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January 24, 2011

南米世界半周の旅(11)

Iguasuhotel
(イグアスのホテルのフロント、右はガイドのR氏)
▼帰国後時差ぼけが中々治らない。現地ではM氏に強壮剤を頂いたりした。しかし1月4、5日と仕事の挨拶回りをして、南米に行って何日か泳いできた。だから帰国後「今年もどうぞよろしく」と言われてもピンと来ない。実際の季節と体感季節が一致しないので困っている。東回りがこんなに辛いとは思っていなかった。それも身体はどうやら元通りになって、あとは精神面の整合性をとるだけだ。昨日はマンションの管理組合の会議もあったが「委任状」を出して恵比寿東京写真美術館の中にある映画館で「その街のこども/劇場版」を見て来た。これはNHKで放映された阪神大震災がテーマで森山未來と佐藤江利子が出演する作品に+αして劇場版にしたものだ。
▼2時間ほど待たされて急にチェックインが始まった。機内ではiPhoneを使っている人もいるが、パーサーに見せると「OK」と言ってそのまま使って入る人もいた。もちろん携帯としてではない。あと静かにキンドルで読書している人もいた。ところが目の前に恋人らしきカップルが座席を隔てて座っている。女性はベネロペ・クロスを若くしたような、びっくりするような美しい人で、わたしと同じ位置の後部座席に座っている男と話をするとき首を傾げてのけぞりながら、フライトの1時間半ほどの間ずっと話続けていた。こういうのはかなり目の毒である。
Kinaishoku11
(機内食は簡単だった)
▼ブエノスアイレスの空港には清楚な気配りのできる美人マリアさんが迎えに来てくれていた。祖先は鹿児島生まれで彼女は4代目になり、当地で医師と結婚しているという。マリアさんにイグアス空港の事を話をすると、「アルゼンチンの交通機関の遅れは日常茶飯事で、4、5時間遅れることは当たり前。遅れても言い訳や説明は一切ない」、との事で唖然とした。アルゼンチンで思い出す映画はまず1997年の「ブエノスアイレス」であろう。:トニー・レオンと今は亡きレスリー・チャンが出演する同性愛を描いたものだった。内容はすっかり忘れてしまったが、パタゴニアやイグアスの滝が出ていたように思う。次が昨年3本も公開された、「瞳の奥の秘密」それに「ルイーサ」これは一時期渋谷「ユーロスペース」映画紹介欄にわたしが書いたブログがリンクしていた。そして「アルゼンチンタンゴ伝説のマエストロたち」があのコロン劇場を舞台に繰り広げられた。なぜ1年間にアルゼンチンの映画が3本も紹介されたのか分からないが、いずれも良い作品だった。ところがアルゼンチンに滞在している人にお聞きしても、その映画の存在をご存知なかった。
Buehotel
(ブエノスアイレスのホテル街)
▼車の中で注意事項を聞きながら50分ほどで市内の中心部にあるホテルに着く。これぞ今回の旅行で銀座にあってもおかしくない、立派なホテルだった。ホテルの目の前に中国人が経営するスーパーマーケットがあって必要な日常品はここで買うように言われる。さらに夜のタンゴショーは各国人混載の車が迎えに来るので乗り降りする車を間違えないようにと指示をして帰っていった。わたしたちはスーパーで例の「us doller ok」と念を押して買い物をする。しかし発音は「ユーエス、ダラー、オーケー?」と言わないと全く通じなかった、「us」を抜いてもレジの中国人女性に「?」と首を傾げられてしまう。そこでそれぞれマテ茶を大量に買い込む。さらに今晩の乾杯用にワインとハイネケンビールを3本買った。
▼実はブエノスアイレスにはM氏のお友達が日本からお孫さんの面倒をみるために1年間滞在して「ちょっとアルゼンチン」というブログも書いておられる。M氏は到着するとまずホテルの電話で、MS氏の携帯に「ホテルに着いた」と連絡を入れると「40分ほどで来る」というご返事だった。MS氏の息子さんがアルゼンチンの女性と結婚し、お孫さんができたので手伝いに来ていらっしゃるのだ。といっても観光ビザなので3ヶ月ごとに近隣の国に一度出国して、再入国するという面倒な手続きが必要になる。そのたびに帰国の日時を指定していない航空券のチケットを延長する。その費用がバカにならないとおっしゃっていた。フロントに座っているとMS氏ご夫妻が見えた。わたしは初対面なのだが、M氏とは某学園時代の旧友という仲であるという。詳しくはM氏の連載に譲る。ご夫妻はアルゼンチンのみずみずしいメロンを食べやすいように切って持って来て下さった。わたしはご夫妻が日本食に飢えていると聞いていたので、持ってきた日本の非常食と抹茶ラテ、それに饅頭などをプレゼントした。
Kuukoube
(やっと到着したブエノスアイレス空港)
▼お話は1時間ほど続き、ブエノスアイレスでぜひ行った方が良い場所やカフェをご紹介して下さった。帰り際わたしの携帯が不通になっているのを知り、「奥さんに伝言ありましたらメールしておきます」とおっしゃって下さったので、携帯は通じないが予定通りに帰国するというメールをお願いした。そうこうしているうちにタンゴショーに行くためのドライバーが迎えにやってきた。そして私の名前を呼ぶ。わたしのパスポートは「u」は抜くように発給担当者から言われているので、外国人が言うと「東風ふかば、思い起こせよ」風になってしまう。タンゴはカメラでの撮影は禁止で見つかると取り上げられるというので持たずに車に乗り込んだ。

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