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December 28, 2010

NHKHV「兵士たちの記録、松江歩兵163聯隊」を見る

Calender
(出来上がったばかりの卓上カレンダー)
▼かねてご案内した、わたしの撮った写真を12枚厳選した卓上カレンダーが昨晩完成しました。取りあえず10組の限定生産のため、12枚1セットで卓上ホルダー付き(20・5cm×10cm)で2500円(送料別140円)でおわけします。ご希望の方はトップページからメールご連絡下さい。年内にお届けします。
▼今朝のラジオでどこかの風呂だと思うが、排水口が金網で被っていなかったため、女子小学生が引きこまれて怪我をしたというニュースがあった。大体NHKなども年末は、猫が鼠を取ったとか、犬が穴を掘ったとかどうでも良いような「明るいニュース」ばかり紹介する傾向がある。わたしが最近疑問に思うのは、こんにゃくセリ-で死者が12人も出ているのに一向に規制する気配がないことだ。所轄官庁は農水省か厚労省なのだろうか、余程巨額の献金でも貰っているのではないかと勘ぐりたくなる。
Midtwon2
(ミッドタウンの裏側から見る)
▼「兵士たちの戦争/松江歩兵163聯隊」NHKHV25日朝放映。松江の部隊に動員命令がくだったとき兵士はもう中高年者で体力的にかなり劣っている人たちばかりだった。そしてその職業も、大工、坊主、ヤクザなどだったという。163聯隊が行ったのは日本軍が中国で点と線だけを支配していた華北平原だった。部隊の任務は毛沢東の八路軍が支配していた地域で治安を維持することだった。しかし3000人が担当した地域は東京23区に匹敵する広大な地域だった。毛沢東のゲリラはヒットエンドランで聯隊を混乱させた。しかも兵士といえども村人と同じ格好をしているので区別が付かない。
▼共匪掃討作戦は4kmおきに監視用のトーチカを作る事だった。それを作るためには農民を強制的に徴用するしかなかった。食料は奪われ、労働力として使われ、日本軍に良い感情を持つ筈がない。一方八路軍は農作業を手伝い、税金は安くしていた。農民たちは日本兵に愛想は良いが心の中はどうなのか計り知れなかった。当時30万人が八路軍に強力していたと言われる。山岳地帯の討伐作戦を展開したとき、ヒエや粟、トウキビなどを徴発し、豚や鶏などを奪って食料とした。というのは当時の日本軍は南方に資源を集中していたので、中国の前線は何でも自力でやらなければならなかった。そして訪れた村は八路軍に利用されないように徹底的に破壊した。またスパイと思われる人物の首を刎ねて村の入り口に晒し首にしておいたこともあった。しかしそういう暴力を使って家を燃やされ、親兄弟を殺され、農民の気持ちが日本軍から離反しない筈はない。
▼あるとき夜明け前に討伐隊が村を襲うと沢山いたはずの農民がもぬけの空だった。これはトンネルに逃げたと思って、持っていた竹筒に入った「小あ筒」を使う事になった。これは護身用と言う事で持たされていた。しかしこれを発火させるとジェフェルニアノアルシンという物質が出て、大量に吸い込むと呼吸困難で死に至る。果たしてトンネルにこの毒ガス弾を次々に投げ入れると、阿鼻叫喚の状態になり、女子どももトンネルから這い上がって来た。兵士の一人は「まさか死ぬとは思わなかった」というが、這い出てきた女子どもを肝試しと称して、初年兵の刺突訓練の材料にした。
▼登場した兵士たちは、「自分たちは将棋の駒だった」と証言する時の顔の表情はそれほど悪びれて見えなかった。それに公式の記録ではやむをえず発煙筒を300発使った、とあるが死者には一切ふれていなかった。

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