目に掛かっただけだがご冥福をお祈りしたい。
▼TPPの話でやまけんさん(本名山本 健司(やまもと けんじ))農産物コーディネーターのブログを読んだら、かなり怒って書いていた。わたしが彼を知ったのは「週刊アスキー」の巻末に、コラムを書いているのを知ってからだ。元もと保守的な考えを持っているとばかり思っていたが、このブログは生産者の声を代弁していると思った。

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November 20, 2010

戸井十月が分からなかったモンゴル語「テ」とは?

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「小岩スーパー堤防を考える会」のチラシ。
▼昨日は学校行事で箱根にバスハイキングだった。天気はとても良くてバスガイドさんも話上手でずっと話続けてくれたので、知識も豊富になった。例えばこの地はかつて「地獄谷」と呼ばれていたが、明治天皇が視察にくるとき、この名称ではまずいということで、現在の「大涌谷」になった、等の話だ。とにかく絶えることなく解説は続いた。東京の「はとバス」では最近、「昭和の懐メロ観光バス」というのが大人気だという。ガイドさんも一度リタイアした人を専門に採用しているようだ。で、例えば丸の内を走る時は「東京のバスガール」を乗客と合唱する。上野駅周辺では「ああ上野駅」を、浅草では「東京だよ、おっかさん」をというような仕組みで、昭和30年代の懐メロを中心にみんな一緒に歌うので大人気なのだという。わたしも一度乗って感想をレポートしたいと思う。
▼ところが平日の金曜日にもかかわらず大涌谷の駐車場は大渋滞で、中々昼飯にありつけなかった。結果として駐車するまでに30分以上路上で待つことになり、「箱根関所跡の見学」は取りやめる事になる。レストランも混雑していたが、敢えて「カツカレー」を頼んだが、900円にして、脂身の一切ないロースカツを使っていて美味しかった。その後ご存知の大涌谷名物「黒タマゴ」をみなさん買い求める。5個500円で、みなさん食べきれないので「あげる」と次々にやってくるが、ご存知のようにわたしは鶏卵を食することは禁じられているので、丁重にお断りした。
▼わたしは今回バス旅行に参加したのには本当の目的があった。それは1)「小岩のスーパー堤防」がどの後どうなっているか?これは現地で配布されているチラシを添付したが、ご覧頂きたい。それによれば国の方針はまだ「決定」ではないので、地元区役所側は議会であくまでもスーパー堤防建設を画策している。地元町会などで組織する「スーパー堤防を考える会」ではさらに「完全撤回」まで頑張ろうと呼びかけている。
Mongorus
(戸井の問いに「テ」と答える少女)TVの画面から
▼次に知りたかったのは「戸井十月のユーラシア大陸横断4」でモンゴルに行ったとき、ゴビ砂漠で美しいモンゴル産の馬を数匹連れている少女に出会う。戸井は言葉がまったく通じないが「家はどこ?」と日本語で聞くと、少女は「テ」と答え、羊を連れて去っていく。戸井は言葉が通じない事を歎く場面が、「4」の1時間53分くらいのところに出てくる。学生でモンゴルから来ている女性がいたので、その場面を話して再現し、果たして何と云っているか聞いた。すると彼女は「おそらくティーン」ではないか(だが画面では「テ」とはっきり聞こえる)、「ティーン」だったら「その通り」と答えているに違いないと言っていたので、1ヶ月に及ぶ疑問はようやく解けた。これは戸井さんのHPにアクセスして教えてあげないといけない。
▼もう一つ最近自分が書いた原稿でベトナムの人たちはどういう宗教を信じているか知りたかった。これはネットで調べれば分かるようなものだが、これもベトナムから留学している顔見知りの生徒に聞いた。するとベトナムは南北に関わらず8割が仏教徒で他はカトリックなりその他別の宗教である、という答えが返ってきた。これで時自分が書いた原稿は間違いないことが確認された。道路渋滞などがあったが、見学場所を減らして時間調整をして予定の7時30分に三鷹駅に帰ってきた。その写真がHPのトップにある夜景である。

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November 19, 2010

これから箱根まで行ってくる。

▼今朝はまたまた早く箱根まで行かねばならない。明日にでも写真をアップできると思うのでご期待いただきた。装備は1昨日の夜と同じく、冬の完全装備をしてゆくつもりだ。この格好でトルコとポルトガルに行って来た。トルコのカッパドキアは一番寒かったが、この服装で何とか過ごせた。今年一番寒かったのは自衛隊の習志野演習場を視察したときだった。もう歯がガチガチを鳴った。しかし半袖の自衛隊員もいて、聞くと「自分は北海道出身であります」と平然とした顔で受け答えをしていた。やはり鍛え方が違うのかとも思った。
▼ほんとうに国民を軽視したた柳田法務大臣である。もうこうなると自民党時代と何も変わらない。それを自分の力で排除できない総理大臣も同様だと思う。その点あのくせ者官房長官が「自衛隊は暴力装置」だと言ったことは、まさに歴史的視点でも正しい指摘である。なぜ撤回してしまったのか残念でならない。
▼月曜日取材した話を昨日は一生懸命まとめようと努力していた。しかし最初の企画と違って、対談をまとめるのではなく、わたしが聞いて文章をまとめるという事になってしまった。とにかく教育問題はわたしの専門外だ。資料を沢山いただいて、念のためICレコーダーを回していた。一度原稿を仕上げてからそれを聞き返した。そうすると驚くべきことに、わたしの発音が極めてロレツが回らない。自分で聞いてもイヤになってしまう。家族に時々注意されているが、これほど酷いとは思わなかった。うーむ、これは何とか発声練習をやり直さなければならないな。吉本芸人のシルクさんのように、あの口角を鍛える器具を使わなければならないかも知れないと思った。原稿は分かるかどうか家族にチェックしてもらったが、書き直した方が良いくらい赤ペンを入れられた。書き直しが終わったのは午後9時を過ぎていた。

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November 18, 2010

NHKETV「アフガニスタン 永久支援のために 中村哲」を見る

▼昨晩は取材で某出版記念会に参加していた。最後に余興で若い20代と思われる女性が、ピンクレディの「UFO」を踊った。ピンクレディを生で知っているのは30代後半の女性の筈である。だから彼女たちの熱演は伝わって来たが、ちょっとパワーに欠けていたのはそのせいだと思って見ていた。
▼日曜日NHK教育TVのETV特集で「アフガニスタン 永久支援のために 中村哲 次世代へのプロジェクト」を放映していので見た。わたしは4月にペシャワール会を取材して、現地にユンボの操作を指導するために3年滞在した人の事を書いた。この内容は有料の新聞に掲載された。記事でご紹介したのは水路が完成したところまでだった。テレビでは灌漑用水の先に畑を作って様々な作物を作る実験をしている姿が紹介された。作物は麦、西瓜、ピーナッツなど日本から持って行った種子や、綿花も播かれていた。
▼さらに後半の対談では法政大学教授の田中優子との対談もあった。中村は医師だから土木にはまったく知識がなかった。護岸をどうするかふる里の柳川に戻って実際に河川を見て研究している。実際に一番役立ったのは蛇篭である。これはコンクリートがない場所、時代にあっては自在に大きさや形が変化する。さらに堰板と呼ばれるもので、堰の両脇をコンクリートで固めた部分に板を渡して、その高さで水量を調整する仕組みである。田中は江戸時代の技術は今にも通じる優秀なものだと強調していた。
▼最後に解剖学者の養老孟司に会う。彼は膨大な昆虫のコレクションを見ながら話をする。ここで大所高所だけで物を見るのではなく、地面に這って生きている虫の生活を感じとれるようでなければならないと話をしていた。つまり中村の事を「タリバンに味方する反米的」な人だと言う人が一部にいる事を念頭に置いている。アフガンは日本では考えられない遠い世界だと考えられている。現実に行くには迂回しなければならないので片道3日ほどかかる。しかしそこにいて食べる物がまったくない人がいるのに何をしたら良いのか自分で考えると、自活する道を考える事が一番である。そのために6年がかりで、みんなの力を合わせて25kmの水路を引いた。こうすれば作物を生産して現地の人が家族を養っていく食物などの生産をすることができる。
▼今の課題は自分がいなくなった場合の事である。灌漑用水路はメインテナンスをしないと泥で埋まってしまう。泥を沈殿させる用水池を作ったり、蛇篭の上に日本から持って行った柳を植えて、その方法を現地の人たちに教えている、という内容だった。

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November 17, 2010

◇「命を燃やして」を見る。

▼一昨日寒い夜に仕事をしたので疲れがとれなかった。だが正午に仕事の約束があるので遅めにでかけた。それでたまたま「ちい散歩」という番組を見ていたらわたしの住んでいるすぐ近くの「八広(やひろ)」という町を紹介していた。その中に三輪里稲荷神社(通称こんにゃく稲荷)という神社が紹介された。松林桂子宮司さんが出てきて、稲荷の謂われを紹介してくれた。彼女は国立音大と大学院で勉強し、昭和55年大学院2年のとき、ドイツのオットマール・スゥイトナーが来日し、その時ヘンデルの「アチスとガラティア」で主役に抜擢された経歴を持っている。さらに国学院大学で講習を受けて取った宮司の資格も持っている。昨日の放送では地井の求めに応じて即興で「あかとんぼ」を唄って聞かせてくれた。次の日曜日21日午後4時から境内でコンサートを開くというので、行ってきてご報告したいと思う。
▼歌ついでにNHKラジオで今朝5時半から「次はあみんの『待つわ』をご紹介します」と曲が流れてきた。家族に「あみんって相田翔子がいたところ?」と聞くと、相田はwinkで「淋しい熱帯魚」を唄った人である、という返事が返ってきた。なぜ朝から「まつわ」だったのか分からないが、こちらは岡本孝子であった。
◇「命を燃やして」まだ革命の混乱が続く1932年のメキシコプエブラ州。。主人公はふつうの家に育った15歳の美少女カタリーナである。彼女の家に野心家の将軍アンドレスに見初められ、彼は時々訪れて来てはドライブに誘う。そしてある日将軍は「海が見たいだろう、連れて行ってやる」と強引に車に乗せて一夜を過ごしてしまう。
▼強奪同然で15歳で嫁いできたカタリーナ。大人の世界を知らない無垢の少女は「性」が何であるかも知らない。ある日占い師の家に行って自分の悩みを相談し、秘術をさずけられ、歓びを知るようになる。しかし上昇志向の夫は首相になることを目指している。同時に夫は各地に愛人をつくり、カタリーナに元妻や愛人の子供の世話までさせる。彼女は次第にわがままで身勝手な夫の本性も知ることになる。身勝手な夫をもてあましたカタリーナはある日コンサートに出掛けてゆくと、その指揮者の男性に恋をしてしまう。知的な彼はいつかウィーンに行ってタクトを振ることだ、と夢を語る。しかしその逢い引きは夫の知れる事となり、革命派を密かに支持していた指揮者の青年はアンドレスの手によって殺害されてしまう。
▼歎き叫ぶカタリーナ、夫が自分の自由を認めないならと、最初に出てきた占い師の元を再び訪れて秘策を聞く。すると煎じ薬を持たせ、「これは精力剤にもなるが、3日続けて飲ませると死に至る恐ろしい薬である」と耳元で囁く。3日目夫は発作を起こして倒れる。「あなたご免なさい」「いやこうなるのがオレの運命だ。元妻や愛人名義の不動産は全部お前の名義に書き換えてあるから何も心配はいらない」と言って事切れる。メそして30歳になってカタリーナはようやく自由を手にれるのだった。キシコ版の「風と共に去りぬ」という雰囲気の映画であった。13日セルバンテス東京で。

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November 16, 2010

居場所がない5時間の身の処し方

▼昨晩は寒かった。昼に仕事に関する受け渡しがあったが、これは15分ほどで終わった。ところがその後のインタビューが午後6時なのだ。5時間もどこでどうやって過ごすかが問題となる。ネットカフェでも1時間300円前後だから、5時間もいたら1500円になってしまう。それにネットカフェの薄暗い中に5時間もいたくない。1、2年前だったが知人がいる事務所に行って四方山話をして時間調整する事ができた。仕方なく中間地点にあるF市のA書店に立ち寄る。この書店の近くには椅子があるので、持っていた本を1時間余で読み終わってしまった。その後夕方の約束の時間まで古本屋さんを2軒ハシゴしたりして時間を調整した。
▼いや月曜日でなければ図書館とか博物館とか美術館に行く事ができる。事前にそれらを調べたがどこも月曜日は休館日なのであった。最終的に4時半に待ち合わせている事務所の近くにある初老の夫妻が経営している喫茶店に入った。ここの名物は日替わりのオムレツらしい。わたしはそれらは医者に禁止されているのでコーヒーだけを飲んでいた。するとしばらくして80歳近い老夫婦がやってきて、夕食を注文してたべていた。どうやらこの老夫妻は毎夕食をここの喫茶店で摂っているらしい。夫はスポーツ新聞を読みながら、妻と会話しながら食べていた。おそらく夫妻は自力で夕食を作る気力も体力もなくなっているのだろう。施設に入ってしまえばお仕着せのメニューで体操からお遊びから、入浴に就寝まで揃っていて心配ないかも知れない。しかし気ままに自由なくらしができるのは、寒くても外出して喫茶店でご飯を食べられる事だと思う。
▼待ち人は6時05分に見えた。心配りの行き届いた人で、部屋に暖房を入れてお茶を一杯ふるまって下さってからインタビューは始まった。寒いし夜の仕事は疲れるので一切お断りしているのだが、今回は企画が大幅に変更になった経緯があったため、敢えて夜の取材となった。最寄りの私鉄駅から来た電車に飛び乗ったが、これが事故で止まってばかりいた。さらにJRに乗り換えると、これも病人救出とやらで、止まってばかりいて疲労困憊してようやく8時過ぎに帰宅できた。
▼喫茶店で「夕刊を見せて下さい」というと「きょうは新聞休刊日です」とママさんが言う。例の夕食をたべているご主人が「休刊は朝刊で夕刊はあるはずだ」と助け船を出して下さった。ママさんはイヤイヤ(面倒そうな仕草をしていた)1階のポストに取りに行ってくれた。そしてわたしのテーブルまで持って来てくれた。その中にあった小川洋子の惑星探査衛星の「はやぶさ」というのはとても良い名称だ、というエッセイはとても面白かった。

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November 15, 2010

「レシピエント/脳死移植医と患者の540日」を見る。

▼昨日は「戸井十月」という検索用語でかなりアクセスが増えた。しかしその内容を解析すると「戸井がしていた時計」だとか「一緒に行ったスタッフの名前」だとかで、戸井さんが言いたいことや、わたしが問題提起をした事とはまったく異なっている。ついでに言うと試射会から4ヶ月もたって今更「KSCm4」で来られても困る。これは2chに同名のスレッドが立って購入した人たちの感想やら裏話がでているので、そちらを参考にしていただきたい。
▼NTV系の日曜深夜の臓器移植はその翌週第2弾が放映された。タイトルは「レシピエント/脳死移植医と患者の540日」という内容でわたしは録画を忘れて14日午前11時のBSNTVの再放送でようやく見る事ができた。この日は臓器移植をアメリカで勉強してその中心になって活躍している愛知県の藤田保健衛生大学の杉谷篤教授にスポットが当てられていた。もう一人は腎臓移植を必要としていた女性が登場した。
▼結論から言えば番組の作り方は、女性アナウンサーの声からして、あの家のリフォーム番組の「ビフォーアフター」ののりである。つまり手術前の患者とアナウンサーの声は暗く、手術後の患者もアナも明るく弾んだ声だ。病院には昼夜を問わず臓器移植の連絡が飛び込んでくる。移植医療は時間との闘いで杉谷医師は臓器を集めるために24時間体制で飛行機を使って全国を飛びまわる。法案が国会を通過した時議長は河野、厚労大臣は桝添である。法案が衆議院を通過した瞬間、桝添はにっこりとして深々と頭を下げる場面が出てくる。番組では匿名のある女性患者の手術前は毎日インスリン注射器が手放せない状態を放映して、今まで法律が改正される前までは、自分が生きている間に臓器が提供されるかどうか、まったく見通した立たなかったと話す。
▼さて番組の作り方は「困っている人がいる」ことを先に訴える。こうなると倫理観が入る余地はなくなってしまう。NHK第一で木、金の深夜あの「ハーバード白熱授業」の一部が再放映された。木曜日は第一話で、金曜日は東大での講義の模様だった。後者はすでにご紹介しているので、前者の事を書きたい。サンデル教授のこの日のテーマは「殺人に正義はあるか」/「命に値段をつけられるか」だった。まずサンデルはあなたが電車の運転手でスピードが緩められない。右のレールを行くと5人ひき殺してしまう。左にいくと一人死ぬ。あなたはどっちにハンドルを切るか?という質問を出す。
▼次はもっと難しくなって、重篤な患者が一人いて心臓、腎臓、肝臓、胃、それに膵臓の移植をすれば助かる。その隣の部屋に5人のそれぞれの内臓が健康状態にある人がいるが、それらから移植する事は倫理的に可能かどうか?という問題である。次はもっと難しくなってイギリスで18世紀に実際起きた事件だ。船が遭難して4人が生き残った。ところが小さな小型ボートに乗り移ったものの、食料は瞬く間に欠乏して行った。そして4人のうち一人がもっとも衰弱している。衰弱した一人を殺して食べれば残った3人は生き残る事ができる。現実に起こったことは殺害して肉と血を啜って3人は生き延びた。ところがイギリスに帰国してから裁判になった。法律論は別にして、衰弱している本人が「オレを殺して食べても良い」と言えば許されるか?それとも「多数決で決めれば」食べて良いのか?という問題提起がされて論議が進んでゆくのだ。
▼以上はハーバード大学で行われた講義の一幕である。東大の講義は抽選で一般公開されたようだ。そこに参加していた看護師さんは「医療の現場で果たしてこれで良いのだろうか?」と考えさせられる場面があるので参加した、と答えていた。日本の臓器移植法もこの論議がまったくないまま、法律だけが先行してしまっている杉谷医師は臓器を摘出手術をスル前には全員で黙祷して、迷いを吹っ切るといっていたが、先進医療の現場ではそうでもしない限り「摘出手術」を合理化する口実は見つからないのではないかと思った。

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November 14, 2010

セルバンテスで戸井十月の話を聞く。

▼起床するとアクセスの解析をまずする。土日にもかかわらず、みなさん未明から今朝にかけてアクセスして下さっている。今朝のように書くべきテーマが決まっていれば良いのだが、昨日は四苦八苦していた。まずGPSカーナビに関しては某読者からソフトが最新のものに更新されていないと、そうな場合もあるというご意見を頂いた。
▼次に海上保安官といわゆる夕刊紙や地上波をめぐる報道のスタンスである。上記のご意見をいただいた方もおっしゃっていた。それに「週刊金曜日」の12日号で佐藤優、昨日の「愛川欣也パックイン・ジャーナル」でAERAシニアライターの田岡俊次もほぼ同じ事を言っていた。つまり田岡によれば、あきらかに海保の職員は国家公務員法に違反している。ところが彼を英雄扱いしている報道も一部に見られる。海保はそもそも沿岸警備をになう武器と逮捕権を持った言わば軍隊と同じ組織である。多くの戦争は沿岸警備をめぐって拡大していく傾向がある。もし政府が弱腰だからなどの考えで情報を漏洩したら、組織が組織でなくなってしまう。それに国家公務員は政府に従うと入職するとき宣誓している筈だ。
▼かつて甘粕大尉が大杉栄ら3人を絞殺したとき、大杉は軍事裁判にかけられた。そのとき軍人は民間人を装って裁判の傍聴に来て、自分の気に入らない判決が出たとたん履いていた草履を裁判官に投げつけた。甘粕の甘い判決にみられる傾向が、515事件を引き起こし、それが226事件に繋がっていった。海保もシビリアン・コントロールされなければ、226事件の二の舞になる危険性だってある。
▼出席していた斎藤貴男はマスメディアの「政府の弱腰外交」、「中国にガツン」とやるべきだという報道姿勢を批判していた。大体外交というのはどうやって敵を少なくするかがその要諦である。中国から食料の24%を輸入していて、そんな事をして困るのは日本である。マスメディアが夕刊紙のような書き方をしてナショナリズムを煽ることが一番危険である。という様な事を前半の1時間喋っていた。わたしは後半は録画にセットして出掛けたので、海保の流出ビデオに関する肝腎な話はそれで終わったはずだ。
▼昨日お知らせしたようにセルバンテス東京に出掛けた。ここは言わば在日スペイン大使館の文化センターの様な役割を果たしている。映画の事は後日書くとして、戸井十月氏の展示の最終日にあたって、写真展の会場はあの台風の人打って変わって人が溢れていた。午後2時になると人々がザワザワと移動するので一緒に移動すると、何とあの戸井十月氏が目の前に立っていた。彼はわたしよりも4歳ほど年下なので、以下敬称を省略して話の概要をご紹介する。
▼自分はカメラマンではないので、写真はうまくない(もしかしてわたしのブログをご覧になって謙遜されているのかと思った)だが大学では美術を専攻したので構図などはそれなりに撮れていると思う。そもそも20台の頃に世界を回り始めていたが、50代になってオートバイで世界一周をしようと考えた。人間とは旅する動物だと思うが、それは体力がある60歳までに終える予定だった。しかしバブルが弾けてスポンサーや出版社からお金が集まらなくなってしまった。それで5大陸最終ラウンドを始めたのはご存知のように60歳になってからだ。ポルトガルを出発したときでロシアで10月13日にボルシチを電子レンジで温めて誕生日を祝った。まごまごしていたら今年は先日62歳になって、さらに歳を重ねてしまった。
▼本当はお金があったら専属のカメラマンを連れて行きたかったが、そのような事情で自分やスタッフが撮影せざるを得なかった。だが現地の人々とは十分にコミュニケーションできて、その表情を写真に現すことができた筈である。そもそもこのセルバンテスで写真展を開くきっかけになったのは数年前にゲバラ(という人のと前置きしてあくまでも謙虚である)娘さんが日本来た時、トークショーをする事になって、その相手をわたし(戸井)がすることになったのがきっかけである。と、ここでわたしは目的のメキシコ映画が始まるので中座してしまった。

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November 13, 2010

カリフォルニアと日本のコシヒカリの値段

▼昨晩バラエティ番組を見ていたらまたまた戦場カメラマンの渡辺陽一が登場していた。先週のもしツアーに引きつづき2回目だ。大体はブログでご紹介した本に書いた通りである。しかしなぜ彼だけが米軍の従軍カメラマンになることができたのか不思議と言えば不思議だ。しかもフセインが9ヶ月も潜伏していた場所にも一番乗りして、フジテレビを通じてレポートを送っている。長倉洋海のような戦場カメラマンと違って、視点がまだしっかりしていない気もするが、まあ民衆の視点から戦場を撮影して、これからも頑張って欲しいものだ。
▼昨日カーナビの事を書いたら友人の車に乗って同様の体験をなさっている方からのレポートを頂いた。それを読ませていただくと、カーナビの値段に関係なく、同じような事になってしまうらしい。砂漠の戦争に使うのならともかく、あまり頼りにならないような気がする。わたしの生まれ故郷などGoogleマップで見ても細い道は省略されている。ましてストリートビューなど実現するのはいつになるか分からない。結局のところカーナビにしても実際の地図を利用して反映させる訳だ。地図にないものはどうしようもないだろう。現実にわたしの友人が実家の近くを初めて走ったとき、市内にある似た地名を間違って入力したら、旧市内をグルグル回ってしまった。それで村はずれにある似た場所には辿り着かず、電話を使ってナビをした覚えがある。
▼今週公開の映画で見たい作品はない。わたしは午後2時半から東京セルバンテスで開かれる、『命を燃やして』を見に行くつもりでいる。
▼先日MINさんと車の中で話した事の一つにTPPが実施されたら、日本の米はどうなるかという話題があった。今朝サンフランシスコに住んでいる人のブログを見たら、カリフォルニアのコシヒカリは6・8kgで1300円だった。ネットで見ると新潟産のそれは2kgで2100円。当然どういう農薬を使ってどのように栽培されているか検証されなければならないが、価格だけみればかなり安い。もしこの値段で入って来ると、日本の農家は太刀打ちできなくなる。それは農村は収入がなくなり地域経済は破壊してしまう。
▼そこでふと考えたのだがサンヨー最後の家電朝ゴパンなる電気釜風の米を使ったパン焼き器がまもなく発売になる。しかしこれも予約が1万件もあってしばらくは入手困難であるという。米を米粒で食べるのではなく、パン状態にするならば、国内・海外米も関係なくなると思う。そうでなくてもアメリカのMSA協定で60余年がかりで、日本人の味覚は米からパン食に変えられてきてしまっているのだ。

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November 12, 2010

GPSはどれだけ信頼できるか?

▼昨日取材で銚子まで出掛けた。当初は特急に乗って取材ができると喜んでいたが、その先がとても不便だと聞いて、MINさんに車を出して貰う事になった。MINさんの車には新型のGPSが取り付けられていた。これで初めての場所も迷わずに行ける筈である。ところが行こうと思っている高速どうろは指示でず、別の方向を指示してくる。幸いMINさんは道をご存知なのでそちらを選ぶことができた。しかし高速に乗ると、何度も何度も「ここで降りろ」とでてくる。うーむ一体どうなってしまっているのだ。
▼とにかく四街道で「出ろ」、佐倉で「出ろ」、成田で「出ろ」と次々指示してくる。わたしはこう考えた。どうやらこのGPSは目的地を設定するとそこから同心円を書いて、その赤い線にもっとも近い道を探しているようだ。わたしは何度もGPS付きの車に乗って研究しているわけではない。しかし高速道路を知ってそちらの方が早く着くという選択肢はどうなっているのだろう。例えばGoogleの乗り換え案内には、早く行くか、費用は高くても良いのか選択肢はある。
▼それでもMINさんの巧みなハンドルさばきで多少予定されたよりも早く着いた。何せ畑の中の様なところなので食堂やレストランは見あたらない、弁当を持参して正解だった。約束は午後1時だったが正午には食べ終わって車の中にいても仕方ないので受付に行った。どこに行ったかは有料の新聞の取材なので、そちらを買って読んでいただきたい。悪く言うと「古着屋さん」の様な場所である。展示とDVDを見せていただいて1時間半の取材を終えて辞去する。
▼帰り道の設定をすると、来た道をたどってくれれば良いものを訳の分からない方向に引っ張られる。とにかく利根川の方向に出て欲しいがそれが出ない。無理矢理道を変えるとGPSは困って「検索中」、「検索中」の文字が出る。最終的に東関東自動車道に乗りたいのだが、そちらを素直に指示してくれない。話に夢中になっていたせいか入り口を見過ごして2km走っても機嫌が悪くて指示を出してくれない。千葉市内に戻ってからMINさんは最寄りの駅まで送って下さった。しかしGPSは執拗にMINさんの自宅を方向だけを指し示すのであった。

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November 11, 2010

◇「森崎書店の日々」を見る。

▼尖閣ビデオを流出させた海保の職員に検察は「国家公務員の守秘義務違反だ」とか言っている。ネットでは「大体その職員は現実に存在するのか?」などの疑問がでている。ビデオのどこを見ても「秘密」らしき部分は見あたらない。以前から指摘しているが、問題なのは検察は「容疑者」取り調べの過程をマスメディアに流しているのを「守秘義務違反」だと思っていない。
▼月曜夜9時からTBSの地デジで「吉田類の酒場放浪記」という番組を放映している。8日には07年の再放送だったが、東陽町の「東京柿の葉寿司本舗」を紹介していた。わたしは数年前に本場奈良の柿の葉寿司を食べたくて、わざわざ現地まで出掛けた。これを知っていれば奈良に行く必要はなかったかもしれない。ついでに訪れた酒場は「だるま」という門前仲町の居酒屋で、この店の娘さんが門仲のマドンナとか言われる人らしかった。モデルとか噂されているが、店で見かけた人は誰もいない。おそらくTV録画のために特別出演したのではないかと思われる。そういえば亀戸のくず餅を食べさせる船橋屋本店でも凄い美人が「店員」さんとしてTV紹介された言がある。だが何度かよってもその店員さんに会ったことはない。彼女も「だるま」のマドンナと同じ特別出演なのだろう。
◇「森崎書店の日々」貴子は大学を卒業してとあるデザイン会社に勤務している。ある日食事をしながら同じ会社の交際相手と話している。貴子は当然結婚を前提につきあっていたのだが、相手は「今度俺結婚するんだ」と驚愕すべき一言が発せられる。そしてされに「今晩は俺の家に来る?それともお前の家?」と話しかけてくる。一体わたしは何だったのか?単なるセックスフレンドで都合のいい女だったのか。貴子はその会社にいられなくなって退職する。アパートでウダウダしていると叔父のサトル(内藤剛志)から電話が掛かってくる。「腰を痛めて通院する必要があるから、手伝いに来てくれないか?」と。伯父さん?一体誰だったのか一瞬では思い出せない。
▼幸い書店の2階の書庫は開いているから使って良いと言われる。しかし物置同然で住めるかどうか汚くて怪しい場所だ。引っ越して叔父が出掛ける時だけ小さな店に座って客を待つ。しかし顔なじみの客しかこない。店番をしていてもたまに売れるのはすれば百円の文庫本が売れただけ。「叔父さんお店大丈夫?」と心配してしまう。ある日お客のサブ(岩松了)が訪ねて来る。そして北原白秋について「白樺派」とはなんぞやと一席ぶっていく。そういえば貴子はそれまで小説などろくに読んだこともなかった。
▼サトル叔父はそんな貴子を近くの喫茶店などを連れてあるき、彼女は段々神保町が好きになっていく。同時に叔父から「店にある本なら何でも読んで良いよ」と言われ、段々かび臭かった古本に興味を持つようになる。町の人々と親しくなり、書店の仕入れの仕組みを知る中で神保町の古書店街が好きになる。同時にサトル叔父がなぜ貴子をこんなに親切にしてくれるのか疑問に思う。すると叔父が大学を卒業して海外を放浪して、自分の居場所を探しているとき、生まれたばかりの貴子を見て、宝物の様に見えたと話してくれる。その告白を聞いて、貴子は自分がなぜ挫折したのか叔父に聞いて貰う。夏から冬へと移り変わる今と同じ季節の中の古書店街と神保町の風景。見ているわたしも大学時代足繁く通った時期があった事を思い出させてくれた。神保町シアター(三省堂の裏当たり)で14日まで上映予定。

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November 10, 2010

清教徒はアメリカ先住民に親切だったのか?

▼検索用語を解析していると実に不思議な事ががでてくる。昨日の傑作は「路傍の人/小説」というのだ。これは山本有三の有名な小説と、戸井十月の写真展を混同している。後者の写真展はたしか13日までだった。わたしは21日ごとの髪をカットしてもらう。いつも行くその店にはモニターにYahoo!のニュース速報が流れる。その一つに例のめぐみさんの祖父が登場して「朝鮮高校の授業料無償化に反対する」とコメントを出していた。一つボタンを掛け間違えると、それは限りなく間違った方向に突っ走っていることにこの人は気づかないのだろう。
▼1月にポルトガルから帰国してからNHKラジオ第1の「基礎英語」の1と2を勉強している事は書いた。1は中学1年生レベルで最初アルファベットの勉強から始まった。ちょっと心配だったので「2」(中学2年レベル)も毎朝6時からテキストを買って同時並行して受講している。10ヶ月やって、どうやら「1」の会話はテキストを見なくても何を喋っているか分かる様になった。1は「3人称単数現在形」をやっている。「2」は「接続詞と前置詞」だ。
▼「2」では今週から「Thanksgiving Day」(いわゆる感謝祭)と「Pilgrim」(巡礼者)が話題になっている。そこでは日本からアメリカに渡って1年目の主人公が、その意味が分からないのでアメリカ在住の少女がその意味を教える場面になった。そこでアメリカの少女は感謝祭について、1620年にメイフラワー号がプリマスロックに着いて先住民と仲良くなった。しかし最初の冬はとても厳しく、ピルグリムと先住アメリカ人は初めての収穫を大きな祝宴をしてお祝いしたと説明している。
▼しかしこの部分の記述はわたしの知るアメリカ開拓史と随分違う。わたしはNHKの担当者宛、「アメリカではいまだにこんな欺瞞に充ちた教科書で、生徒に開拓の歴史を教えているのでしょうか?」と質問メールを送った。返事はどうせ来ないと思うが、ウソを平然と正しいと開き直るのは、イラクの「大量破壊兵器」を侵略の口実にした発想と何も変わっていないと思う。

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November 09, 2010

◇「マザーウォーター」を見る。

Taiyakishop
(駿河台の鯛焼き屋さん)
▼朝刊によれば、海上保安庁が撮影した流出ビデオを見た人から「激励のメッセージ」が250通ほど届いているという。その殆どが「良くやってくれている」という内容で、流出が「怪しからん」というのは25通くらいだったという。さらにメールは770件で大半は激励する内容だった。さらに昨日は検察は「流出した人物を特定せず、起訴処分にした」という。普通の刑事事件ならばでっち上げでも「容疑者」を特定してしまうのに、検察というところは自分の都合で、「決着」してしまうところだな、というのが率直な感想であろう。
◇「マザーウォーター」、昨日「森崎書店…」の検索用語もあったが、もう一日待っていただきたい。とある地方都市の小さな町の話(実際のロケ地は京都で、わたしの春に行った加茂川の飛び石もでてくる)である。ウィスキーしか出さないバーを経営するセツコ(小林聡美)、風呂屋のオトメ光石研とその祖母マコト(もたいまさこ)、喫茶店を経営するタカコ(小泉今日子)。そして大徳寺近くの豆腐屋で働くハツミ(市川実日子)といつものスタッフが登場する。もたいは居候のような形で妻に去られた息子が経営する風呂屋にいて、まだ1歳くらいの孫をあやしている。
▼もたいの楽しみといえば散歩の途中、豆腐屋に立ち寄って豆腐を一丁注文し、店先で食べるのが楽しみである。店員は客から「店先で食べたい」という要望があったので椅子を置いて食べられるようにしたという。客が食べ始めると、醤油をさりげなく側に置いて立ち去る。
▼世間の雑踏とはかけ離れた生活をしているマコトの日常を中心にこの映画は進んで行く。みんな焦らずセカセカ動き回らない。ある意味で「なるようにしかならない」ことを楽しんでいるようにも思える。都心に住んでいて一番嫌なのは歩いていて人にぶつかること。時間を気にして急いで歩かねばならないことだ。9月に松江に行ったときの驚きは繁華街を歩いていても人にぶつからないことだ。それに夕暮れになると宍道湖で釣りなをしている大人がいて、夕焼けを背に遊んでいる子ども達がいることだった。
▼狭い町に住んでいるのにお互い知り合いではない。最初はハツミとマコトが顔見知りである程度だ。バーにしてもセットだがかなり古ぼけている。出すメニューといえばサントリーの「山崎」を使った水割りと、オンザロックだけだ。なぜそれしかでないかと客が聞くとセツコは「面倒くさいから」だという。つまみはピーナッツのような店なのだが、それでも客はよくぞやってくると思う。普通バーなどは余程美味い物を食わせるか、美人ママがいるとかでないと客はよってこない。だがこのバーはママとの色気なしのさりげない会話が楽しくてやってくるのではないかと思える。
▼喫茶店もあまり客は入っていない。客に「美味しいコーヒー」を入れるコツを教えてと言われるタカコは「ゆっくりとした気持ちで相手の気持ちになって」という様な事を言う。タカコもハツミも、セツコも酒が大好きで昼間っから飲む場面がかなりでてくる。このリラックスするために昼日中から酒を飲む行為を除外すれば(酒などを飲まなくてもリラックスできる)、「この町に住み続けられるか、いつフラッとでていくか?」というのは人間だれにも共通した願望ではないかと思う。同じ日常で同じ人間なのだから、もっと川のようにゆったりとして時間を味わっていいのではと考えさせられる1本であった。
▼昨日朝早出をしたが空振りで2時間ばかり損をした。わたしは午前中が唯一集中して仕事ができる時間である。その時間を取り戻すため、夜8時頃まで仕事をする羽目になった。

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November 08, 2010

◇「クロッシング」を見る。

Taiyaki
(昨日神保町シアターで「 森崎書店の日々」を見た。その中で2度に渡って鯛焼きを食べる場面があった。映画館の近く「神田達磨」で買い求めた鯛焼き、1個140円)
▼今朝は事前の予定を変更して急遽でかけることになった。そのためブログをきちんと書くのは昼前後になる予定です。昨日の今江は良かった。あちこちのブログを見ると、6日の落合監督の投手の起用方法に意見がでている。ネルソンは2日連続でヘロヘロになって投げていた。色々な事件が多発してその後映画は3本見ているが、書くのが遅くなってしまった。
◇「クロッシング」(同名の脱北者を扱った映画が6月に公開されたが、別物である。)NYのブルックリン橋に近い88分署に勤務する3人の警察官。定年目前の無気力なパトロール警官エディ(リチャード・ギア)ギャングに接近して潜入捜査官タンゴ(ドン・チードル)。そして信仰深く3人の子どもと妻を愛する麻薬捜査官のサル(イーサン・ホーク)が主人公である。サルはまもなく第3子が生まれる。そこでダウンタウンの狭くて汚い家を出て、もっと広い家に住みたいと、妻からもせがまれている。さらに不動産屋には手付けを払って残金の催促をされている最中だ。そのため携帯に「いつ残金を払ってくれるのだ。他にも同じ物件欲しい人がいるのだから、とプレッシャーをかける。しかしサルにその資金繰りのメドはまったくない。いっそうの事ギャングのガサ入れをしたとき、カネをくすねてしまおうとさえ思っている。
▼タンゴと言えば、もうこの覆面捜査官は足を洗おうとするほど嫌気をさしている。ところが上司が昇進するために、ギャングの親玉をおとり捜査で捕まえる大仕事をしないか、と持ちかけられる。一度は断るが、大量の麻薬取引を作り上げ、出所したばかりのボス(ウエズブリー・スナイプス)を引っかけようとする。
▼エディは結婚もせずにこの歳まで警官を勤め上げた。あと6日だけ無事に勤め上げれば良い。上司からは新任警官の教育を依頼され、まずパトロールにでる。何事も穏便に済ませようとするエディだが、同乗した新人はそれが気に入らない。翌日は違うパトカーに乗務するのだが、トラブルに巻き込まれて殉職してしまう。前日エディは警官の初任給は年収200万ドルだが、どうやって生活すればいいんだ。だが殉職すれば1000万ドルだからそっちの方がいいな、という会話がある。エディは唯一娼婦の元に通うのが唯一の楽しみで、退職記念にやってくると、高価な時計をプレゼントされる。「こんな高い物を」とエディ「いやいままで十分頂いているから」と娼婦はいう。見ていると一回に50ドル払っているから当然と言えばそれまでだ。そして一緒になろうと誘うが娼婦は「わたしはそんな女じゃない」ときっぱり断る。
▼エディは拳銃と警官バッジを返却して帰宅しようとする。すると警察で行方不明者と顔写真を張り出されていた、若い女が連れ去られるのを偶然目撃してしまう。執拗に追いかけていくと、上記の3人が現場でクロスしてしまうのだ。アメリカの暗部を言えばそれまでだが、ストーリー的には若干無理がある。しかしお互い自分の判断で「善」と思ってやっていた事が、客観的には悪に手を貸したり、、自分が悪に染まってしまうことは少なからずあるものである、という話。

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November 07, 2010

憲法9条を守った先、どういう外交をするのか?

Awaodori
6日有楽町駅前の徳島物産展で阿波踊りが披露されていた。)
▼昨晩日本シリーズでサブローが一発打って同点にした8回の場面を見ていた。さらに西岡の守備もよかった。今晩中日が勝って決着が付かなければ明日、決勝戦だという。日本シリーズを見ていると、中学生の頃を思い出す。シリーズは大体ふる里の稲刈りの頃だった。携帯ラジオなどという物もなかったので、農協の集荷場のラウドスピーカーを使って村に放送が流されていた。例の農協の一斉消毒や集荷時期、それに電話がかかってきた案内をするラウドスピーカーだ。電話も各戸にはなく、集荷場に一台あるだけだった。だから「○○さん東京からお電話です」という案内が入ると、該当する人は自転車で集荷場にむかって急いでいく。聞いている人は「ああ東京の息子から電話だな?」などと想像を巡らす。
▼数年前に母を連れて別所温泉に行ったら、塩田平方面から朝6時に旧海軍の「海ゆかば」がラウドスピーカーから流れて来た時は、戦前にタイムスリップしたのかと思って大いに驚いた。誰も文句を言う人はいないのだろうか?稲刈りも手作業だったが、ラウドスピーカーから南海と巨人だったかの実況中継が流れてきて、解説は小西得郎だった。アナウンサーに解説を求められると「そーですね、何と申しましょうか」という名調子で喋っていた事を思い出す。
▼「一見」、公正さを装っているNHKの放送。昨日は例の尖閣列島の流出ビデオやメドベージェフの北方4島訪問を巡ってなぜ、寄りによって元外務官僚の右より論客の岡本行夫を登場させたのだ。今朝も元共同通信記者の坂井定雄氏が指摘しているが、いまここで反中、反ソを煽ってどうなるのだ。昨日も「愛川欣也パックイン・ジャーナル」で、出席者の今井一氏が、官僚は言われた事は必要以上にやるが、それ以外の事は何もやらない。憲法九条を守らなければならないという人が増えているのは喜ばしいが、守った先はどうするのか?具体的にどういう外交をして平和を守るのかという事がまったく不明確である。そこがまったく欠落していると指摘していた。また作家の吉永みち子も「イラク戦費を出すとき、日本は申しわけないけど人は出せないからお金を出す」と言い訳していたが間違いだ。「日本には平和憲法があるからカネだけ出す、となぜ言えないのか」と言っていたがまさにその通りである。

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November 06, 2010

秋田弁護士殺害事件の深まる謎

▼秋田市の弁護士殺害事件は不思議な事ばかりだ。妻が「夫を殺害すると言う人物が押しかけて来ている」と電話したにもかかわらず、防具も着けずに警察官がやってきている。そして防具を取りにいって戻り、容疑者と弁護士を取り間違える。警察官は弁護士を取り押さえているのになぜ容疑者が襲うのを防げなかったのか?これでは弁護士を取り押さえて。「さあ刺せ」と差し出すようなものである。さらに事件当日のTVを見ていると、爆発物があるとかで、耐爆発防具とアームのついた鏡をもった二人の警官がへっぴり腰で家屋に入っていく画像がでていた。これなど時間的にいってTV向けのやらせ以外にない。
▼さらに拳銃のようなものが真性拳銃であると判定するまで3日もかかって、ようやくマカロフと認定している。こんなのわたしに見せてくれれば1分で真性かどうか分かる。なぜ剪定バサミをもっている容疑者を取り押さえなかったのか?もしかすると弁護士を殺害させようとしていたのか、と邪推されなくもない。今朝アメリカに在住している有名なガンマニアで銃器研究家のブログを見ていたら。訓練の方法がアメリカと違うと指摘していた。日本の警察がアメリカのインストラクターを呼んで、訓練をしたとき容疑者役の警官に「容疑者」と書いたゼッケンを着けさせたという。アメリカの専門家は不快な様子で、こういう緊急の場合、容疑者か被害者かを一瞬で識別するのが、訓練では一番大事なのだと指摘したという。
▼つまり日本の場合「アメリカの専門家を呼んで訓練をした」という事実が必要なのである。実際役に立つのかではなく、幹部が訓練をやったという実績を作る事が第一なのだ。だから弁護士が死んだことに対して「痛恨の極み」というコメントを発表されても、何となく不信感を持ってしまう。
▼警察はこの際ダガーナイフに次いで剪定バサミも発売、所持禁止にしなければね。今朝はこんなところで終わり。

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November 05, 2010

NHKで「ウィキリークス」創設者の話を見る。

▼昨晩のNHK「クローズアップ現代」は「ウィキリークス」の特集だった。これはある意味でとてもタイムリーだった。なぜなら日本国内では警察庁の対テロ対策文書が流出し、この放送直後に尖閣列島で撮影された海上保安庁のビデオが流出したからだ。今朝7時の段階でYouTubeに掲載されていたが、8時には削除されてしまった。削除されないうちに、じっくりとご覧下さい。
▼ウィキリークスとはオーストラリア人のジュリアン・アサンジ氏が創設した、政府や戦争の暴露をネットを通じて行っている人物である。彼は天才ハッカーと呼ばれた事もある人で、かつてNASAのホストコンピュータにも侵入したことがある。NHKではアサンジ氏に直接インタビューを試みて成功している。
▼アサンジを有名にしたのは8月中旬にスウェーデンのストックホルムで記者会見を行い、アフガニスタン駐留米軍に関する未公開の極秘情報、約1万5千件を公開した事で知られている。彼はNHKのインタビューに答えて次の様に語った。ストックホルムに住んでいるのはスパイ罪で訴追されないからだ。なぜ自分がこのような事をするかと言えばマスメディアが本来の役割を失って、政府に都合のよい情報しかながさなくなってしまったからだ。
▼世界各地で収集された情報は身元が分からないように暗号化されて、ウィキリークスに協力するジャーナリストなどのところに送られてホンモノかどうか検証される。もしOKとなればストックホルムにある、ウィキリークスの秘密のサーバーに蓄積されネットに公開されるか、ジャーナリストを通じて記事や映像として発表される。
▼これに対して国防省や防諜機関の関係者は、戦闘に加わっている人や協力者を危険な目に遭わせると息巻いていた。しかし国民の目に目隠しをして一番危険な目に、遭わせているのはとりも直さず、国家とそれに従属する権力・暴力装置であることはご存知の通りである。司会の国谷は最後にご丁寧にアメリカのジャーナリストに「自分たちは政府の損失になるような報道はせず、職業倫理は守っている」などと言わせていたた、この辺はNHKの限度であろう。
▼3日に「朝日ニュースター」で放送された、「デモクラシー・ナウ」で映画監督のオリバー・ストーンが登場して南米の映画を撮ったと報告していた。「デモクラシー・ナウ」のようなマイナーなメディアに彼の様な大物監督が登場することは極めて異例である。彼は昨年公開されたカストロをテーマとした「コマンダンテ」を撮ったが、アメリカでは公開できなかった。それでアメリカ向けにもう一度カストロにインタビューして別の映画を作ったという。彼はこの番組の中で「ニューヨークタイムス」始めアメリカの大手メディアはまったく信用できない、と言っている事だ。要するにこの映画「国境の南」に「予告」として登場する南米の指導者たちは当初反米ではなく、自立した経済圏の確立であった。ところがそれを「反米」としたのはアメリカのメディアなのだ。(動画 45分)左の二枚の画像を順番にクリックしていただきたい。上記海保が撮影した尖閣ビデオよりは遥かに面白い筈だ。

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November 04, 2010

流出文書事件で強まるネット規制

▼昨晩もBS日本TVで「リスボン」街歩きをやっていたので、ついつい見てしまった。昨晩はベレンの塔の中に入ったり、バスコ・ダ・ガマの生涯についてかなり詳しく報道していた。結局のところ浪費家の王はカネを杜子春のように使い果たして、再度ガマをインドに派遣するが、彼はそこのゴアで客死してしまう。もちろんサン・ジョルジュ城も出たし、ファドの店も出た。しかしわたしがつれて行かれたファドの店はかなり高級な店だったが、現地の人にとっては民謡酒場のようなものである。
▼さて例の流出文書の話である。中国がネット規制をしているとか言っているが、この間の日本のネットを見ていると、日本もかなり厳しい規制が行われている事を実感する。というのはまずGoogleで「流出文書」を様々な言葉を入れて検索してもまず出て来ない。それに1日にリンクをした文書が2日後には削除されている事実。おそらくこれは検察や警視庁のしかるべきサイバーテロ対策部門か何かが、プロバイダーに申し入れて検索用語から外し、さらに削除を要請した結果であろう。
▼今朝のNHKを聴いていると「流出はファイル交換ソフトで意図的に流出した」と開き直っている。さらに「協力者」とされた人が警視庁に事実無根だと抗議に言っても、「調査中で分からない」面会も拒否しているという。実名を出されて、どこのレストランでもてなされ、謝礼は○万円払ったなどと書かれている人は迷惑しているだろうと思われる。削除したのと同一の文書は、現在「A」というサイトにテキストファイルで掲載されている。念のため一言、いっておくとわたしはこういうネタを検索で探しているわけではない。毎日220余の硬・軟、右・左ブログをリーダーを使って読んでおり、そこから芋づる式に探しだしていくのだ。
▼昨日臓器移植の話を書いたら某読者から丁寧なメールを頂いた。わたしは国民の時間をかけた合意ができていない現在、臓器移植には反対である。だから免許証やパスポートには「臓器移植しない」と自分で記入してある。
▼話は飛躍するが1日だったかNHKHVで時空タイムスという番組で「アルカトラズ刑務所からの脱出」というドキュメント対談をしていた。編集長は平泉成で、その中で面白かったのは、なぜアメリカの牢獄は脱出が多く、日本のそれは少ないのかという、学者と弁護士の意見だった。学者が言うには「日本人は稲作で米を食って生きる。相手をこてんぱんにやっつけてしまったら、食う物もなくなってしまう。その点外国は肉食なので相手をとことんやっつけないと自分が生きる道はない。その点日本は両方生き残らなければならないので、最後はまあまあの決着点を探す」というのだった。
▼ちょっと論理が飛躍してしまったな。生死感も外国と日本は違うという事をいいたかった。日本は人が死んでもその後33回忌まである。戦死をして65年たった今でもあくまでも遺骨を収集しようとしている。死んでからも、あくまでも五体満足であることを求める。だから臓器を抜き取って他に移植するとは、まだ国民的なコンセンサスもできていないのだ。ところがアメリカでは臓器移植が可能だとなると、すぐ同じ事を日本に持ちこもうとする。これは基本的に日本とアメリカの医療制度が異なる事にまで遡らないと、ただ移植をすれば良いという話では終わらない。それは長寿国日本にあって、ベッドでスパゲッティ状態になって生きても、その人が幸せなのかという事があまりにも考えられていない。この続きは明日発行のメルマガにも書くつもりでいる。

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November 03, 2010

日本TV「臓器提供、家族が決断するとき」を見る

Kikumaturi
(亀戸天神菊祭り、手前の菊スカイツリー約8mと後ろは本物のツリー。月末にならないと菊花は咲かないと思う)
▼日本シリーズ昨晩4回裏2死満塁で清田が打った場面を偶然見ていたが、この調子で最後まで頑張って欲しいものだ。
▼先日、猫の餌を毎週送っている方から「原因は不明だが2匹が死亡した」という連絡を頂いた。その点我が家の猫は幸せで、昨晩などわたしと「川の字」になって寝ていた。猫が両側でわたしが真ん中である。寒くなっていたのでわたしの側にやってきて眠るのだが、寝返りを打てないのでどうも窮屈で仕方ない。
▼もう一つ我が家ではちょっと外出して家に誰もいなくなるとき、猫が寂しがるといけないのでラジオを付けていく。これはわたしが猫は人間の声がしていると寂しがらないと推測して始めたものだ。ところが先日帰宅するとラジオではなくTVがついていた。帰宅した家族に聞くと、ラジオはつまらない国会中継をしていて、それを猫に聴かせるのは忍びないのでTVにしたという。だがTVはラジオよりも電力をくうので普段はそういうことはしていない。
▼日曜日、日本TVで深夜に「臓器提供、家族が決断するとき」を放映していたので録画して見た。今年7月に改正臓器移植法が施行されてから、脳死した家族の臓器提供が相次いでいる、と報道される事が多い。だが実際の現場では何が起こっているか、移植コーディネーターに密着して、提供者の家族、医師、そしてコーディネーターが何を考えているか取材していた。
▼登場するのは元看護師で移植コーディネーター小林由紀子さんだ。提供者がいることが分かると、重篤な状態になっている現場にかけつける。そして家族の意向を聴き取り、その意思が変わらなければ、その時に備える。もし家族の意見が一致ぎなければ、それ以上の介入は行わない。今までこの類の番組では移植を受けて元気になった人の姿だけが登場していた。ところが今回は「息子の臓器を有効に使って欲しい」と話す父親の姿から出てくる。家族がどんな気持ちで息子の死を受け止め、提供する事を決断するのか出てきた。
▼わたしが一番関心を持ったのは臓器を摘出医師の言葉だった。つまり医療倫理から言えば、死にそうな人をあらゆる手を尽くして生き延びさせねばならない。ところがこの臓器移植では、手段を尽くしたとして臓器を抜き取らなければならない。ある医師はそこが自分としては納得いかないと話していたが当然だと思う。
▼以下は私見である。日本にに欧米とは異なる宗教観や生死感がある。そこを無視して臓器提供を美徳とする世論がマスメディアによって作られてきた。さらに臓器が欠損している幼児をアメリカに連れて行って莫大な金額で臓器移植をさせた、という話が報道されて来た。わたしはこのまず臓器提供あり、といったマスメディアを通じた世論の操作に大きな問題があると思う。現実にコーディネータを募集して15人採用したが、もう2人その重圧に耐えかねて辞めてしまったという。この辺のコンセンサスが時間をかけて、民間レベルで論議しつくされないと、臓器移植は法律だけ作ってもうまく機能しないと思えた。
▼11月1日にご紹介した○○文書はすでに消されていて読むことはできません。という事はあの文書はホンモノだったという事になります。

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November 02, 2010

NHK「認知症を治せ」を見る。

Pkitte
(ポルトガル修好150周年記念切手)左ポルト歴史地区、バターリャ修道院、両方とも今年1月に行った)
▼昨日は暴風雨の影響で電車は思い通りに動かなかったが、何とか約束の時間の10分前には着くことができた。仕事の打合せが終わって、社員食堂で昼飯を食べていると、案豆前に友人が座っていたので驚いた。挨拶をすると「食事が終わったらコーヒーをご馳走するから」と言われる。指定された場所に言って、四方山話をする。例の情報漏洩に関しては次の様な話をした。普通起業や役所などは、PCのデータをUSBでは持ち出せないシステムになっている筈である。それができたという事は内容がそれほど重要ではなかったのではないか?ご覧のようにそれは大して重要とは思えない。
▼だがあの役所はどうしてこんなに情報漏洩があるのだろう。いくら注意しても止まないという事は、「ファイル交換ソフト」がどのような物か認識していない。自分だけは大丈夫だと思っている。このいずれかに違いない。まずやってはならない事は、「ファイル交換ソフト」をパソコンにインストールしないことが第一。それにタダで音楽や映像をインストールすること自体が、著作権をないがしろにする行為であるはずだ。それを本来取り締まるべき場所で働く人物が性懲りもなく繰り返していることは、法律を破る行為を何とも思っていない。
▼それに違法行為をしてダウンロードしても、有り難みがないし、ソフトそのものを大切に扱わない。この辺からモラルが際限なく崩れていくのだ。報道を見ていると、このお役所は情報が流出した事が問題で、職員のモラルは何も問題にしようとしていないように見受けられる。
▼NHK31日夜の「認知症をなおせ」はご覧になっただろうか?この番組を見ていると認知症にも10種類ほどのパターンがあることが分かる。一般論で言えば「認知症」と診断されると「アリセプト」を飲まされる。しかしこれは治療薬ではなく、神経が死んで行くのを遅らせるだけの役目しかない。この番組で最初に紹介された人の例では脳水が増えて脳を圧迫している事が分かって、手術でその水を抜く。その結果発症から2ヶ月くらいで元と変わらず農作業ができる様になっていた。脳の状態は費用が一回10万円ほどするPET検査と呼ばれる方法で分かる。これはどこにもあるという検査器械ではないので、ご自身で調べていただきたい。
▼二人目に登場したのは診断されて、忘れっぽくなっていて奥さんに「きょうは何日ですか?」と聞かれるとデイバッグに入れた携帯を探そうとするが、入れた場所を忘れてしまっており、携帯を探しだした時には何のために(日時を確認するため)に探したのか忘れている。この人はアリセプトを飲んでいたが、野菜中心の食事に切り替え、腕立て伏せ、などの汗をかくような運動や散歩を積極的にして、病気の進行を少しでも遅らせようと努力していた。
▼認知症の発症は実は若い10年、20年前から始まっているのだ。今のところアリセプト(薬局で売っている訳ではない。医師の処方が必要だ)は脳神経の細胞が死んでいくのを遅らせるだけ。発症の主たる原因は高血圧、糖尿病にならないようにするなど、生活習慣病を防ぐ事が役立つ。野菜中心の食事にして、車の生活は止め一日一回30分くらいは汗がかくほど運動する。これが予防には良いようだ。こう云っても健康維持に興味のない人にはどうしようもない。

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November 01, 2010

世界をオートバイで回った浦野由紀子さん。

▼今朝はJRの電車がストップしている様な場所に仕事で出掛けなければならない。午前7時の段階であと2時間くらいで何とか動くと云っているので大丈夫だろう。
▼NHKラジオで日曜日夕方から「地球ラジオ」という番組を放送しているので、楽しみに聴いている。その中で注目していたのはオートバイで世界を回っていた浦野由紀子さんという女性だ。南アフリカ滞在中の頃から聴いていたが、その後ケープタウンからアルゼンチンに飛んだ。ところがそこでオートバイがまたも故障して日本から部品を取り寄せるのに時間がかかっていた。しかもアルゼンチンは英語がまったく通じないので、何週間もやることがなくて退屈で困っているという話をしていた。昨日のラジオを聴いていたら2年半かかったがようやく千葉の自宅に戻って来たという。
▼何やら今回の2度目の世界一周は日本を出てアジア回りでエジプトに出た。そのあとアフリカ大陸を縦断してケープタウンに出たという。困ったのはナミビアでオートバイが故障してしまったことだ。修理ができる町に出るには200kmの道路を走らなければならない。ようやくトラックドライバーと交渉して運搬してもらったという。言葉は何も通じないが海外通話のできる携帯を持っていたことが唯一救いだった。地球を回るのはとても難しいように見える。しかし言葉は通じなくても地球上はどこでも同じ営みが行われており、どこでも旅ができることは、大きな収穫と自信になったと語っていた。いつかこの浦野さんに会って話を聴きたいものだ。
▼ここ数日どこかの団体の秘密文書が流出して問題になっている。どうやらこれはそれと関連あるらしい。

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