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November 03, 2010

日本TV「臓器提供、家族が決断するとき」を見る

Kikumaturi
(亀戸天神菊祭り、手前の菊スカイツリー約8mと後ろは本物のツリー。月末にならないと菊花は咲かないと思う)
▼日本シリーズ昨晩4回裏2死満塁で清田が打った場面を偶然見ていたが、この調子で最後まで頑張って欲しいものだ。
▼先日、猫の餌を毎週送っている方から「原因は不明だが2匹が死亡した」という連絡を頂いた。その点我が家の猫は幸せで、昨晩などわたしと「川の字」になって寝ていた。猫が両側でわたしが真ん中である。寒くなっていたのでわたしの側にやってきて眠るのだが、寝返りを打てないのでどうも窮屈で仕方ない。
▼もう一つ我が家ではちょっと外出して家に誰もいなくなるとき、猫が寂しがるといけないのでラジオを付けていく。これはわたしが猫は人間の声がしていると寂しがらないと推測して始めたものだ。ところが先日帰宅するとラジオではなくTVがついていた。帰宅した家族に聞くと、ラジオはつまらない国会中継をしていて、それを猫に聴かせるのは忍びないのでTVにしたという。だがTVはラジオよりも電力をくうので普段はそういうことはしていない。
▼日曜日、日本TVで深夜に「臓器提供、家族が決断するとき」を放映していたので録画して見た。今年7月に改正臓器移植法が施行されてから、脳死した家族の臓器提供が相次いでいる、と報道される事が多い。だが実際の現場では何が起こっているか、移植コーディネーターに密着して、提供者の家族、医師、そしてコーディネーターが何を考えているか取材していた。
▼登場するのは元看護師で移植コーディネーター小林由紀子さんだ。提供者がいることが分かると、重篤な状態になっている現場にかけつける。そして家族の意向を聴き取り、その意思が変わらなければ、その時に備える。もし家族の意見が一致ぎなければ、それ以上の介入は行わない。今までこの類の番組では移植を受けて元気になった人の姿だけが登場していた。ところが今回は「息子の臓器を有効に使って欲しい」と話す父親の姿から出てくる。家族がどんな気持ちで息子の死を受け止め、提供する事を決断するのか出てきた。
▼わたしが一番関心を持ったのは臓器を摘出医師の言葉だった。つまり医療倫理から言えば、死にそうな人をあらゆる手を尽くして生き延びさせねばならない。ところがこの臓器移植では、手段を尽くしたとして臓器を抜き取らなければならない。ある医師はそこが自分としては納得いかないと話していたが当然だと思う。
▼以下は私見である。日本にに欧米とは異なる宗教観や生死感がある。そこを無視して臓器提供を美徳とする世論がマスメディアによって作られてきた。さらに臓器が欠損している幼児をアメリカに連れて行って莫大な金額で臓器移植をさせた、という話が報道されて来た。わたしはこのまず臓器提供あり、といったマスメディアを通じた世論の操作に大きな問題があると思う。現実にコーディネータを募集して15人採用したが、もう2人その重圧に耐えかねて辞めてしまったという。この辺のコンセンサスが時間をかけて、民間レベルで論議しつくされないと、臓器移植は法律だけ作ってもうまく機能しないと思えた。
▼11月1日にご紹介した○○文書はすでに消されていて読むことはできません。という事はあの文書はホンモノだったという事になります。

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