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December 31, 2010

ウディ・アレン40作目の「人生万歳!」を見る

▼いよいよ年末になったが、今朝はかなり早い時間からアクセスしてくださっている方が多くカウンターが上がっている。昨日の続きで言うと車の運転は常に死と隣り合わせであることだ。被害者としてもそうだが、加害者として殺人者になる可能性が極めて高い。11月も友人の連れ合いが、自宅近くで自転車に乗って車に引っかけられてお亡くなりになった。ほぼ即死状態だったという。まぁ車を運転するかたは、自信過剰にならず常に殺人者になることを心の隅にとめておいていただきたい。
▼29日、真面目な家族は前日、打ち上げで深夜に帰宅したにもかかわらず、新宿職安の近くで開かれている「ワンストップの会」の支援に出掛けた。わたしは恒例によって今年最後の映画を見に、恵比寿ガーデンシネマに出掛けた。昨年は確か黒木メイサの「アサルトガールズ」が打ち上げだった。今年は1月28日で店じまいをする、恵比寿ガーデンシネマに行った。恵比寿ガーデンシネマはこけら落としの「ザ・プレイヤー」の時から通っていた。来年になると混雑が予想されると思って早めに来たわけである。
◇「人生万歳!」ウディ・アレンの最新作である。彼の作品は必ず見ることにしている。それに上映時間は観客の集中できる生理状態を考えて91分である。2時間を超える映画は監督の整理能力の無さを露呈する。わたしの友人の一人の化学者は「自分はもっともノーベル賞に近い」と自称しており、毎朝「ネイチャー」のサイトをチェックして、自分と同じ研究論文がでていないか調べ、出ていないとホッとすると話している。映画に登場する元物理学者のボリス(アレンそっくりのラリー・デヴィッド)もかつてはノーベル賞候補になりながら、今ではすっかり落ちぶれて自殺未遂までおこしてしまった。片足を引きずって歩くのはそのときの後遺症である。
▼ある夜友人2人とだべって帰宅すると、オンボロアパートの前で、田舎町から家出してきた若い娘メロディに「何か食べさせて」と声をかけられる。寒さで凍える彼女を気の毒に思ったボリスは、「2時間だけ、食べたら出ていくんだ」という約束食事を出してやる。その娘メロディの話を聞くと余りにも気の毒なので数晩泊めてやる。ところが、まだ21歳と若くて世間知らずのメロディは、中年男のボリスと暮らすうちに、彼こそ「運命の男」だと勘違いし結婚してしまう。
▼さらに家出同様で出ていった愛する娘の後を追って、メロディの両親が相次いでボリスの家を探し当ててやって来る。母親のマリエッタ(パトリシア・クラークソン『グッドナイト&グッドラック』では美しかった。)はコダックのコンパクトカメラを使って撮った写真が、ボリスの友人に認められたことから写真家として再出発する。娘のメロディに対しては「あれは結婚とは言わず介護だ」とすぐボリスと別れるように命じる。そのすぐ後にメロディの父親が妻を慕って追いかけてくるが、彼女は2人の男性と奇妙な同棲生活を初めているので驚愕する。それどころか「昔の愛人のところに戻れ」と追い返されてしまう。1年ほどたったメロディは年相応の恋人ができ、別離を迎える。ボリスの口癖は「永遠というものはない」だったが、まさにその通りの展開となる。さらにボリスの皮肉っぽいモノの見方はわたしとそっくりだと思った。速いスピードの英語が乱発するが、映画館内は爆笑の渦に巻き込まれる。
▼本?映画で疲れてしまって50ページしか進まなかった。

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