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January 20, 2011

南米世界半周の旅(7)

Kirisut
(スカイツリーに降臨したコルコバードのイエス)
▼京成成田空港を出るときには身分証明書の提示を求められる。わたしは海外で運転しないので免許証は自宅においてきた。肝腎なパスポートはブラジルビザを取得するために旅行社に預けたままで、空港カウンターで渡すと言われている。その事情を係員に話して、旅行社から返してもらったパスポートのコピーを見せると「コピーではダメだ」という。同行のM氏は免許証を持っていたのでフリーパス。現地で集合したHさんは「持っていない」と言って通して貰ったという。わたしは住所氏名を書かされてようやく通過することができた。しかも不思議なのは同じゲートを5分ほど遅れて通過したHさんは証明書jを持っていなかったが、フリーパスだった。今どき成田空港を狙うテロリストなどいないと思うが、何か官僚的な扱いである。たしか民主党はこれを緩和するとか言っていたが、あのマニフェストはどうなってしまったのだろうか?
Daiseido
(大聖堂内部のステンドグラス、リオは地震がないので建物は奇抜で高さがある)
▼リオデジャネイロと言って近年有名になった映画は「シティ・オブ・ゴッド」であろう。1960年代から1980年代にかけてのリオデジャネイロ、中でも貧困にあえぐファヴェーラと呼ばれるスラム地域を舞台にした、強盗、麻薬ディーラーなどをして金を稼ぐストリートチルドレンたちの抗争がテーマとなっていた。試写券をフローテスさんにいただいたが行けず、お金を払ってみたがその強烈さは圧倒的である。ガイドさんにお聞きするとリオなどブラジルでは、人の住んでいない住宅を占拠していると、居住権が彼らに発生してしまうという。マイクロバスの窓から覗くとそういう廃墟同然の住宅があちこちに存在する。危険という事なので、そのスラム街にカメラを向ける事も禁止された。もっとも規模が大きいのは11月末に警官隊と衝突した上記ファヴェーラ地区で、普通の人は立ち入る事ができない。映画は続編も作られたが、こちらは大したことはなかった。
Zensai
(レストランの前菜)
▼ブラジルでは人種差別が一切ないとガイドさんが話してくれた。さらにもし黒人を差別すると処罰されるとも…。わたしは南米の移民問題の専門家ではない。詳しくはそれが研究テーマNさんにお聞きになると良いかも知れない。しかしわたしがこの間読んだ何冊かの本を見ると、ブラジルは1900年代に入って国を開発するために、渡航資金を出して移民を受け入れている。その中の一つに日本も入っている。彼らは筆舌に尽くしがたいマラリアや、風土病と闘いながら開墾をして馴染んでいく。それから判断するとブラジルは国を開発するのに、他民族の力を必要としたのではないかと考えられる。だから「人種差別」があったのでは、人々のやる気を無くすと考えたのではないだろうか?
Nikuryouri
(肉料理、客の目の前で切り分ける)
▼わたしはトルコを旅したあたりから国民の顔で国籍が分からないのだ、という事を感じた。ガイドのFさんも日本に初めて来た時、「周りが日本人の顔をした人ばかりで驚いた」と語っていた。島国で「大和民族」などと言って威張っているのは、笑止千万の事なのだ。しかしブラジルに行った日本人たちが、日露戦争で「ロシアを負かせた」事が現地の人たちに畏敬の念を持って迎えられた事は事実であるようだ。
▼さてレストランのドアを少しだけ開けてFガイドさんは一言二言話をすると、オープン5分ほど前だったが果たしてドアは客のための開けられた。この店は肉料理専門店である。まあ、次から次へと串焼きにした肉が次から次へと登場する。アメリカのターキーなどとは比べものにならない美味しさである。とくにベーコン・ウィンナーは美味しかった。前菜は多少遠慮しておいたが、それでも食べきれなかった。最後は調理場に案内され、串をもって調理人さんたちとツーショットを撮った。
Suidokyo
(リオのカリオカ水道橋)
▼帰りはあの有名なカリオカ水道橋や、歌となって有名なイパネマ海岸を通ってホテルに帰着する。ホテルでは事前に24時間スーパーで買って冷やしておいたブラジルワインで乾杯した。以後一晩ごとに参加者が毎日一本ワインを買っては乾杯を続けることになる。部屋のエアコンは激しい騒音を立てるだけで涼しくならない。それどころか洗濯物は2日干しておいてもまったく乾燥しないので、以後着たきり雀となってしまう。そして暑苦しいリオの2夜は騒音とともに更けていくのだった。早朝のコパカバーナの海岸の日の出はもっとも綺麗だとガイドさんは教えてくれた。カメラを持って行こうかなというと、「飛んでもない」何されるか分からないので複数で何も持たずに出掛けなければならない、と念を押される。明日は7時半の出発なので、日の出見物は止めておとなしく眠る事にした。
▼壊れたプリンターを一部壊してゴミに出したが、回収してくれる気配がない。そこで再び引き取って原型が分からないほど細かく破砕した。そして金属とプラスティックを厳密に分類した。分解してみると何故か黒インクが大量に流出して油を混ざって、プリンターの底に溜まっていた。
▼南米に行っている間に録画したビデオは多すぎて手が着けられない。ようやく「ER15」を2本見終わったところだ。先週放映された物の中に、モーガンスタンレー部長が出ていた。彼はコーエン兄弟の「ヒューゴ」や「エアフォースワン」のパイロット役でかなり知られる様になった、ウィリアム・H・メイシーである。さらに年始に放映された「フェノミナン」を見ていたら、「ER15」で病院の受付をしている丸刈りの俳優が出ていた。
▼本日からMINさんの「あたふた南米の旅」の連載が始まりました。

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