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May 23, 2011

ヴィスコンティの「山猫」をWOWOWでみる。

▼本日NHKで午後3時頃から衆議院で原発問題に関する参考人招致が行われる。証言にたつ人たちは昨日ご紹介したようにいずれもまともな人たちなので、時間があるかたはぜひご覧頂きたい。わたしは昼間はたとえテレビを見る時間があっても、見ないで読書をするようにしています。今朝のニュースで驚くのは東電がようやく福島原発1号炉と4号炉の真上で放射能測定を始めるというのです。神奈川や東京ですでに高濃度の放射能が検出されているのに、なぜ2ヶ月もたって重い腰をあげるのか首を傾げたくなります。
▼昨日近くの神社の境内を通ったら「尖○列島は日本の領土だ。○○の侵略を許すな」というポスターが貼られていたので、いささか驚きました。これは神社本庁の指示なのかと思って調べると神道政治連盟鹿児島県本部が署名活動を積極的に進めていることが分かりました。この問題に関しては実は日本では右から左まで、政党の意見は一致しているのです。選挙民の票目当てと言えばそれまでですか…。資源などない島なのですから、話合いで解決して欲しいものです。
▼注目ブログ
1)情報隠蔽で世界の孤児になりつつある日本。もはやチェルノブイリ当時のソ連以下かもしれない (上杉隆)
2)『釣りバカ日誌7』と「日本原子力発電株式会社」の関係。わたしは西田敏行という俳優が嫌いなので、一度もこの映画は見たことがない。読んでなーるほどと思った。
◇「山猫」ルキノ・ヴィスコンティの作品。先日WOWOWで放送された。1860年のイタリアはブルボン王朝から、国王ビクトル・エマニュエルの統治下に入った。そんな政治的な動揺が高まるなか、シシリー島の名門貴族であるサリナ公爵(バート・ランカスター)はかなり大きなショックを受ける。それもそのはず彼ら貴族は広大な土地をもって農奴からあがる利益を絞り取って優雅が生活を繰り広げていたのだ。それに公爵の甥のタンクレディ(アラン・ドロン)は、血気盛んなのでブルボン王朝側と戦った革命派に参加してしまう。その勢いは気品に溢れる娘コンセッタの心をしっかり掴んでしまう。わたしはこちらの方が好みであるが…。それはさておき。
▼しかしタンクレディは村長の娘アンジェリカ(クラウディア・カルディナーレ)の方が好きになってしまう。タンクレディは部隊に戻ると叔父にアンジェリカと結婚したいので、よろしく頼むとメッセージを送る。それに怒り狂うのはコンセッタの母や従妹たちである。だが公爵は時代が大きく変わりつつあるのを身をもって感じていた。それにアンジェリカとて美しく、自分とダンスを踊って欲しいと頼むではないか。さすがに激しい踊りには耐えられないがワルツを踊る姿は気に入った。しかし激しくないワルツでも疲れる。気のせいかディナーに誘われたが食べる気持ちが起きない。酒も飲めない。
▼おやタンクレディはかつて赤い革命軍の制服を着ていたが、いまは黒いが何故だ?聞くと「軍隊に残るにはどちらかを選ばなくてはならなくなり、仕方なく国王軍に鞍替えした」というから、ちゃっかりしている。あいつは出世できればどちらでも構わないのだ。それそろパーティはお開きにするか?今日は気分が悪いから歩いて帰るよ。いやいや心配はいらない。将校連中は「これから仕事があるから」と一足先に出た。どうせ革命軍の残党を銃殺刑にでもするのだろう。ほら歩いていたら一斉射撃の銃声がきこえてきた。もう俺もこの広大な領地を守ることに疲れ切ってしまった。所詮俺も山猫だったんだ。3時間10分の長丁場でした。

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