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April 14, 2011

昭和館の「ポスターに見る戦中・戦後」展に行く

Okuni
▼一昨日2週間ほどかかった仕事をゆーパックにして注文先にお送りした。13日の午前中には届く筈である。納品した内容にクレームはなかったので、昼ご飯を食べてから北の丸公園に行く事にした。大手門から千鳥ヶ淵→九段下→飯田橋は毎年、桜の咲きそろった時期を見計らって歩いている。3週間ほど前にも歩いたが桜はまだ固い蕾だった。大手門を上がった江戸城の本丸跡で東京タワーを見ると、先端が本当に曲がっていた。都内で地デジが乱れているのはこのせいであろう。さらに天守閣跡の石垣の前で中年の女性から「国立劇場はどっちでしょう」と聞かれて驚く。「最高裁の隣の?」と聞くと「そうです」というご返事である。そして「武道館のちかくでしょうか?」とも聞く。地図をお持ちでないようだし、わたしは「方角は全く違うから、一度大手門まで戻って皇宮警察の人に聞いた方がよい」とお答えする。
Hanaikada
(千鳥ヶ淵のボートと花筏、クリックすると多少は大きくなる)
▼これからご紹介する写真はすべて、今年の撮り直したものである。しかし写真を載せると勝手に使う人がいるので、サイズは大きくしない。一昨日も「井の頭公園、花筏」という検索用語で入って来た方がいらっしゃる。写真はカメラにも取材の交通費にもお金がかかっている。あるとき「南米の写真」というコーナーに、わたしがクリチーバに向かう飛行機から撮った風景があって驚いた。
▼桜は満開を二日ほど過ぎた感じで千鳥ヶ淵では花筏のなかを漕ぐボートが、風物詩を感じさせる。この2週間土日も仕事の事が頭を離れず、本を読む時間もなく音楽を聴くひまもなかった。千鳥ヶ淵に来たもう一つの理由があった。それは昭和館(九段南03-3222-2577)で「ポスターに見る戦中・戦後」展、第一期公共事業・社会事業を見るためである。歴博にも同様な展示はされているが、ポスターのコレクションに限っていうとこちら方が優れている。戦争を遂行するに当たって重要なのは、「国民の思想」を一つの方向に集中させることである。見ていてやっぱりと思ったのは朝日新聞の戦争に協力する姿勢である。もちろん信濃毎日新聞の桐生悠々のような「大空襲演習を嗤う」と書いた気骨のある人もいた。しかし信毎の場合、在郷軍人会の「信毎不買運動」という圧力をかけられて、桐生は職場を去らざるを得なくなる。もう一人戦争反対の論陣を張った男に西日本新聞の気骨のジャーナリスト菊竹淳もいた。
▼しかし展示を見る限り朝日は「神風号は何日で地球を一周するか」というクイズを出したり、「貯金の増強で戦闘機を○百機、贈ろう」という、戦争協力スローガンを積極的に書き立てる。それにしても思うのは福島原発事故の危険レベルが引き上げられた時、新聞記者たちは一体何をしていたのだ。東電や政府の発表を鵜呑みして書いているなら、それは記者の役割を自ら放棄している。警察の目を盗んで(もしくは制止を振り切って)「禁止地域」の「第一原発の格納庫」に密かに潜り込んで取材して書け。NHKなど第一原発の映像をわざと「30km離れたところから撮影しています」、と注釈をつけているからお笑いだ。現実にフリーのジャーナリストである、広河隆一、森住卓それに、先日ご紹介した野犬となった動物たちを撮影したビデオジャーナリスト神保哲生らは、身体を張ってガイガーカウンターを身につけ「放射能の危険地帯」に入ってリポートを送り続けているではないか。「一流」大学を出た朝日ら一般新聞のサラリーマン記者たちには、所詮「政府発表」を鵜呑みにして、デスクの上で記事を書くしな脳がないのだ。
▼ポスター展の前期は4月17日で終わってしまうから、早めに行った方がいい。入場無料。
▼怒っていてばかりでは血圧に良くない。昨日立ち読みした本にこういうのがあった。
たのしみは 春の桜に 秋の月 夫婦仲よく 三度くふめし
   (5代目市川団十郎(江戸時代の歌舞伎役者)
▼さあ、中島美嘉の「桜色舞うころ」でも聴いて機嫌をなおそう。
今朝6時台のNHKラジオでやっていたので、想いだした曲です。

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