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November 11, 2010

◇「森崎書店の日々」を見る。

▼尖閣ビデオを流出させた海保の職員に検察は「国家公務員の守秘義務違反だ」とか言っている。ネットでは「大体その職員は現実に存在するのか?」などの疑問がでている。ビデオのどこを見ても「秘密」らしき部分は見あたらない。以前から指摘しているが、問題なのは検察は「容疑者」取り調べの過程をマスメディアに流しているのを「守秘義務違反」だと思っていない。
▼月曜夜9時からTBSの地デジで「吉田類の酒場放浪記」という番組を放映している。8日には07年の再放送だったが、東陽町の「東京柿の葉寿司本舗」を紹介していた。わたしは数年前に本場奈良の柿の葉寿司を食べたくて、わざわざ現地まで出掛けた。これを知っていれば奈良に行く必要はなかったかもしれない。ついでに訪れた酒場は「だるま」という門前仲町の居酒屋で、この店の娘さんが門仲のマドンナとか言われる人らしかった。モデルとか噂されているが、店で見かけた人は誰もいない。おそらくTV録画のために特別出演したのではないかと思われる。そういえば亀戸のくず餅を食べさせる船橋屋本店でも凄い美人が「店員」さんとしてTV紹介された言がある。だが何度かよってもその店員さんに会ったことはない。彼女も「だるま」のマドンナと同じ特別出演なのだろう。
◇「森崎書店の日々」貴子は大学を卒業してとあるデザイン会社に勤務している。ある日食事をしながら同じ会社の交際相手と話している。貴子は当然結婚を前提につきあっていたのだが、相手は「今度俺結婚するんだ」と驚愕すべき一言が発せられる。そしてされに「今晩は俺の家に来る?それともお前の家?」と話しかけてくる。一体わたしは何だったのか?単なるセックスフレンドで都合のいい女だったのか。貴子はその会社にいられなくなって退職する。アパートでウダウダしていると叔父のサトル(内藤剛志)から電話が掛かってくる。「腰を痛めて通院する必要があるから、手伝いに来てくれないか?」と。伯父さん?一体誰だったのか一瞬では思い出せない。
▼幸い書店の2階の書庫は開いているから使って良いと言われる。しかし物置同然で住めるかどうか汚くて怪しい場所だ。引っ越して叔父が出掛ける時だけ小さな店に座って客を待つ。しかし顔なじみの客しかこない。店番をしていてもたまに売れるのはすれば百円の文庫本が売れただけ。「叔父さんお店大丈夫?」と心配してしまう。ある日お客のサブ(岩松了)が訪ねて来る。そして北原白秋について「白樺派」とはなんぞやと一席ぶっていく。そういえば貴子はそれまで小説などろくに読んだこともなかった。
▼サトル叔父はそんな貴子を近くの喫茶店などを連れてあるき、彼女は段々神保町が好きになっていく。同時に叔父から「店にある本なら何でも読んで良いよ」と言われ、段々かび臭かった古本に興味を持つようになる。町の人々と親しくなり、書店の仕入れの仕組みを知る中で神保町の古書店街が好きになる。同時にサトル叔父がなぜ貴子をこんなに親切にしてくれるのか疑問に思う。すると叔父が大学を卒業して海外を放浪して、自分の居場所を探しているとき、生まれたばかりの貴子を見て、宝物の様に見えたと話してくれる。その告白を聞いて、貴子は自分がなぜ挫折したのか叔父に聞いて貰う。夏から冬へと移り変わる今と同じ季節の中の古書店街と神保町の風景。見ているわたしも大学時代足繁く通った時期があった事を思い出させてくれた。神保町シアター(三省堂の裏当たり)で14日まで上映予定。

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