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December 22, 2010

◇WOWOWで「マラドーナ」を見る。

Akarengasoko
(横浜赤レンガ倉庫)
▼昨日は友人たちから日常生活と政治に関するメールが届いたり、ブログでもその内容に関連する事がかいてあったりした。それは明日あたりまとめて書くつもりだ。いずれも「ポピュリズム」に関連していた。
▼書店でミリタリー雑誌「丸」を立ち読みしていたら、近畿日本ツーリストの「知覧ツアー」というのが出ていて1泊2日で10万5千円もしたのには驚いた。飛行機を往復使ってバスで安宿に泊まればその半分で済む。温泉で高級旅館に泊まるとこうなってしまうのだろう。きょうは冬至である。せっかく区役所から頂いた無料入浴券があるので、出掛けてみようかと思っている。以下2つの映画はWOWOWとNHKBS1で一昨日放映されたものである。
◇「マラドーナ」昨年公開された映画だが、スポーツにはあまり興味がなかったので行かなかった。しかし録画したみたらとても面白かった。マラドーナはアルゼンチンのブエノスアイレス生まれのサッカー選手として有名だった人物だ。ポジションはフォアードかMFだった。彼がアルゼンチンの英雄とされたのは奇跡としか言えない、まさに魔法のゴールを奪って観衆を狂喜させた事である。
▼サッカーの事はさておき、ここではマラドーナと政治の関わりについて書きたい。1987年7月にキューバのフィデル・カストロキューバ議長と初めて対面して以来すっかりファンになる。その証拠に左足の太ももにはカストロの似顔を入れ墨にしてあり右の二の腕にはゲバラの似顔が彫ってある。カストロとは友人関係を築いており、1989年の自身の結婚式にはカストロを招待した。映画の中でカストロと対面して会話をする場面が出てくる。カストロが、「これはオフレコだがマル・デル・ブラタには行くな」という。マラドーナは「だってこのテレビは800万人が見てますよ」と受け答えをする。そして彼がマル・デル・ブラダに行くと、演壇に立っていたチャベスやモラレスと一緒に大群衆に歓喜の拍手を持って迎えられる。彼はとくにイギリスのサッチャーやブレアが大嫌い。さらにイラクを侵略してブッシュも嫌いである。「アメリカなんかクソ食らえ、南米なかでもアルゼンチンこそ最高さ」と語る。人間的には何度も離婚をし、薬物依存になって苦悩したこともあるが、現在は2年前からアルゼンチンチームのの監督として活躍している。
▼映画の監督兼インタビューアは「白猫、黒猫」、「パパは、出張中!」「アンダーグラウンド」エミール・クストリッツァだ。
▼NHKBS1では月曜日午後11時から3日連続でブラジルの「リオデジャネイロ」特集のドキュメンタリーが放映されている。1日目はリオデジャネイロにある世界で最も危険なスラム、「ファベーラ」だった。リオの人口は1170万人でブラジル第二の都市である。このスラムは11月にもワールドカップを控え、警察の掃討作戦が展開された。しかし逆に警察側が追いつめられ軍隊が出動して鎮圧した。そのときの死者の数は50余人だった。だがこの地区では毎年1000人は殺害されているという。麻薬捜査の特別警察と麻薬マフィア、さらにその地区に丸腰で入ってキリスト教を布教して立ち直らせようとする牧師の活躍が描かれていた。映像は1年前の作戦の様子だった。マフィアも武装して命がけだが、警察の特殊部隊もどこから狙われるか分からないので命がけだ。イギリスのビデオカメラクルーは両方について撮影している。マフィアから立ち直ろうとした元ボスは入信しているが最後には頭を撃ち抜かれた死体で発見される。そしてもう一人頭を撃たれて重症を負った警察官の葬儀の模様も放映されて1話は終わりとなる。麻薬に手を出すしか生きていくすべてない人々と、それを鎮圧しようとする警察部隊の生死をかけた生き詰まるいたちごっこの一面を垣間見た。

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