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March 29, 2011

311までは原発の電力に支えられた虚構の繁栄だった。

▼1週間前に行った靖国神社と千鳥ヶ淵はまだ桜の咲く気配もなかった。昨日の報道によるとようやく東京の桜の開花宣言がでた。それにしても原発事故の先が見えないと、花見をする気分にもならないというのが皆さんの正直な気持ちだと思う。
▼今朝のNHKラジオ「経済展望」では内橋克人氏が「原発安全神話はいかにつくられたか?」という内容で話をした。内橋が指摘したのは3点だった。島根の原発の公聴会で住民から「事故が起きたら宍道湖を泳いで逃げろというのですか?」という質問に、「きょうは意見を聞くだけの場だから」と答がなかったという。さらに学校教育の場でも「原発の必要性」が正当化されて教えられていた。それにわたしが常々して行きしているタレントや俳優を使った「わたしは必要だと思います」という洗脳CMの流布の過ちを指摘していた。
▼27年前のきょうアメリカではスリーマイル事故が起きているが、それをきっかけに原発が見直された。マンクーゾ報告というものがあり、日本のような人口密集地で事故が起きたらどこに避難すれば良いのですか?日本は広島、長崎と原爆による被爆体験があるのだから、これ以上被害を出さないように考えて欲しいと訴えているという。
▼昨日は何人もの友人からメールをいただいたい。被災地に近い地域にお住まいのAさんは「きょうの目」に書いている原発問題はその通りだと思うので、もっと大勢の友人に「きょうの目」を読むようにお勧めくださる、とおっしゃって下さった。
▼Bさんは昭和30年代のレベルで暮らす事を心がけていらっしゃる。20年前に家を建てたとき、バリヤーフリーにしても、オール電化にせず、電気とガスの2つのエネルギー源を確保しました。いまは、4年前に、ソーラーも入れたので、昼間に太陽が出ていれば、1500wまで使えます(ただし、クーラーは100vのものしか使えません)。また、石油ストーブも以前使っていたものを捨てず、震災に備えて保管していたので、先日出して備蓄してある石油を入れたら使えます。とおっしゃっていた。
▼我が家など2年前にキッチンをリニューアルしたとき老後の事を考えてオール電化にしてしまったが失敗だと思っている。
▼最期は地球の裏側のA国にお住まいのCさんである。当地では電力料金はかなり高いので夏は40度あってもエアコンは使わず、扇風機で我慢している。最初は苦痛だったがこどもさんたちはパンツ一枚で水遊びをしている。それに当地は日本と違って「計画停電」などではなく、頻繁に「いきなり停電」が起きるので懐中電気とロウソクは必需品である、とおっしゃっている。日本も「計画停電」で終戦直後と変わらなくなってきつつある。もう物を持つことが豊かさと同じであるなどと、勘違いしない方がよい。どうせ事故があったら着の身着のままでしか逃げられないのだから…。
▼昨日の朝日夕刊の最終面を見ても薄暗くなった東京がでていたが、これで何も不自由はないと思う。NHKTVでは午後6時50分に天気予報に切り替わるが、渋谷から六本木方向のビルを写した夜景が随分薄暗くなったなと、見るたびに思う。さてきょうも読者のみなさんの電気に関する御意見をお聞かせいただきたい。今朝の朝日では加賀乙彦、宮崎駿の原稿はとても良かった。それにNHKTVで南相馬市の原発被災地に救援で入った諏訪中央病院の鎌田みのる氏の行動力にも勇気づけられた。

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