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December 17, 2010

NHKクローズアップ現代「断捨離」で考える。

Sapoorozsiden
(雪の中を走る札幌の市電)
▼昨日朝日の夕刊にとても怖い記事が載っていた。それはトイレ入った独居の63歳のご婦人が、コタツセットの段ボール箱が倒れてドアが閉まり、閉じ込められてしまったという話だ。大声を上げて助けを求めたが誰にも気づかれなかった。8日後入院中の母が「娘が見舞いに来ないのは何かおかしい」と病院側に訴え、警察官が確かめにいって救出されたという話しだ。97歳の母親は「娘が救出された」と知って安心して急死してしまう。娘さんは母親が自分の身代わりになってくれた、と号泣する。
▼まずその予防法として、1)何かの事情で一人になる場合はトイレや風呂のドアは閉めない。2)家の中でも常に携帯を持ってトイレやフロに入る。3)余分な荷物を片付ける。という対策が考えられる。
▼昨晩NHKのクローズアップ現代は「断捨離(だんしゃり)」人生の大そうじをする人々というテーマだった。前半に登場するのは30代後半の主婦でその家には荷物で溢れた「魔界」と呼ばれる部屋がある。彼女はモノを買うことによって自分の欲求を満足させていた。とくにテレビショッピングで、「30分以内に限定販売です」等と言われるとつい電話をして次々買い込んでしまう。しかし荷物が届くと「ああ失敗した。買わなければ良かった」という電気天ぷら揚げ器や洋服は袖を通さないまま放置されている。
▼この人のパターンは「買う」という行動が、自分の目的を達成できないという不満を満足させるのだ。わたし自身も良く考えてみるとアマゾンなどのネットショッピングで買ったものは使わないモノが多い。だから最近は面倒でも店まで足を運んで必要かどうか熟慮して買う。おかげで被害は最小限に抑えられている。彼女は「断捨離」塾に通い捨てる事と思い切ることの大切さを学ぶ。そして学んだ事を生かして一年発起し、1週間かかって「魔界」の部屋を片付け使わないものは、もったいないと思わず捨てる。
▼もう一人は親の遺品をどうするかと悩んでいた56歳の女性だった。両親が亡くなって遺品の整理をしようとすると皿など50組も出てきて、「宴会でもこれほどはいらない」と苦笑する。そして半年かけて遺品の整理をする。出てきて驚くのは彼女の昭和29年生まれという母子手帳、それに命名式の張り紙であった。さらに若い頃旅して母のために買ったスズランのブローチも出てくる。さらに父親はカメラの愛好家でアルバムも50冊ほど出てくる。
▼半年後にカメラは彼女の家を訪れる、部屋からは遺品はすべて片付けられていた。残っていたのは、薄い木彫りの箱に入れられた、膨大なアルバムから選んだ5枚の写真。そして母子手帳と命名式の紙だけだった。人間はいつまでも荷物を背負って歩き続けることはできない。最後に宗教学者の釈徹宗さんが、自分との対話の必要性を考えるための「断捨離」の本質を説明していた。つまり人間には永遠の時間は存在しない。それをどこかで断ち切らなければモノに振り回される。わたしも2、3年に一度本を整理するがそれでも増ている。今は 本は500冊まで減らした。あと持っている、所持しているだけで満足して一度も使っていないモノが多数あるので、これを何とか思い切らなければならない。所持する事と、それを理解している事とは別ものなのだ。
▼「ウィキリークス」を支持する署名です。英文ですが、賛同者にはあのノーム・チョムスキーの名前もあります。翻訳してご自身の意思で署名に参加して下さい。

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