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March 28, 2011

◇「神々と男たち」を見る。

▼昨日は300件を超える方々にアクセスしていただきました。アクセス数は通常の倍ですが、その内容は原発CMや御用学者という言葉が圧倒的に多かったです。今朝のNHKラジオ「ビジネス展望」で鈴田敦之さんが原発と産業について語っていた。それによれば原発は直接の企業だけではない。たとえば福島で言えば先日「愛川欣也パックイン・ジャーナル」で後藤さんはWEの技術を日本のプラントは東芝が転用しているという。日本の原発はそれに日立、三菱の3社の独占されている。それに<日本製鋼所>大型の圧力容器や蒸気タービンの一体型ローターシャフトなど、同社の室蘭製作所でしか作れない鍛造部材が少ない。<オルガノ>復水濾過装置。<日立造船>キャスクやキャニスターと呼ばれる使用済み燃料を輸送・貯蔵する容器の製造。これら設計工事会社や更に売り込みをする商社など巨大なコングロマリットになる。
▼言葉で「原発をなくせ」というのは簡単だが、現実に電力不足が続いて日本の経済は停滞したままで良いのかという巻き返しの逆宣伝も行われている。夏に3割の電力不足ならば、それで耐えて暮らそうという発想に切り替えないといけない。街の灯りが暗くなっても、店が24時間開いていなくても、夜は午前零時でTVは放送を止めも不便はない。TVで頑張れニッポンというCMが溢れている。悪いとは言わないが内容が具体的でない。一体「スマップの<日本の力を、信じてる>の最期に登場するむさ苦しい男は何者なのだ?」と家族に聞いたら、ウルフルズのトータス松本という人なのだという。ちっとも知らなかった。有名な曲は「サラリーマンNEO」の最期にでてくる「ええやねん」なのだそうだ。顔だけじゃ、誰なのかわからないものね。
◇「神々と男たち DES HOMMES ET DES DIEUX」後半フランス政府から「身の危険が迫っているから国外退去せよ」という勧告を牧師たちは全員一致してこのアルジェリアに残る決意をする。その晩質素な正餐する場面では赤ワイン各自一杯とパンがひと切れ配られる。そしてラジカセのスイッチが入ると「白鳥の湖」が小さな教会の食堂に響き渡る。「タンポポは大陽のお日様に向かって歩いて行く事はできないもの」と主祭が呟く。8人の牧師たちは自分の生きて来た過去をふり返り、一杯のワインを涙を流しながら飲み干す。
▼1996年のアルジェリア。フランスがまだ実効支配を続けているなか、7人の牧師たちは不便はアルジェリアの村で布教活動を行っていた。といってもアルジェリアはイスラム教の影響下にある。それでも牧師たちはコーランを勉強し、どうしたら彼ら村民に溶け込めるか苦心している。そんななか、近くに住むクロアチア人たちがゲリラに首を切られて死ぬ事件が多発する。フランス政府は牧師を呼びつけて、これ以上保護することはできないから帰国するように勧告する。牧師は教会に戻って他の6人に相談する。最初は動揺して「帰りたい」と言い出す牧師もいる。しかし彼らはこの無医村で治療活動をしており、村人からは唯一の治療機関として慕われ、毎日100人を超える患者が遠い村からも駆けつけてくる。
▼その彼らを放って逃げる様に帰国する事が神の教えなのか?自問する彼ら。さらに戦闘で負傷したゲリラも押し寄せて、治療せよ、薬を寄こせと奪っていく。その様子を怖そうに見ている患者たちは逃げ去るく。そんな時フランス軍は空からUHヘリで威圧する。それが逆効果だったのか、これは歴史的にまだ本当の事はわかっていない。翌日教会の本部の様なところからエライ人が来ているとき、ゲリラらしき一群が教会を急襲する。下手人はCIAの謀略やフランスの謀略機関という話もあるが未だに真相は分からない。だが映画では全員AKMを持っている。一人一番年老いた人はベッドの下に隠れて難を逃れるが、司教ら7人は引き立てられ連行される。その後首だけは発見されるが、死体はいまもって行方不明である。
▼土壇場で宗教者の取るべき立場は住民ととともに生きることなのか?政府の指示に従って退去して命を長らえることなのか。究極の選択を迫られる場面は胸を締め付けられる。銀座シネスイッチ。

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