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December 14, 2010

法人税引き下げより給料アップが効果的

Bijutukan
(北海道道立近代美術館)
▼昨日かかってきた電話で傑作なのが一つあった。家族が対応したのだが「網戸の交換」の売り込みの様に聞こえたので「うちには網戸がありません」というと、相手もドキッとしたらしい。よく聞き直すと「アメリカの資産運用の話」だったらしい。相手のしゃべり方が悪かったのか?それともこちらの耳が悪かったのか、はっきりしない。「投資に回すカネなどない」とお断りして電話を切った。
▼朝刊によればJR東海とJR西日本管内でも来年3月からJRのSuicaがつかえるようになると出ていた。JR京都や奈良で使った事がるので、おそらくこれは「私鉄」でもつかえるということなのだろう。北海道ではKitacaというが、ここでも使えた。しかし新千歳空港から札幌まで約1000円、地下鉄なども使えるので、みるみる残高が減っていく。この路線には途中「恵庭」があった。恵庭事件は酪農家が自衛隊の砲撃演習場の隣にあって、演習をするときには事前に連絡をするという約束になっていた。ところが自衛隊は無連絡で演習を開始し、その後乳牛の乳の出が悪くなってしまった。酪農家の兄弟はそれに抗議し、演習場に侵入して連絡用の電話線を切断した。それが自衛隊法違反の罪に問われた事件だった。
Hotatecarry
(ホタテと野菜のカレー)
▼札幌ではホテルから雪道を滑るのに気をつけながら30分近く歩き、道立近代美術館に行った。途中で道を聞くと北海道知事公舎の隣の三角形の建物だと教えてくれた。ここにはマリー・ローランサンもあったが、わたしの興味は「夢のゆりかご-モンパルナスの青春」のジュル・パスキンだった。油彩画もあったが、紙に書かれた水彩画と彼の生き方はかなり強烈にわたしに訴えかけてきた。美術館の中にはしゃれたレストランがあって、ここで昼食を食べた。注文して出てくるまで時間はかかったが、とても美味だった。
▼先週のNHKラジオビジネス展望で経済評論家の内橋克人が「法人税引き下げを考える」とその問題点を語っていた。以下にポッドキャストがあるから、12月7日に興味のある方はお聞きいただきたい。放送されて1週間ほどたつと、ここに録音がアップロードされる。
▼土曜日に放送された「愛川欣也パックイン・ジャーナル」でも後半この法人税の減税がテーマになっていた。主に語っていたのは映画女優と間違えそうな大槻奈那(大槻 義彦の娘)(USB証券調査部エグゼクティブ・ディレクター)だった。まず中小企業はほとんど払っていないのでその対象とはならない。政府は減税の分として5千億円捻出するとした。実際5%減税と言っても3%にしかならないから、その程度ではアジアの方が税金は安い。大企業は助かるが実際困っている中小企業対策にはならない。人口が減少してデフレの国に投資しても見返りがない。それに政権は安定していないから、次の政権がこの政策を続けるかどうか分からない。それに工場が日本に移転して来ないと税収も雇用も増えない。さらに多国籍企業は税金の安い香港や、税金がかからないカリブの聞いた事もない島に本社がある。従って本社も移転して来ないと意味はない。むしろ大企業は内部留保が沢山あるので、労働者の給料を上げた方が個人消費が増えて景気が良くなる可能性が高い、というのが出席者一同の意見だった。

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