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November 14, 2010

セルバンテスで戸井十月の話を聞く。

▼起床するとアクセスの解析をまずする。土日にもかかわらず、みなさん未明から今朝にかけてアクセスして下さっている。今朝のように書くべきテーマが決まっていれば良いのだが、昨日は四苦八苦していた。まずGPSカーナビに関しては某読者からソフトが最新のものに更新されていないと、そうな場合もあるというご意見を頂いた。
▼次に海上保安官といわゆる夕刊紙や地上波をめぐる報道のスタンスである。上記のご意見をいただいた方もおっしゃっていた。それに「週刊金曜日」の12日号で佐藤優、昨日の「愛川欣也パックイン・ジャーナル」でAERAシニアライターの田岡俊次もほぼ同じ事を言っていた。つまり田岡によれば、あきらかに海保の職員は国家公務員法に違反している。ところが彼を英雄扱いしている報道も一部に見られる。海保はそもそも沿岸警備をになう武器と逮捕権を持った言わば軍隊と同じ組織である。多くの戦争は沿岸警備をめぐって拡大していく傾向がある。もし政府が弱腰だからなどの考えで情報を漏洩したら、組織が組織でなくなってしまう。それに国家公務員は政府に従うと入職するとき宣誓している筈だ。
▼かつて甘粕大尉が大杉栄ら3人を絞殺したとき、大杉は軍事裁判にかけられた。そのとき軍人は民間人を装って裁判の傍聴に来て、自分の気に入らない判決が出たとたん履いていた草履を裁判官に投げつけた。甘粕の甘い判決にみられる傾向が、515事件を引き起こし、それが226事件に繋がっていった。海保もシビリアン・コントロールされなければ、226事件の二の舞になる危険性だってある。
▼出席していた斎藤貴男はマスメディアの「政府の弱腰外交」、「中国にガツン」とやるべきだという報道姿勢を批判していた。大体外交というのはどうやって敵を少なくするかがその要諦である。中国から食料の24%を輸入していて、そんな事をして困るのは日本である。マスメディアが夕刊紙のような書き方をしてナショナリズムを煽ることが一番危険である。という様な事を前半の1時間喋っていた。わたしは後半は録画にセットして出掛けたので、海保の流出ビデオに関する肝腎な話はそれで終わったはずだ。
▼昨日お知らせしたようにセルバンテス東京に出掛けた。ここは言わば在日スペイン大使館の文化センターの様な役割を果たしている。映画の事は後日書くとして、戸井十月氏の展示の最終日にあたって、写真展の会場はあの台風の人打って変わって人が溢れていた。午後2時になると人々がザワザワと移動するので一緒に移動すると、何とあの戸井十月氏が目の前に立っていた。彼はわたしよりも4歳ほど年下なので、以下敬称を省略して話の概要をご紹介する。
▼自分はカメラマンではないので、写真はうまくない(もしかしてわたしのブログをご覧になって謙遜されているのかと思った)だが大学では美術を専攻したので構図などはそれなりに撮れていると思う。そもそも20台の頃に世界を回り始めていたが、50代になってオートバイで世界一周をしようと考えた。人間とは旅する動物だと思うが、それは体力がある60歳までに終える予定だった。しかしバブルが弾けてスポンサーや出版社からお金が集まらなくなってしまった。それで5大陸最終ラウンドを始めたのはご存知のように60歳になってからだ。ポルトガルを出発したときでロシアで10月13日にボルシチを電子レンジで温めて誕生日を祝った。まごまごしていたら今年は先日62歳になって、さらに歳を重ねてしまった。
▼本当はお金があったら専属のカメラマンを連れて行きたかったが、そのような事情で自分やスタッフが撮影せざるを得なかった。だが現地の人々とは十分にコミュニケーションできて、その表情を写真に現すことができた筈である。そもそもこのセルバンテスで写真展を開くきっかけになったのは数年前にゲバラ(という人のと前置きしてあくまでも謙虚である)娘さんが日本来た時、トークショーをする事になって、その相手をわたし(戸井)がすることになったのがきっかけである。と、ここでわたしは目的のメキシコ映画が始まるので中座してしまった。

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