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February 16, 2011

NHKCU現代、存続の危機に立つ「夜間中学」を見る。

▼きょうと明日は朝が早いので手短に書く。昨晩NHKのクローズアップ現代は存続の危機に立たされている夜間中学だった。映画「学校」のモデルとなった夜間中学はわたしの住んでいる町内にある。昨日紹介されたのは北九州だった。登場するのは映画の中で西田敏行が演じた松崎運之助先生である。彼は65歳で定年になって一度退職したが、今でも1週間に1回通ってくる。
▼夜間中学にくる人々は何らかの理由で学校に行けなかった年配のお年よりや、中国からの帰国子女と思われる人たちがいる。登場した80歳を過ぎた女性は、小さい時奉公に出されて学校に行く機会を失う。夫が亡くなった後は文字が書けないから銀行に行って引き出しすることもできない。また駅やバスの文字が読めないから引きこもりになってしまうと訴えていた。これは海外旅行に関しても同じことが言える。
▼わたしは昨年ポルトガルに行ったと出会った、Aさんの行動力に圧倒された。というのは彼女は私より年上だと思われるが、行動力溢れていて、町で会った外国人にも積極的に話しかけ「Which is the country?」という事から会話を始める。これができないと旅の楽しみは半減すると思って1年間テキストを買ってNHK基礎英語を始めた。一日にたった1時間だから効果抜群とは言えないが、相手が何を言おうとしているか位は、何となく分かる様になった。あと2年やればもう少しまともな会話ができる様になるのではないかと思っている。しかし先日オートバイで世界を二周した女性にインタビューしたら、現場に放り込まれると否応なく使うようになるということだった。
▼さてその先のお年よりは男子大学生のボランティアが「交換日記をしましょう」と誘われて、交換日記を始める。男性は自分の身のまわりの出来事、例えば「彼女とデートしたが喧嘩した」という様な事まで書いて、漢字には振り仮名をつけて、さらに簡単なイラストまで入れる。お年よりの書いた文字の間違い、画像で日記は「前後」が「後前」になっていて「ぜんご」と振り仮名を振ってあった。しかしこの夜間中学も、今は自治体の財源不足などを理由に給食費など補助の打ち切ったり、外注化して給食職員の首切りなど行われ始め、学校に通えなくなる人が出てきている。最初の松崎さんの元には全国から手紙が送られて来て、「どうかわたしを見すてないで下さい」と書かれていた。
▼このように年配者だけでなく、虐めで不登校になってしまった子ども達の救いの場ともなっている。高校進学を控えた女子学生は、高校に行ったら再び虐めを受けるのではないかと、毎日悩んでいる。その民間夜間中学の校長は、普段の仕事は鍼灸師で彼女をみまもり、この問題は「自分がやる気になるまで待つしかない」と言う。公立中学では行っても不登校でも「卒業証書」を出して「卒業」を形式的に認める。一方では大人だけで17万人はいるという学びたいという人たちの声に、どう対応しようとしているのだろう。学生は支援する人たちは「支援を打ち切らないように」という署名活動を続けていた。

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