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November 26, 2010

歴博企画展示「武士とはなにか」を見る。

Mtfuji11
(大涌谷からみた松竹映画のタイトルのような冨士山)
▼わたしは仕事の約束で相手を訪問する場合、あらかじめメールを送り、さらに前日ご本人に電話をして時間を再確認して出掛ける。しかし昨日の場合、相手が急用で出掛けてしまい待ちぼうけをくってしまった。約束の時間を10分過ぎても来ないので相手の携帯に電話すると、そうおっしゃる。わたしは手ぶらで帰る訳にはいなかいので、戻るまで待つと伝えた。幸い相手方は「送る」とおっしゃって下さったので、宅配便かゆーパックなど記録が残って追跡できる方式で送っていただくようお願いして帰ってきた。それは夜7時半頃先方と連絡がついて午後便で、26日午前中着くように送ったという事で決着がついた。このやり取りでかなり疲れてしまった。
▼最近女性の間に美容ローラーなるモノが流行っているらしい。家でも話題になって生協の注文書に「賀来千香子のローラー」というのが出ているという。その価格は24900円だ。一般新聞には高畑敦子の同様のローラーの宣伝が出ている。それは1万円以下だ。昨日届いた通販雑誌によると高畑版は14800円と書いてあるので新聞広告の倍の価格だ。家族の意見では賀来千香子の製品は効果があって使うと賀来のような美人になるような気がする。しかし高畑のは何となく使いたくないという意見だった。それはわたしも何となく分かる。ちなみにネットで見ると、「賀来千香子バージョン」、「高畑敦子バージョン」と自称するローラーが山ほど出てくる。そしてそれらの多くは1万円以下である。つまりこれは、あたかも彼女たちが宣伝している正規製品と見まごうように作られたネットCMなのだ。
▼考えて見れば20年ほど前には流行った美容スチームと代わらない製品だと思う。淡谷のり子が新聞1面を使った宣伝をしてから、同様の製品がワンサと出てきた。あの製品を買った皆さんは今頃どうなさっているだろうか?あれから20年ほど経過しているので、製品の効能とは別に年相応に年齢を重ねていはるのだろう。
▼歴博の「武士とはなにか」を見に行って来た。武士とは貴族の荘園を守るという目的で誕生したとわたしは歴史教科書で習った。その後は例の「暴力装置」の話ではないが武器を持った者には言いたい事が言えなくなるから、彼らにみんな従う。同時に彼らは支配勢力を武力によって広げて「楽な生活」をしようとする。彼らも血の出る命をたった一つだけ持った人間だから、武力を使わずとも同盟と結束力によって安定的な支配を求めようとする。同盟は血書や連判状などという形で残されていた。
▼武器は刀から鉄炮へと変わって行く。鉄炮のポルトガル伝来説はこの歴博の某研究者によって否定されているから、展示もそのように掲載さてている。つまり種子島から鉄炮は波紋状に広がってはない。九州から本州の太平洋沿岸地域から連鎖的に広がっているので、鉄炮持ち込みは倭寇説がいまは定着しつつある。桶狭間で信長は鉄炮を3列状に配置して絶え間なく発砲して敵に向かったと言われていたが、これも否定されている。一発撃てば銃身は焼けるのだ。次の発射準備ができるまで弓矢で応戦していた、というのが定説になったようだ。
▼展示はタッチパネルからipadが3台あって触って見る工夫がされていた。最後は黒船が登場するまでだ。武士たちは今までの日本式戦闘で相手を驚かせる事ができるかと考えていたが、その銃を使った組織力の前には無力だった。上陸した船員(絵では唐人)に力士を使って日本人が凄いというところを見せている場面は滑稽である。そして幕末まで武士の戦闘力を維持するために行われていた鷹狩りや鹿狩り(松戸の牧ノ原)では惨憺たる収穫にもならない状態だった。平穏な時代刀鍛冶もやることがなくなり美術品としての刀剣を作るだけになってしまう。それが鉄炮で息吹を吹き返す。幕末オランダから来たスナイダー銃も日本には火縄から燧式発火で目新しかったが、西洋ではそれは最早旧式になっていたものを喜んで買う。しかし阿片戦争で中国がイギリスに蹂躙されてから、本格的な武装と近代化された軍隊の創設へと向かって行く。12月26日まで。

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