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January 21, 2011

南米世界半周の旅(8)

Pan
(リオのホテル朝食のパン)
▼今朝のNHKラジオを聴いていたら北沢防衛大臣が「沖縄基地移転問題では誠心誠意対応する」と発言していた。わたしは北沢防衛大臣は日本語を知らないのか、忘れてしまったのかと思った。広辞苑によれば誠心は「いつわりのない心。まごころ。」誠意とは「私欲を離れ、曲ったところのない心で物事に対する気持。」という事になる。防衛大臣の立ち位置が違うのである。北沢の軸足は重心がアメリカにあり、心は日本の沖縄にない。
▼昨日のブログで湧々さんから「ブラジルは人種差別がない。なぜなら原住民は人間扱いでないあkら、と以前聞きました」というメールを頂いた。ブラジルの歴史はちゃんと勉強していない。しかしネットなどでみると、インディオと呼ばれる原住民は北アメリカから陸続きで移動して来たらしい。ところが1500年代にポルトガルやスペインが移住してきて病原菌をまき散らす。ヨーロッパ由来の疫病が免疫のない多数のインディオの命を奪った。現地ガイドの説明によれば「脳を溶かす病気」と説明していた。
Asaiti
(リオの朝市で西瓜を売る叔父さん)
▼翌朝はちゃんとホテルのレストランで朝食を食べる事ができた。入り口にはマイケル・マドセン風なマスターが立っており「ルームナンバー?」と聞かれる。どこの国のホテルに行っても大体ビュッフェ方式になっている。テーブルの上に見た事もない人工甘味料の様な物が置いてあって、不思議に思って眺めていると隣の席に座っていたブラジルの女性がコーヒーなどに振りかける仕草をして見せた。さっそくHさんはその通り試して見ると甘味が強調されるようだ、と言っていた。
▼朝食が終わって外に出ると日曜なので朝市が出ていた。主として果物だったが、写真を撮らせて貰うと、西瓜を売っていた叔父さんが、「オハヨー、スイカ」と声をかけて来たので驚いた。ガイドさんによるとサンパウロには日本人が多いが、リオは少なくて2万人ほどだから見つけるのはかなりたやすい。犯罪を犯して逃げるならサンパウロだと冗談を言う。ガイドさんが娘さんと山間部に行くと日本人の作っている畑は一目で分かるという。日本人のそれは几帳面に畝がきちんと揃っているからだ。だが娘さんはその意味が分からない。男性が日本語を少し知っていたもは、もしかしてその山間部で畑を作っている日本人と知り合いだったかも知れないという事だった。
▼朝の出発時間が早かったのは空港が混雑していて出発手続きに時間がかかるといけない、というガイドさんの心配りだった。空港に着いてチェックをすると「チケットの代金が入金されていない」という。ガイドさんは「Eチケットの控えを出して下さい」という。通常海外旅行の航空チケットは、Eチケットと言って購入するとパスポートをかざすだけで飛行機に乗れる。カウンターの男性は持って10分くらい引っ込んでいた。それはコンチネンタル航空との手続きの問題らしかった。ガイドさんは「こういう場合女性係員だとパニックになって交渉の余地がない場合が多い。男性係員で良かった」と語った。
Beach2
(コパカバーナの海岸の海水浴客)
▼ガイドさんは「途中curitiba(日本語の表記は数種類あり、一応クリチバにする)で飛行機は止まるが、降りずにそのまま乗って終点のイグアスまで行く事」と念を押され手を振って別れを告げる。しかし空港にやってくる客を見るとチョコレート色の肌をした美女の多く、その美しさを見ているだけでため息が出るほどだった。飛び立つと左手に海を見て南米大陸を南下する格好になる。海は輝いていた。回りは当然外国人ばかりでしかも幹線ではなくローカル線で英語の会話すらきこえて来ない。今回の路線ではここが一番気に入った。ふと1年前に読んだ旅の本で「旅先の列車で中島みゆきの『わかれうた』の、「途にたおれたて誰かの名前を、呼び続けたことがありますか」を聞いて涙が止まらなかったと書いてあった。今回わたしは色々な曲をウォークマンに入、この路線で確かめて見た。ただ中島みゆきの「わかれうた」よりも、ネーネーズの「I千鳥ブルース」の方がピッタリきた。「♪旅のやどりや-、雨宿り…」
Curitiba
(クリチバで途中下車?)
▼途中のクリチバでは半数以上の客が降りて30分ほど止まっていた。するとまた同じ数の客がドヤドヤと乗り込んで来た。わたしたちの席は一番後ろだったが、荷物の積み卸しでタラップが開いたので「写真を撮らして欲しい」(foto ok?)と(事前にポルトガル語もスペイン語も写真はfotoであることを調べて行った)聞くと「OK」と返事をされたので早速何枚か撮らせて貰った。速報で送ったブログの写真は再び舞い上がった飛行機が上空にいるとき携帯の内蔵カメラで撮ったものだ。やがて河の流は太さを増し、濁って来た。そしてイグアスの滝の眼下に見える様になってきた。空港を降りると今度はかなり無愛想な男が出迎えに立っていた。名前はR氏でガイドは15年やっているということだが現地生まれらしい。そして出迎えの車に乗り込むやいなや、自己紹介するよりも「イグアスの遊覧飛行が100ドル、ラフティングのイグアスの滝のしぶきの下に潜るツアーが100ドルと売り込みばかりするのだった。

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